ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』日本版初演で堂本光一がウィリー・ウォンカに!

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2023.03.27
ロアルド・ダールの児童文学は、いわゆる子供向けの話ではなく、世の中の理不尽さや大人社会の汚い部分も描いた上でのファンタジー作品というところが気に入ってよく読んでいます。

中でも『チョコレート工場の秘密』は、映画化されたりミュージカルにもなったりと、ビジュアルの面からも楽しめるストーリーですよね。

映画も好きなので、映画の話を通してストーリーを説明します。

映画『チャーリーとチョコレート工場』の監督はティム・バートン監督ですが、ロアルド・ダール作の原作『チョコレート工場の秘密』に、バートン監督の独特な世界観とジョニー・デップの魅力的な演技を味付けして、新たな魅力を生み出しています。

映画のあらすじは、貧しい家庭に育ったチャーリーという少年が、世界中で大人気のウィリー・ウォンカ製のチョコレートに入っている金色のチケットを見つけて、チョコレート工場を見学する権利を得るというもの。

チャーリーは貧しい一家に育ったので、チョコレートを一枚買ってもらうのも一苦労、世界で5枚しか無い金色チケットをゲットするためには涙ぐましい努力があったんですよ。

チャーリーは、他の4人の子供たちと一緒に工場に入りますが、そこで見たものは想像を超える不思議な光景でした。

巨大なチョコレート川や食べられる草や果物、小さくて歌うウンパ・ルンパという生き物などが登場します。

しかし、工場見学中に他の子供たちは次々とトラブルに巻き込まれていきます。

欲に目がくらんだからですね。

チョコレート工場を見学する子どもたち

最後に残ったチャーリーは、ウィリー・ウォンカから工場を継ぐように言われますが、その条件は家族を捨てることでした。

この映画は、お菓子やファンタジーが好きな人にはたまらない作品だと思います。

色鮮やかで美味しそうなお菓子がたくさん登場しますし、工場内のセットや特殊効果も素晴らしい。

また、ウィリー・ウォンカ役のジョニー・デップは、天才的なショコラティエでありながら、子供じみた性格や冷淡な態度、過去のトラウマなどを見事に演じています。

彼の歌うミュージカルシーンも必見で、チャーリー役のフレディ・ハイモアも、貧しくても家族を大切にする優しい少年を巧みに演じて、人々に感動を与えてくれました。

バートン監督の作品らしく、ダークでブラックなユーモアも散りばめられていますし、原作とは違うオリジナルの展開も。

お菓子や夢だけではなく、家族や自分自身と向き合うことの大切さも教えてくれる作品なんですよね。

とにかく、画面のきらびやかさとは裏腹に、人間の欲深さや環境が子どもに与える影響、ウォンカの光と影、チャーリーの家族愛の強さなどなど、人間の内面に隠されている部分まで、丁寧に描かれているんです。

そんな『チャーリーとチョコレート工場』が、今年の10月に日本で始めてミュージカル化されることが発表されました!

しかも、ウィリー・ウォンカ役にはあの『SHOCK』で、ミュージカル単独主演記録1位を取り続けている堂本光一さんですよ。

チャーリーとチョコレート工場のウィリー・ウォンカ

これは、話題ならないわけがないですね。

クリエイティブスタッフも豪華で、日本版翻訳・演出は、ウォーリー木下さん、訳詞は、ミュージカル『シカゴ』『キンキー・ブーツ』なども手掛けている森雪之丞さんが担当。

振付は、ストリートダンス界の巨匠で堂本光一さんの多くの楽曲でも振付を担当しているYOSHIEさんと、JAZZダンス界で活躍されている松田尚子さんがタッグを組むという、贅沢極まりないメンバーとなっています。

ちなみに、ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の初演は、2013年6月から英ウェストエンドTheatre Royal, Drury Lane(ドルリー・レーン劇場)で上演されていますが、日本での上演はどんな感じになるのか?

想像をはるかに超えたミュージカルになることは、間違いないですね。

いやー、今から秋が楽しみです!