「クジャクのダンス、誰が見た?」の第1回のあらすじと感想
金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」の第1回の放送が、ついに始まりました!
その中で一瞬だけ映った、90年代を代表するトップ女優の姿が、視聴者の心を大きく揺さぶったのです。エンドロールに浮かび上がったその名前――「仙道敦子」。久しくその名を耳にしていなかった多くの人々が驚き、画面越しにざわめきを生みました。
第1回のあらすじ
主演を務める広瀬すずが演じるのは、大学生・山下心麦(こむぎ)。彼女は、心の中にぽっかりと空いた穴を抱えながら生きる大学生。心麦は、いつも穏やかで優しかった父・春生(リリー・フランキー)と二人で静かに暮らしていました。しかし、ある日その平穏は唐突に破られます。父が、かつて自身が逮捕した事件の犯人の息子によって命を奪われてしまったのですから。
どんなに悲しみにくれていても、お腹は空いてしまう。場違いな自らのお腹が鳴る音で、空腹に気づいた心麦は、父と通っていたラーメン屋台に向かいます。
思いがけず、ラーメン店主から、父に託されていたと言いながら渡された封筒。
そこには、まるで自らの死を予感していたかのような手紙が入っていました。手紙には数人の名前が記されており、もし今回の事件で逮捕された人物がその中の誰かに該当するならば、「それは冤罪だ」と書かれていたのです。そして、その手紙には、弁護費用としての300万円が同封されていました。
父の死を巡る謎、そして彼が残した言葉。その全てが心麦の胸に深く突き刺さり、彼女は父の遺した手紙に名前のあった弁護士・松風(松山ケンイチ)とともに、真実を追う旅に出ることを決意します。
父親とは血がつながってなかった?
もう、これだけでも謎だらけな展開なのですが、火事で焼け落ちた後の自宅で遭遇した、雑誌「週刊ジダイ」の怪しい記者・神井孝(磯村勇斗)が、「あなたとお父さんは、本当の親子じゃないですよね?」なんて、意味深な言葉を発します。
そう言えば、心麦の飲みかけのペットボトルのお茶を嬉しそうに見ていたから、DNA鑑定でもしたのかもしれません。
だとしたら、心麦は、一家6人が殺害事件の当事者で、たったひとり生き残った当時6ヶ月の赤ちゃんだったのかも、と考えるのが妥当ですよね。
そう思わせておいて、実は違うというパターンもありそうですけどね。
エンドロールに映し出された女優の名前にビックリ!
物語の終わりに映し出されたエンドロール。松山ケンイチや磯村勇斗といった豪華なキャストの名前が並ぶ中、ひときわ目を引いたのは「仙道敦子」の名でした。その名前がネットを駆け巡り、瞬く間に話題となり「仙道敦子!?久しぶりだ」「えっ、仙道敦子さんが出てるの?」「見逃した!もう一度見なきゃ!」といった投稿が次々と上がり、人々の記憶に眠っていた彼女の存在が鮮やかに蘇ったのです。
劇中では、心麦が父の事件現場となった火事で焼け残った家に足を踏み入れる場面がありますが、そこにあったのは、幼少期の彼女と母親が写る写真。その写真の中に、母親として映っていたのが仙道敦子だったのです。物語の中で心麦は、幼い頃に母を亡くしたという設定ですが、写真に映る母親の姿はどこか意味深で、視聴者の心に謎を残す結果となりました。
「仙道敦子が母親役…これはただの偶然ではない気がする。」
「彼女がこのドラマに出演している意味、きっと何かがある。」
そんな声がネットを通じて広がり、物語の奥深さにさらに拍車をかけます。
透き通るような広瀬すずの演技と、圧倒的な存在感を放つ豪華キャスト。そして、一瞬の登場で視聴者の心を掴んだ仙道敦子の名前。このドラマが描き出す人間模様と謎は、これからどんな展開を見せるのか、来週も楽しみです――。