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備蓄米は不味い?美味しく食べるための裏技はアレをちょい足しするだけ?

備蓄米 美味しく食べる方法 コラム

【備蓄米が絶品ごはんに大変身!】いつものアレで驚きの美味しさ!パパママ必見の裏ワザ&絶品アレンジレシピ

令和の米騒動から始まったお米の高騰。その対策として政府が満を持して出したのが備蓄米ですね。

うちも、興味津々で購入しましたが、やはり、今までの銘柄米と比べたら、いろいろ難はあるもの。

「不味いんだろうな」という気持ちで買ったので、最初に炊いてみた感想は「意外といける!」でしたが、炊きたては良いけれど、次の日に食べると、パサパサ感は否めないかも。

それでも、新米は高くて手が出ないし、いつものお米より1000円以上も安いとなれば、使っていきたいのが本音です。

ちなみに、今回はロピアで購入しましたが、お店によっても差があるみたいですね。

みなさんも、買ったはいいけど、銘柄米がまだあるうちは、「そろそろ食べなきゃ…でも、不味いんでしょ?」なんて、ちょっぴり憂鬱になっていませんか?

わかります、わかります!やっぱり銘柄米や新米の炊きたてツヤツヤごはんの美味しさは格別ですもんね。特に育ち盛りの子どもたちは、ごはんの味に正直!「今日のごはん、なんかパサパサするー」なんて言われたら、ちょっぴりショック…。

でも、諦めるのはまだ早いですよ!

実は、備蓄米もほんのちょっとしたコツで、びっくりするくらい美味しく炊き上がるんです。それどころか、その特徴を逆手にとれば、お店みたいなパラパラチャーハンだって作れちゃう優れもの。

この記事では、「美味しくない」なんて言わせない、備蓄米を絶品ごはんに変身させるための【炊き方の裏ワザ】から、子どもたちが「おかわり!」と叫んじゃうこと間違いなしの【絶品アレンジレシピ】、そしてこれからのための【正しい保存方法】まで、余すところなくご紹介します!

なんでパサパサ?美味しくない?備蓄米の「なぜ?」を知ろう!

 

そもそも、なぜ長期保存したお米は味が落ちたと感じてしまうのでしょうか?敵を知れば百戦危うからず!まずはその原因を簡単に探ってみましょう。

お米が美味しくなくなる主な原因は、「酸化」「乾燥」です。

お米の表面にある「ぬか」には脂質が含まれていて、これが空気に触れることで少しずつ酸化し、古米特有のイヤな臭い(古米臭)の原因になります。なんだか油が古くなった時のような、あの独特の香りですね。

さらに、長い時間をかけてお米の内部の水分が抜けていくことで、お米が硬くなり、炊いてもパサパサ、ボソボソとした食感になってしまうんです。水分が少ないので、お米本来の甘みや旨味も感じにくくなってしまいます。

でも、大丈夫!これらの弱点は、これからご紹介する「魔法」でしっかりカバーできますよ。

備蓄米 美味しく食べる方法

【炊き方編】いつものお米が高級米に!?今日から試せる5つの裏ワザ

 

さあ、ここからが本番です!特別な道具は必要ありません。お家にある「アレ」をちょい足しするだけで、備蓄米が驚くほどふっくら、ツヤツヤに炊き上がります。

 

裏ワザ①:研ぎ方は「優しく」「素早く」が合言葉!

 

まずはお米の研ぎ方から。ゴシゴシ力を入れて研ぐのはNGです!

乾燥したお米は割れやすく、力を入れて研ぐとお米が砕けてベチャッとした炊き上がりの原因に。また、お米は最初に触れた水を一番吸収するので、酸化したぬかの臭いが移らないように、最初の水はすぐに捨てましょう。

  1. ボウルにお米とたっぷりの水を入れ、さっとかき混ぜてすぐに水を捨てる。
  2. 水を切った状態で、指を立ててシャカシャカと音を立てるように、20回ほど優しくかき混ぜるように研ぐ。
  3. 水を注いで軽くすすぎ、捨てる。これを2〜3回繰り返せばOK!

お水が少し白く濁っているくらいが、お米の旨味層を残すベストな状態です。

備蓄米 美味しく食べる方法

裏ワザ②:浸水時間は「いつもより長め」で芯までふっくら

 

乾燥している備蓄米には、たっぷりと水分を吸わせてあげることが重要です。いつもより長めに浸水時間をとりましょう。

  • 夏場: 最低1時間〜2時間
  • 冬場: 最低2時間以上

時間があれば、ボウルにラップをして冷蔵庫で一晩(6〜8時間)浸水させる「冷蔵浸水」もおすすめです。低温でじっくり吸水させることで、お米の芯まで水分が行き渡り、甘みがグッと引き出されますよ。

 

裏ワザ③:水加減は「ちょい多め」を意識して

 

水分が少ないお米なので、炊くときの水加減は炊飯器の目盛りよりも少しだけ多めにしてみましょう。お米1合に対して大さじ1杯程度のお水をプラスするのが目安です。ただし、入れすぎるとベチャッとしてしまうので、お米の状態を見ながら少しずつ調整してみてくださいね。

 

裏ワザ④:炊飯器にポン!魔法の「ちょい足し」アイテム

 

ここが一番のポイント!炊飯器のスイッチを入れる前に、次のいずれかを加えてみてください。驚くほど炊き上がりが変わりますよ。

  • 氷を2〜3個炊飯器に氷を入れると、水温が下がり、沸騰までの時間が長くなります。じっくり時間をかけて加熱されることで、お米のでんぷんが糖に分解されやすくなり、甘みが最大限に引き出されるんです。
  • はちみつ or みりんを小さじ1杯はちみつやみりんに含まれる酵素が、お米の保水力を高めてくれます。ツヤツヤで冷めても美味しいごはんに仕上がるので、お弁当にもぴったり。ほんのりとした甘みも加わります。

    ※1歳未満のお子さんには、はちみつは与えないでくださいね。

  • 日本酒を大さじ1杯日本酒のアルコール分が、古米臭をマスキングしてふっくらと炊き上げてくれます。旨味成分もプラスされて、まるでお米の高級料亭のような香りに!アルコールは炊飯の過程で完全に飛ぶので、お子さんやアルコールが苦手な方でも安心して食べられます。
  • サラダ油 or 米油を小さじ1杯油がお米一粒一粒をコーティングしてくれるので、水分が逃げるのを防ぎ、ツヤのある炊き上がりに。チャーハンやピラフなどを作る時にもおすすめです。

 

裏ワザ⑤:「早炊きモード」は封印!じっくり蒸らそう

 

忙しいとつい使いたくなる「早炊きモード」ですが、備蓄米を炊くときには封印しましょう。しっかり吸水させて、じっくり加熱することが美味しさへの近道です。炊き上がったらスイッチを切らず、10分〜15分ほどしっかり蒸らすのも忘れずに。この蒸らし時間で、ごはんの水分が均一になり、よりふっくらと仕上がります。

 

【アレンジ編】「これ、備蓄米なの!?」家族が驚く大変身レシピ集

 

上手に炊けるようになったら、次はその特徴を活かしたアレンジレシピに挑戦!パサパサしやすい、味が淡白…そんな備蓄米の個性を逆手にとれば、レパートリーがぐんと広がりますよ。

 

① パラパラ食感が命!「お店みたいな本格チャーハン」

 

備蓄米は水分が少ないので、ベチャッとなりにくく、パラパラのチャーハンを作るにはもってこい!

作り方(2人分)

  1. 温かいごはん(お茶碗2杯分)に、溶き卵(1個)とサラダ油(小さじ1)を混ぜて「卵コーティングごはん」を作っておきます。
  2. フライパンに油を熱し、刻んだ長ネギ、チャーシュー、コーンなど、お子さんの好きな具材を炒めます。
  3. 具材に火が通ったら、①のごはんを加えて、木べらで切るようにしながら炒め合わせます。
  4. ごはんがパラパラになったら、鍋肌から醤油を回し入れ、塩コショウで味を整えたら完成!

 

② 魚介の旨味を吸い尽くす!「フライパンdeごちそうパエリア」

 

炊き込み系の料理は、具材の旨味やスパイスの香りがお米に染み込むので、古米臭が全く気にならなくなります。見た目も華やかで、週末の食卓が盛り上がること間違いなし!

作り方(2〜3人分)

  1. フライパンにオリーブオイルとニンニクみじん切りを入れて熱し、鶏もも肉、玉ねぎを炒めます。
  2. シーフードミックスやアサリ、パプリカなどを加えてさっと炒めたら、研いでいないお米(1.5合)を加えて、お米が透き通るまで炒めます。
  3. 水(250ml)、トマト缶(1/2缶)、コンソメ、カレー粉、塩少々を加えて混ぜ合わせ、蓋をして弱火で15分〜20分炊きます。
  4. 火を止めて10分蒸らせば、本格パエリアの出来上がり!

備蓄米 美味しく食べる方法

③ とろーり濃厚!「残り野菜でチーズリゾット」

 

牛乳やチーズのコクとクリーミーさが、お米のパサつきを完全にカバー。冷蔵庫の半端な野菜も一掃できて一石二鳥です。

作り方(2人分)

  1. 鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎやキノコ、ベーコンなどを炒めます。
  2. 水(300ml)とコンソメを加えて煮立ったら、ごはん(お茶碗2杯分)を入れ、ほぐしながら2〜3分煮ます。
  3. 牛乳(100ml)とピザ用チーズをたっぷり加えて、塩コショウで味を整えれば完成!

 

④ お弁当にもおやつにも!「香ばし味噌マヨ焼きおにぎり」

 

少し硬めに炊き上がったごはんは、焼きおにぎりにすると型崩れしにくく、外はカリッ、中はもっちりとした食感が楽しめます。

作り方

  1. ごはんに、味噌とマヨネーズ(2:1の割合)、少しの砂糖、刻んだ大葉やゴマなどを混ぜ合わせます。
  2. ラップを使ってお好きな形に握ります。
  3. フライパンにごま油を薄くひき、両面をこんがりと焼き色がつくまで焼けば完成!

 

【保存方法編】未来の美味しさを守る!今日からできる正しい備蓄米のしまい方

 

せっかくの備蓄米、できるだけ美味しさを長持ちさせたいですよね。最後に、お米の劣化を防ぐ正しい保存方法と、賢い備蓄の考え方「ローリングストック」をご紹介します。

 

保存の3つの鉄則

 

  1. 「高温多湿・直射日光」を避ける!お米はとってもデリケート。シンクの下やコンロの周りなど、温度や湿度が上がりやすい場所は避けましょう。
  2. 「密閉容器」で空気をシャットアウト!酸化を防ぐため、空気に触れさせないことが大切です。よく洗って乾燥させた2Lのペットボトルや、ジップ付きの密閉袋に小分けにして保存するのがおすすめです。
  3. ベストな場所は「冷蔵庫の野菜室」!低温で湿度が安定している冷蔵庫の野菜室は、お米の保存に最適な場所。虫の発生も防ぐことができます。ペットボトルに入れれば、ドアポケットにもスッキリ収まりますよ。

 

賢い備蓄術「ローリングストック」をはじめよう!

 

「賞味期限が切れる前に慌てて食べる」のではなく、普段の食事に少しずつ備蓄米を取り入れて、食べたらその分を新しく買い足していく。これが「ローリングストック」という考え方です。

例えば、「お米は常に5kgストックしておく」と決め、新しく買ってきたお米をストック用に回し、今までストックしていた古いお米から普段使いしていくのです。

こうすることで、常に一定量の新しいお米が備蓄されている状態になり、いざという時にも美味しく食べられるお米が家にある安心感が生まれます。

週末のチャーハンは備蓄米で作る、なんてルールを決めるのも楽しいかもしれませんね!

 

まとめ:備蓄米は、もっと自由で美味しい!

 

備蓄米は、「もしもの時にしか食べない、美味しくないもの」ではありません。ほんの少しの知識と工夫で、毎日の食卓を豊かにしてくれる、頼もしい存在なんです。

今回ご紹介した炊き方の裏ワザやアレンジレシピを試していただければ、きっと「備蓄米って、意外とイケる!」と感じてもらえるはず。そして、お子さんやパートナーの「美味しい!」が聞けたら、こんなに嬉しいことはありませんよね。

防災は、特別なことではなく、日々の暮らしの延長線上にあります。美味しく食べながら、賢く備える。そんな新しい備蓄米との付き合い方を、ぜひ今日から始めてみませんか?