三重県紀北町長島にある鶏卵販売店「卵卵ふわぁ~む」で、特産のかんきつ類「ジャバラ」を使った商品の試飲イベントが15日と16日の両日にわたって開催された。ジャバラの飲み比べを通じて、日々の食生活への取り入れ方を提案し、多くの来店者が関心を寄せた。
ジャバラとは?酸味と苦みが特徴の注目フルーツ
ジャバラは主に和歌山県北山村で生産されるかんきつ類で、強烈な酸味とほのかな苦みが特徴の果実だ。近年、抗アレルギー作用が期待されるフラボノイド成分「ナリルチン」を多く含むことから、特に花粉症に悩む人々の間で注目を集めている。
そんなジャバラを活用した商品を手がけるのが、「卵卵ふわぁ~む」を運営する「垣善フレッグ」だ。同社では約10年前から、町内3カ所の自家農園でジャバラの栽培を開始。現在では950本のジャバラの木を育て、毎年冬の3カ月間で約15トンものジャバラを収穫し、ジュースなどに加工して販売している。
ジャバラジュースの試飲イベント!おすすめの飲み方も紹介
今回の試飲イベントは、花粉症の症状が本格化する春を前に、ジャバラの効果を実際に体感してもらおうという目的で開催された。来場者には、同社のジャバラジュースを使ったさまざまな飲み方が紹介された。
用意されたのは、以下の4種類の飲み方だ。
– 炭酸割り
– 蜂蜜とお湯割り
– そのままストレート
– アレンジカクテル風
「卵卵ふわぁ~む」のスタッフによると、一番のおすすめは「炭酸割り」だという。ジャバラの酸味と苦みが炭酸の爽快感と相性抜群で、スッキリと飲みやすいのが特徴だ。
花粉症に悩む人たちが実感するジャバラの効果
試飲会では、実際に花粉症に悩む人たちがジャバラジュースを試し、その味や効果について感想を述べた。
奈良県生駒市から訪れた70代の女性は、炭酸割りを試飲しながら「花粉症に50年悩まされている。酸味は強いが、とても飲みやすい」と話し、300ミリリットル入りのジャバラジュースを購入した。
また、「卵卵ふわぁ~む」のマネジャーである柳田苗子さんによると、毎日朝晩2回、コップ1杯の炭酸水に対して約10ミリリットルのジャバラジュースを入れて飲むのがおすすめとのこと。実際に続けることで、花粉症の症状の軽減を実感したという。
日常生活に取り入れやすいジャバラジュース
今回の試飲イベントを通じて、多くの人がジャバラの魅力を再発見した。特に花粉症対策としての可能性に期待が寄せられている。炭酸割りや蜂蜜との組み合わせなど、アレンジ次第で飲みやすくなるため、毎日の生活にも取り入れやすい。
「卵卵ふわぁ~む」では、今後もジャバラを活用した商品の販売を続け、花粉症に悩む人々の助けになれるよう努めていくという。気になる人は、ぜひ一度ジャバラジュースを試してみてはいかがだろうか。