「いちばんすきな花」第4話のネタバレ感想は?夜々は椿が好き?

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「いちばんすきな花」第4話の感想は?

『いちばんすきな花』前回4話までのあらすじ・結末を振り返ります!

主な登場人物たちについて

潮ゆくえ(多部未華子)
春木椿(松下洸平)
深雪夜々(今田美桜)
佐藤紅葉(神尾楓珠)

潮このみ(齋藤飛鳥)
望月希子(白鳥玉季)
穂積朔也(黒川想矢)
白石峰子(田辺桃子)
相良大貴(泉澤祐希)
小岩井純恋(臼田あさ美)
赤田鼓太郎(仲野太賀)

深雪沙夜子(斉藤由貴)

【いちばんすきな花】第4話のあらすじ&ネタバレ

「いちばんすきな花」今までの感想

第4話では、夜々のアパートに母の沙夜子が突然やってきます。

夜々は何か用事があったのかと問いかけますが、沙夜子はただ夜々に会いに来ただけだと言っていましたね。

もしかしたら、母親の勘で、夜々ちゃんに新しい友達ができて、心境の変化が現れたことを感じ取ったのかも知れません。

ただ、この時点では、「娘が私から離れてしまう」という不安が大きかったのでしょう。

「なんとかして繋ぎ止めなければ」という必死さを感じます。

夜々の部屋着を見た沙夜子は「もっと可愛いのを着なさい」と言ったり、新しい友だちができたことを喜ぶのではなく、真っ向から「あまり娘の友だちにはふさわしく無い人達」と決めつけていましたから。

夜々も、そんな母親の態度を疎ましく思いながらも、最終的には合わせてしまう自分にも嫌気が差していたようです。

一方、椿は駅へ向かう途中で、自分が純恋にあげた花がゴミ置き場の瓶に生けられているのに気づきます。

花に手を合わせて去ろうとする椿ですが、近所の住人に燃えるゴミを持ち帰るよう言われてしまい、仕方なく職場に花を持って行くことになります。

また、イラストの装丁の打ち合わせのため紅葉が出版社を訪れると、そこには椿がいました。

実は、紅葉が訪れていたのは椿が働いている出版社だったのです。

その頃、美容院で休憩していた夜々のスマホに母から「お夕飯なにがいい?」と連絡が来ます。

予定はなかったものの、「友達と約束している」と返す夜々に、沙夜子は誰だと詮索します。

すると、ゆくえから「今夜ヒマだったりする…?」と連絡が入り、定食屋さんで、二人で椿の「可愛いところ」を言い合っていましたね。

おにぎりのことをおむすび、ポケットをポッケ、「あるよ」というところを「いるよ」、など、本当に、夜々とゆくえは、椿のことが好きなんだなーという会話で、こちらも優しい気持ちになれます。

【いちばんすきな花】第4話の名言!名シーン

●「お人形にならないでね。夜々ちゃんでいてね」

「いちばんすきな花」第4話のネタバレ感想

これは、夜々ちゃんが、「ずっとママのお人形だった」、学校や美容院でも、常にお飾りのように扱われていた過去を引きずって生きている苦悩を、ゆくえに打ち明けた時に、ゆくえが夜々にかけた言葉です。

今まで、ずっと我慢していた夜々が、「自分の気持を素直に言ってもいいんだ」と背中を押された瞬間でしたね。

ゆくえ自身も、幼い頃からずっと「生きづらさ」を経験してきたからこそ、言えたのだと思います。

その後、夜々が特に頼んだわけじゃないのに、母親が待っている家には帰りにくいだろうことを察して、自分の家に泊めるなんて、親友でもなかなかできないことですよね。

ゆくえは、他人の気持ちに寄り添える人なんだ、ということがよーくわかります。

●「いいとか悪いには理由がいるけど、好きとか嫌いに理由はなくてもいいんだよ」

紅葉のイラストを見て「好きだなー。可愛い」というゆくえに、「いい悪いじゃなくて、好きって言ってくれるのが嬉しい」という紅葉。

椿も、紅葉のイラストを見て、「好き」と言っていましたよね。

確かに、大人になると、「好き嫌い」よりも「良い悪い」で判断しがち。

イラストを見ても、「良い絵ですねぇ」なんて言ってしまう自分が居ますが、もっと素直に「好きか嫌いか」を言っていいんだ、と気づかせてくれるセリフでした。

●『好きだけど、嫌いなとこがいっぱいある』

これは、ゆくえに背中を押された夜々が、帰ってしまったママに電話で本音をぶつけるシーンで言っていた言葉。

泣きながら、今まで言えなかった自分の気持ちや、本当に好きなこと・嫌いなことを伝える夜々ですが、お母さんのことは好きだし、愛情はしっかり受け止めていたんだ、とわかるセリフですよね。

男の子ばかりの兄弟の中で、やっと生まれてきてくれた女の子。

可愛いのはわかるけど、お母さんの愛情は、かなりゆがんだ形になっていました。

夜々が、我慢強い子だっただけに、なかなか自分が間違っていることにも気づけず、いや、気がつくのが怖かったのかもしれません。

そんな我が子の「今まで辛かった」という言葉を聞いて、ショックを受けた反面、ようやく我に返ったのでしょうか?

「ママの理想を押し付けてしまったのかもしれんね」と詫びるシーンは、感慨深いものがありました。

毒親?と思っていたけど、愛情の方向性が間違っていただけだったんですね。

そういう意味でも、ここで気がつけて良かった!

夜々ちゃんも、よく言った!というところ。

それもこれも、椿、ゆくえ、紅葉との出会いがあったからこそだと思うと、出会いって大事だな、と思います。

「いちばんすきな花」次回予告は?

次回は、紅葉と椿の間で起こるハプニングが発端になるようですが、今後、この4人の関係性がどうなるのか?

第4話の最後の方で、夜々の美容院を訪ねて髪を切ってもらう椿と夜々の、仲の良さそうなシーンがありましたが、こういうシーンを見ていると、「夜々は椿が好きなの?」なんて、野暮なことを考えてしまいます。

男女間の関係性を、恋愛だけではない観点で描かれているから素敵なドラマなのに、どうしても恋愛に絡めてしまうのは、悪い癖ですね。

もし恋愛に発展したとしても、他の恋愛ドラマのように、ハラハラ・ドキドキではなく、安心して見守っていられるような気がします。