ジブリ映画「君たちはどう生きるか?」は好き嫌いがハッキリ分かれる作品?

「君たちはどう生きるか?」は好き嫌いが分かれる? 日記・芸能ニュースなど

宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」については、何かと話題になっていますね。

まず、公開前に映画の内容が一切知らされていない、という前代未聞の公開の仕方にびっくりしました。

ジブリ映画と言えば、大々的に宣伝して、テレビでもひっきりなしに取り上げる、というので定番でしたから。

「君たちはどう生きるか」は賛否両論分かれる作品?

ただ、主人公の声を担当する俳優さんや声優さんに関しては、ギリギリまで明かされない時もありましたが。

それにしても、「何も知らされない状態」での映画鑑賞は、ドキドキ感と期待値マックスの状態での視聴になるのかな?

そもそも、宮崎駿さんの過去作品を好きな人が大半でしょうから、見る目は厳しく、どうしても過去作品と比べてしまうことになるのでしょうね。

今のところ、「良かった」という人と「期待外れだった」という人が、ほぼ半々だということ。

宮崎駿さんは、一度引退宣言されているので、「よくぞまた作ってくれた」という感涙に咽びながらの視聴、という方も多いでしょう。

なので、作品そのものの単純な評価というのは、非常に難しいのかな?と思います。

ある漫画家の方の感想を読んだのですが、以下のようなものでした。

「君たちはどう生きるか」漫画家の感想は?

公開初日に劇場で鑑賞したそうですが、内容に関してはよく分からなかったということ。

中盤から次々と不思議な世界が展開されるので、理解しにくいと感じたようです。

しかし、映像や演出の素晴らしさには非常に感動したとおっしゃっています。

「私は、これを観るためにここに来たんだ」と思ったほど。

やはり、映像の素晴らしさには眼を見張るものがあったようですね。

Twitterでも「途中までは、ワケわかんないと思ってみてたけど、後半は、ストーリーと映像に引き込まれるように、前のめりになって見入ってしまいました。」という意見も。

この方も、「君たちはどう生きるか」という映画は「観客の『ワカンナイ』『ツマンナイ』を圧倒的表現力で封じ込める怪作」と評しています。

内容に対する評価は人によって大きく異なると思われますが、宮崎監督の映像の魅力は健在だと確信したんだそうです。

一方、Yahoo!映画では、「つまらなかった」という人が「良かった」という人をわずかに上回る結果になった、と報じています。

■「つまらなかった」とした人の感想

「君たちはどう生きるか」はつまらない?

最低評価をつけたレビューは全体の33%に達しており、中には「124分間の苦行」「時間とお金を返してほしい」といった厳しい評価まであったそうです。

中でもストーリーに関しては、「ストーリーが意味不明」「超難解」といった「分かりにくかった」という意見が圧倒的に多かった、ということ。

過去のジブリ作品と比較して、「つまらなかった」と指摘するレビューも目立ちます。

「ゲド戦記よりもつまらない」「大衆娯楽として観るにはまったく価値がない」「期待外れだった」といった意見もありました。

■「感動した」「良かった」と思った人の感想

一方、星五つの最高評価をつけたレビューでは、「非常にメッセージ性の強い映画」「はじめから終わりまでワクワクする」「これこそが宮崎駿の作品だ」といった絶賛の声のオンパレード。

特に映像に関しては、3.5点と最も高い評価を受けており、「神がかった作画」「絵本のような鮮やかな色彩」といった映像美に魅了された人々の声が多く観られました。

ストーリーの難解さを批判する声にに対しての反論として、「ジブリ作品に分かりやすさを求めるのは間違っている」「自分の理解力の限界で作品を評価するのは悲しいことだ」という考えの人も。

また、「観た者の魂に残る名作」「良い意味での驚き」「星一つから星五つに変えた」といった声もあるようで、観るタイミングや視聴者が今置かれている立場などによっても、意見が分かれるようですね。

「君たちはどう生きるか」は、宮崎監督が吉野源三郎氏の同名小説を元にしたオリジナルストーリーを制作した作品ですが、原作は原作として十分にリスペクトしながら、映画として宮崎駿ワールドを貫くという姿勢に、心打たれる人は多かったのではないでしょうか?

木村拓哉さんや菅田将暉さん、あいみょんさんら豪華キャストが声優を務め、主題歌には米津玄師の「地球儀」が使用されていることでも話題になっています。