NHK高知放送局は27日、次期NHK連続テレビ小説『あんぱん』のご当地ビジュアルを公開した。ヒロイン・朝田のぶ役を務める今田美桜と、夫役の北村匠海の直筆メッセージ入りのビジュアルが公開され、ファンからは「字がうますぎ」「最高」といった歓喜の声が相次いだ。
高知の地に向けた温かい直筆メッセージ
番組のメインビジュアルは今月19日にすでに公開されていたが、今回新たに高知県を意識した「ご当地ビジュアル」が登場。同局の公式投稿では、「主人公・朝田のぶ役の今田美桜さん、幼なじみ・柳井嵩役の北村匠海さんのワンショットビジュアルを並べて、高知に向けた手書きメッセージが」と紹介されている。
北村匠海が演じる柳井嵩(やない・たかし)は、のぶを追いかける構図として描かれており、そのビジュアルに添えられたメッセージには、
「この地で紡がれる『あんぱん』という物語が 皆様の心をあたためることを願っています。大自然と高知の心に感謝です」
と、高知への感謝と作品への思いが綴られた。
一方、今田美桜のメッセージには、
「高知の大自然に育まれ、嵩とともに生き生きと駆け抜けた朝田のぶの物語をお届けします。高知県の皆様の朝がさらに輝かしいものになりますように!ぜひお楽しみください」
と、作品を通じて視聴者にエールを送る言葉が並んだ。
「字が綺麗すぎる!」ファンの熱い反応
この投稿を見たファンからは、すぐに多くのコメントが寄せられた。
「北村さんの字を初めて見ました。とてもお上手で、ますます朝ドラも楽しみになり、ますます北村さんのファン度が上がりました!」
「直筆メッセージ、県民にとっては特に嬉しい」
「匠海くんはやっぱり詩人だな」
「2人とも字が綺麗すぎて惚れ惚れする」
といった声が多く、特に北村匠海の達筆ぶりに驚くファンが続出した。
また、公開されたビジュアルが1枚のワンショットではなく、2人のショットが並ぶ形になったことで、
「ワンショットがツーショットになってより世界観が伝わってきました」
という声もあり、物語の雰囲気がより深く伝わるデザインが好評を博している。
北村匠海の“ひらがなサイン”に隠された意味とは?
さらに、注目を集めたのが北村匠海のサイン。よく見ると「きたむらたくみ」とすべてひらがなで記されていた。これについて、
「匠海のサイン全部ひらがななの、やなせたかしリスペクトかな?」
「サインがひらがなで好きが増した。やなせさんへの想いなのかも…」
と、物語のモデルとなったやなせたかしとの関連を想起するファンが続出。
『あんぱん』は、国民的アニメ『アンパンマン』の生みの親である漫画家・やなせたかしさんと、その妻・小松暢さんをモデルとした物語。ひらがなサインがやなせさんへの敬意を示したものなのかどうかは明かされていないが、視聴者の間では「匠海くんの優しさが伝わる」と話題になっている。
待望の朝ドラ『あんぱん』 3月31日スタート!
『あんぱん』はNHK連続テレビ小説の通算112作目となる作品。脚本は『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズなど数々のヒット作を手掛けてきた中園ミホ氏が担当する。主人公・朝田のぶを演じる今田美桜にとっては、2021年度前期『おかえりモネ』以来の朝ドラ出演であり、初主演となる。
北村匠海が演じる柳井嵩は、のぶの夫となる重要な役どころ。物語は、のぶと嵩が高知の大自然の中で夢を追いかけながら生きていく姿を描く。
初回放送は3月31日、全26週・130話にわたって放送予定。既に期待が高まっている本作が、どのような感動を届けてくれるのか、注目が集まる。