今年もやってきました、星空観察会シーズン。2025年の星空観察会は、各地で8月後半から9月頭にかけて開催予定で、夏の終わりと秋のはじまりがちょうど重なるいい時期なんです。
夜風が心地よい時期とはいえ、油断すると「しまった!」となるのが持ち物の準備。忘れ物をすると寒さや虫との戦いになったり、せっかくの絶景が見づらくなったりします。
今回は、私がこれまで何度も星空イベントに参加してきた経験を踏まえて、「これだけ持っていけば大丈夫!」というリストをご紹介します。これから参加する方は、ぜひ参考にしてください。

1. 必須アイテム編
まずは「絶対に忘れちゃダメ!」な持ち物から。これがないと観察会そのものが成り立ちません。
双眼鏡 or 望遠鏡
肉眼で星を見るのももちろん素敵ですが、せっかくなら倍率の高い機材を用意しましょう。双眼鏡は軽くて持ち運びやすく、初心者にも扱いやすいです。望遠鏡は準備に少し手間がかかりますが、月のクレーターや木星の縞模様までしっかり見えます。
※会場によっては望遠鏡が設置されている場合もあるので、事前に公式サイトをチェックしましょう。
レジャーシート or 折りたたみチェア
芝生や砂利の上に座ることになるので、地面に直接座らないための敷物や椅子は必須です。長時間座るなら折りたたみチェアのほうが快適ですよ。
防寒着
8月でも夜は一気に気温が下がります。特に山間部や高原の会場は日中との寒暖差が激しいので、パーカーや薄手のダウンジャケットなど「着脱しやすい防寒着」を用意しましょう。
足元も冷えるので、厚手の靴下やブランケットがあると安心です。
懐中電灯(赤色フィルター付きがおすすめ)
普通の白色ライトは目が暗闇に慣れる(暗順応)のを妨げてしまいます。赤色ライトや赤色フィルターを付けた懐中電灯なら、周りの人にも優しく観察に集中できます。
2. 快適度アップ編
必須ではないけれど、あると快適さが格段に上がる持ち物たちです。
虫よけスプレー
星空の下は虫も多いです。蚊やブヨに刺されると集中できないので、服や露出部分にしっかりスプレーしておきましょう。虫除けリングや携帯型虫よけ器も便利です。
カイロ
「まだ夏だし必要ないかな?」と思うかもしれませんが、夜中に冷え込む場所では大活躍。貼るタイプのカイロを腰やお腹に貼るだけでかなり違います。
軽食 & 温かい飲み物
長時間の観察でお腹が空くことも。おにぎりやパンなど手軽に食べられるものを用意しましょう。水筒に温かいお茶やスープを入れておくと、体も温まって一石二鳥です。
クッション
レジャーシート直座りはお尻や腰にダメージが…。薄手のアウトドアクッションがあると快適さが全然違います。
3. 星をもっと楽しむ編
せっかくなので、観察会を「見る」だけで終わらせない工夫もおすすめです。

星座早見盤 or 星座アプリ
星座早見盤はアナログ派に、アプリはデジタル派におすすめ。スマホアプリならGPSで自分の位置に合わせた星空を表示してくれるので便利です。
ただし、スマホ画面の明かりは暗順応を妨げるので、画面を赤色モードにするかフィルターを使いましょう。
カメラ(三脚付き)
天の川や流星群を撮りたい人は、一眼レフやミラーレスカメラがあると迫力のある写真が撮れます。三脚は必須です。最近はスマホ用の星空撮影アプリもあるので、軽装派にはそちらもアリです。
メモ帳 & ペン
「何時何分に流れ星が見えた!」とか、「この星座がきれいだった」など、観察の記録を残しておくと後で振り返るのが楽しいです。
4. 会場チェックも忘れずに
持ち物だけでなく、事前に会場情報をチェックすることも大切です。
- トイレの有無
- 飲食の持ち込み可否
- 駐車場やアクセス方法
- 雨天時の開催有無
これらを把握しておくと、当日慌てずに済みます。特にトイレ事情は重要ポイントです。
5. 持ち物リストまとめ(チェックリスト)
必須
- 双眼鏡 or 望遠鏡
- レジャーシート or 折りたたみチェア
- 防寒着
- 赤色ライト付き懐中電灯
快適度アップ
- 虫よけスプレー
- カイロ
- 軽食 & 温かい飲み物
- クッション
楽しみ拡張
- 星座早見盤 or 星座アプリ
- カメラ & 三脚
- メモ帳 & ペン
6. ちょっとした裏ワザ
- 防寒着は圧縮袋に入れると荷物がコンパクトに
- 虫よけは足首にも忘れずに(意外と刺されやすい)
- 懐中電灯は首から下げられるようにすると両手が空く
- レジャーシートの下に銀マットを敷くと冷気をシャットアウト
7. まとめ
星空観察会は、ただ夜空を見上げるだけでも素敵ですが、ちょっと準備を工夫するだけで快適さと楽しさがぐんと上がります。特に持ち物は現地で調達が難しいことが多いので、前日までにリストをチェックしておくのがおすすめです。
2025年の夏の終わり、澄んだ空気と満天の星を、最高のコンディションで楽しんでくださいね。「あの時持ってきてよかった!」と思える瞬間が、きっと増えるはずです。

