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吉岡秀隆がユーモア溢れる演技で魅せるドラマ「コタツがない家」-第4話ネタバレあらすじも

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ドラマ「コタツがない家」について

この作品は、会社社長兼カリスマウェディングプランナーの主人公・万里江が、夫・息子・父という3人のダメ男を養うことになり、新しい家族の形を模索しながら奮闘するホームコメディです。

「伝説のウェディングプランナー」として知られる万里江は、カップルの離婚ゼロの実績を持つ会社社長。

彼女は漫画家の夫・悠作の代わりに一家の大黒柱として奮闘しています。

悠作はぐうたらで、酒を飲んでゲームをし、ソファで寝落ちするだけで家事をしない存在。

家の中で一番役に立っているのは飼い猫の「チョーさん」かもしれません。

一人息子の順基は反抗期で、アイドルオーディションに落ちて落ち込み、進学先にも迷っています。

さらに、万里江の元妻で40年以上連れ添った清美から2年前に離婚を告げられ、万里江の父・達男も同居することになりました。

このドラマは、夫・父・息子が起こすトラブルに振り回されながらも、万里江が笑いながら戦い抜く様子を描いています。

キャスト
深堀万里江(ふかぼり まりえ)〈44〉-小池栄子
主人公。やり手のウェディングプランナー。
「コタツがない家」の主人公万里江はウエディングプランナー

深堀悠作(ふかぼり ゆうさく)〈51〉-吉岡秀隆
万里江の夫。10年以上も新作を描いていない売れないマンガ家。
深堀順基(ふかぼり じゅんき)〈17〉-作間龍斗
万里江と悠作の息子で高校3年生。
一見目立ちたがり屋ではなく、暗い感じに見えるが、アイドルを目指していた。
しかし、オーディションに落ちて挫折。
進路先にも迷う。
山神達男(やまがみ たつお)〈70〉-小林薫
万里江の父親。熟年離婚で1人になり万里江に引き取られる。慶大卒の元エリート商社マン。
八塚志織(やつか しおり)〈33〉-ホラン千秋
ウェディングプランナー。万里江の部下だが、相談相手にもなってくれる。
同棲相手との関係に悩んでいる。
貝田清美(かいだ きよみ)〈68〉-高橋惠子
万里江の母。達男との熟年離婚後、楽しく独身生活を送っている。
霞田和恵(かすみだ かずえ)〈49〉-野々村友紀子
キッチンカー「ブロンソン」の店主。
行くといつも、万里江愚痴を聞いてくれる。
ダメ男キャラの魅力
ドラマ「コタツがない家」には、吉岡秀隆さん演じるダメ男キャラクターが登場します。

ドラマ「コタツがない家」第4話感想

このドラマは、生田斗真が主演し、ニートの岸辺満とその家族の日常を描いた『俺の話は長い』(2019年/日本テレビ系)を手掛けた、金子茂樹が担当していますが、彼が描く「屁理屈男」を吉岡秀隆さんが、見事に表現しています。

確かに、ダメ男だからこそ言ってしまいがちな「屁理屈」を、悠作というキャラクターが「これでもか」と言い続けますが、その一言一言を、小池栄子さんが演じる万里江によって、一刀両断されてしまうところも、このドラマの見どころですね。

吉岡さんも、脚本に応えるために、代表作『北の国から』シリーズ(1981年~2002年/フジテレビ系)でよく見られた「口を尖らせる」演技をフルスロットルで披露することで、クズっぷりがさらに加速していき、「面白さ」となって消化されています。

このところ、吉岡さんの重いテーマのドラマを観ていただけに、自意識とプライドだけが高い屁理屈ダメ男を演じる吉岡さんの演技の幅を見せつけられる気がします。

小池栄子との掛け合いに見る、吉岡秀隆と小林薫のユーモア溢れる演技とドラマの見どころ
また、小池栄子さんも、前述の『俺の話は長い』で満の姉・綾子を演じているので、「ダメ男の屁理屈」との掛け合いはお手の物。

小池栄子さんって、ドラマには欠かせない女優さんっていう感じですが、本作が地上波ゴールデンプライム帯での初主演作品なんですね。

「相当気合い入っています」と記者会見でも語っていらしたように、今までにまして、セリフ回しがなめらかで、アドリブにも即対応してそうな、計算されているのに柔軟な演技力が見て取れます。

一方、小林薫さん演じる現在70歳の達男は、現役時代はエリートサラリーマンで、「常識にとらわれない生き方」を信念として生きてきた。

新卒から定年まで一流商社で働いたが、定年後、大学時代の親友から投資詐欺に遭い、老後のための貯金を失ってしまう。

というちょっと悲哀を感じるような役どころ。

それでも、エリートだった過去と持ち前の根性で、精一杯去勢を張って、悠作や孫の順基、それに娘の万里江に弱みを見せずに、明るく振る舞います。

時には、煙たがられ、居場所を失いそうになっても、自分の言うべきことはきちんと言う、という達男ですが、全く働かない悠作の行動を、いちいちメモったりするところは、なんだかユーモラスでさえありますよね。

多分、娘婿にマウントを取るためと、娘への愛情の裏返しなのかな?と思いますが、悠作の担当編集者(北村一輝)が、「お父さんとの日常を漫画にしてみたら?」というくらい、傍から見ると「面白い」んですよ。

「就職氷河期」に就職を諦めて、自由に自分の才能だけで生きることにした悠作は、もしかしたら、達男にとっては羨ましい存在でもあるのかもしれませんね。

第4話あらすじ
“指定校推薦の面接で、作間龍斗(順基)は故意に挑発的な態度をとり、不合格になった。

小池栄子(万里江)は、家族全員が揃った食卓で順基を問い詰め、浪人するためのお金は家にはないと説明した。

すると、順基は、思っていたよりも達男(小林薫)が700万円の貯金があることを明かし、衝撃を与えた。

一方で、吉岡秀隆(悠作)は、自分のファンだという女の子と何やらやり取りをしているようである。

3人が非難しあう中、万里江はブチ切れてしまう。”

うーん、順基くん、よっぽどお母さんが敷いたレールの上を歩くのが嫌だったんですね。

気持ちはわからなくは無いのですが、一度推薦入学に同意しておいて、面接であんな態度を取るとは!

順基くんに対しては「ダメ男」という枠には当てはまらないと思うのですが、相当なこじらせくんですね。

演じている作間龍斗さんは、一見イケメンで爽やかな高校生なのに、親には悪態を付き、話をややこしくする才能に飛んでいる難役を、よくこなしているな、と思います。

母親に反発しながら、根は優しいところとか、なんだかんだ言って女の子にも優しいし、おじいちゃんにも優しい。

本当は良い子なんだろうけど、子供の頃、母親が忙しくてかまってもらえなかったことが、今になって反抗という形で現れているんでしょうね。

ということで、これからも、この家族を見守っていきます。←偉そうですけど