ドラマ『リブート』は情報量が多すぎる?
鈴木亮平さん主演のTBS日曜劇場『リブート』。
第1話の放送直後からSNSでは「情報量が多すぎる」「もう一回見直した」「絶対伏線あるでしょ」と、早くも考察合戦が始まっています。
なかでも一番多い意見が
「本物の儀堂は本当に死んでいるのか?」
という疑問。
私も、初回から違和感だらけのこのドラマを、どう観たらいいのか混乱すらしているのですが、こうなったら、私なりに考察して、楽しんで観ようと思っています。
今回は、第1話の描写をもとに「本物の儀堂は生きている説」を中心に、気になる考察ポイントを整理していきます。
そもそも『リブート』第1話のざっくり振り返り
物語の主人公・早瀬陸は、洋菓子店を営むパティシエ。
2年半前に妻・夏海が突然失踪し、家族とともに帰りを待ち続けていました。
しかしある日、刑事・儀堂歩から「山中で発見された白骨遺体が妻の可能性が高い」と告げられ、事態は一変します。
さらに捜査が進むにつれて、なぜか陸自身が“妻殺しの容疑者”として追い詰められていく展開に。
そんな中、ゴーシックスコーポレーションの公認会計士・幸後一香から提案されたのが、
「儀堂になりすまして生きる=リブート」という大胆な選択でした。
ここまでも十分重たい展開ですが、第1話がすごいのは「説明しすぎない違和感」が随所に仕込まれている点です。
考察① 「甘い物が苦手」設定の食い違い
まず、多くの視聴者が引っかかったのが甘い物に関する描写です。
陸が“儀堂として”一香と洋菓子店を訪れたシーンで、一香はこんな忠告をします。
> 「儀堂は甘い物が苦手だから、人前では食べないで」
ところが、物語序盤で描かれた“本物と思われる儀堂”は、最初に訪れた陸の店で、シュークリームを普通にかぶりついているんですよね。
これ、かなり不自然です。
* 本当に甘い物が苦手なら、そもそも選ばない
* 苦手設定が嘘なら、誰の認識がズレているのか
* 一香は何を知っていて、何を知らないのか
「うっかりミス」にしては、日曜劇場としては怪しすぎる描写です。
むしろ意図的に違和感を残していると考える方が自然でしょう。
考察② 冒頭の「半年前」の意味深すぎるシーン
第1話の冒頭で描かれた、半年前の回想シーンも重要です。
ニワトリ小屋に閉じ込められていた儀堂が、一香に助け出され、
「決めた。リブートだ」
と語る場面。
この時点では、「儀堂が何かを決断した」ということしか分かりませんが、よく考えると疑問点だらけです。
* なぜ刑事がニワトリ小屋に監禁されているのか
* なぜ一香だけが助けに来られたのか
* この時点で“誰の人生をリブートする”つもりだったのか
もしかしたら、この時点で本物の儀堂が刑事では無い可能性も出てきます。
いや、そもそも、この時はまだ儀堂では無い誰かだったのか?
考察③ 「本物の儀堂」と「今の儀堂」は別人?
甘い物の描写、冒頭の監禁シーンを総合すると、こんな仮説も浮かびます。
* 我々が「本物の儀堂」だと思って見ている人物が、すでに別人
* もしくは、儀堂は二重の顔を持っている
つまり、「誰が本物か」という前提そのものがミスリードになっている可能性です。
日曜劇場は過去にも、
* 視点人物の認識がズレている
* 重要人物が実は入れ替わっている
といった仕掛けを多用してきました。
『リブート』もその系譜にあると考えると、「儀堂=一人」という思い込み自体が危険かもしれません。
考察④ 監察官・真北の存在が示すもの
忘れてはいけないのが、儀堂を厳しく監視する監察官・真北正親の存在です。
彼は単なる「厳しい上司」ではなく、
* 儀堂の言動を異常なほどチェックしている
* 些細な違和感を見逃さない
というポジションに見えます。
これは裏を返せば、視聴者と同じ目線で“違和感を感じる役”とも言えます。
今後、真北が気づく小さなズレが、「本物の儀堂は生きている説」を補強する可能性はかなり高そうです。
まとめ:第1話だけで断定はできないが、怪しさは十分
現時点ではもちろん、「本物の儀堂が生きている」と断定することはできません。
ただし、第1話の時点でこれだけの違和感が用意されている以上、単なる思わせぶりで終わる可能性は低いでしょう。
* 甘い物の矛盾
* 冒頭の監禁シーン
* 誰が“本物”なのか分からない構造
これらはすべて、後半に向けて効いてくる伏線に見えます。
『リブート』は、ただの冤罪サスペンスではなく、
◯「人はどこまで別人になれるのか」
◯「真実は誰の視点で語られているのか」
を問いかける作品になりそうです。
次回以降、儀堂の過去や一香の本当の立ち位置が明かされていくことで、この考察はさらに深まっていくはず。
今のうちに違和感メモを取りながら見るのが、いちばん楽しめる視聴スタイルかもしれませんね。

