「簡単に稼げる在宅ワーク」という言葉を、どれだけ目にしてきたことか?
インターネットをしていると、どこからともなく「簡単に稼げる副業」とか「私は家でできる仕事で月100万円稼ぎました」という文章が出てきます。
迷惑メールのような形で来ることも多いですよね。
では、実際にそんな話は無いのか?
と言われれば、「アルバイトをするよりも楽な仕事は、確かにあります。」と答えるでしょう。
だけどそれは
◯文章を書く力など自分なりのスキルを身に付けた
◯稼げる分野を自分で開拓した
◯ビジネスとして、本気でネットでの仕事に取り組んだ
などという結果なんです。
以前『がっちりマンデー!!』でも紹介されていましたが、このブログでもご紹介したcoconalaという自分のスキルを売り買いするサイトで、月20万円ほど稼げるようになって独立した、という男性の話。
ロゴマークをデザインする仕事をしていたが、なかなか仕事が舞い込んで来ず、coconalaに登録した結果、クライアントに気に入られ、評判を呼んで、その後仕事が途切れないようになった、ということ。
この男性の場合は、きちんとしたスキルがあったが埋もれていただけ、ということが言えます。
だから、私がしているような在宅ライターの仕事にしても、「誰もが書けるような日記文」のような仕事だと、1記事100円とかでも文句は言えないんですよ。
だからといって、いい加減な仕事をしていては、その後も続けられないばかりか、単価が高くなることも、自分自身が評価されることもありません。
最初は単価が安くても簡単な仕事から引き受けて、自分のスキルを磨きながら、完璧にこなすようにすれば、自然と稼げるようになる、という世界なんです。
考えようによっては、恵まれた環境かもしれませんが、「自分次第」という厳しい環境でもあります。
ただ、私もそうですが、どうしても「パソコンを使った仕事」だから、「簡単に楽に稼げる」と思ってしまうんですよね。
だって、キーボードを叩くだけで情報がいとも簡単に出てくるし、世界とも一瞬で繋がれるんですから。
便利だからこそ簡単ではない、という認識も必要です。
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ヤフーニュースで見たのですが、いまだに「ホームページを制作する仕事で1ヶ月60万円くらい稼げます。初期費用として50万円くらい必要だけど、あなたなら14日で元が取れますよ」という勧誘に引っかかったケースがあるとか。
さらに、その後ホームページの改良費用として約500万円請求された例もあった、ということですから、非常に悪質ですね。
初期費用の60万円も、多分分割払いで月々いくらと言われたのでしょうから、「無理すれば出せない金額できない」と思ったとしても不思議ではないでしょう。
今は、小さいお子さんが居ても保育園が見つからなくて、「働きたくても働けない」お母さんも多いです。
そんな時に、「在宅で簡単に働けますよ」と言われたら、「説明だけでも聞いてみようか?」と思うかもしれません。
だけど、やっぱり「美味しい話には裏がある」ということ。
先程の例だと、少しでもネット広告に免疫のある場合は引っかからないかもしれませんが、「インスタグラムに写真を投稿するだけでお金になる」と言われたら?
もしかしたら、「嘘だぁ。」と思いながらも、「本当だったらやってみてもいいかな」と思うかもしれません。
少しでもおかしいなと思ったら、徹底的にネット検索してみることでも、口コミ情報が得られるので、すぐに鵜呑みにすることだけは止めましょう。