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ドラマ『対岸の家事』が描くリアルな人間関係-悪気の無い一言は許される?

「対岸の家事」第四話の感想 コラム

「対岸の家事」第4話の「持つ者」とは?

「悪気のない一言」が壊す日常――ドラマ『対岸の家事』が描くリアルな人間関係のほころび

日常の中に潜む小さな“暴力”――人間関係や子育てのテーマを丁寧に描いているドラマ『対岸の家事』、第4話で描かれていたのは、立場の違う人達がかける不用意な言葉で、どれだけ傷ついている人が居るか?ということ。

「持つ者」と「持たざる者」のタイトルでもわかりますが、この立場は微妙で、入れ替わったり、本人の思い込みだけだったりもするのです。

「悪気が無いから怒ってはいけない」という思い込みで、何もかも抱え込んでしまう人が多いのは事実。

まあ、ここまでデリカシーが無い言葉を浴びせなくても、立場が違う人に向けて、自分の正論を振りかざしたり、親切ごかしにお節介な言葉をかけてしまうことは、よくありますよね。

そんな、人間関係あるあるを、いろいろわかりやすく詰め込んで、問題提議をしてくれるドラマなのかな?と思いました。

多部未華子さん演じる詩穂でさえ、一ノ瀬ワタルさん演じる虎朗の気持ちが察せられなくて、こんな仲の良い夫婦でも、一度は仲違いしてしまうのですから。

最後、ちゃんと和解した二人ですが、その後、なにやら不安要素ありありの人影が現れ、次週の展開が気になるところです。

演じているのは織田梨沙さんで、彼女はシングルマザーの白山はるか役を務めています。

彼女の登場によって、物語はまた新しい方向へと進み始めました。

「対岸の家事」第四話の感想

子育てがテーマ――重圧は男女問わず

『対岸の家事』が扱っている大きなテーマのひとつが「子育て」です。妊娠、出産、育児といったプロセスは、社会的にも家庭的にも多くのプレッシャーを伴います。このドラマでは、そのプレッシャーが女性だけでなく、男性にも重くのしかかっている様子が丁寧に描かれているんです。

視聴者の中には、共感を覚えたという声が多く、「自分もあの状況を経験した」「あのセリフが心に刺さった」といったリアルな感想が目立っています。

「悪気がない」は言い訳にならない――共感広がる視聴者の声

特に注目されているのが、「悪気がない」という言葉の扱いです。何気ない一言が、知らず知らずのうちに誰かを深く傷つけてしまう――そんな場面がこのドラマには数多く出てきます。

実際に「妊娠中に親族から言われた一言が忘れられない」といった声も視聴者から寄せられており、「悪気がなければ許される」という考えがいかに危ういかを改めて感じさせられます。

このテーマは、セクハラやパワハラといった社会問題とも重なり、見ている人に「自分はどうだろう」と考えさせる力を持っているんです。

じわじわと近づく不穏な影――次回の展開に注目が集まる

最新話では、詩穂と虎朗の関係に新たな波風を立てるかのように、白山はるかが静かに登場しました。まだ彼女の目的や感情ははっきりとはわかりませんが、その視線には何かしらの意志が込められているようにも見えます。

この先、彼女がどのように物語に関わってくるのか、詩穂たちの平穏な日常がどう揺さぶられていくのか――気になるポイントが満載です。

人間関係の“リアル”が詰まったドラマに目が離せない

『対岸の家事』は、家庭内の問題や社会的なテーマを繊細に描くことで、多くの共感と注目を集めています。ただのフィクションでは終わらない、どこか自分にも重なるようなリアリティがこのドラマの魅力です。

現在進行中の主婦だけでなく、未婚の男女、既婚男性、子育てが終わった主婦など、さまざまな世代に見てもらいたいドラマですね。