『いつか、ヒーロー』最終回でタイトル回収!伏線未回収の声も?ファンが語る感動と物足りなさ
ドラマ『いつか、ヒーロー』が、ついに最終回を迎えましたね!
主演は桐谷健太さんが、いきなり、20年もの眠りから覚めて、働いていた施設の子どもたちの元に戻っている、という突拍子もない設定に、最初は戸惑っていました。
だけど、赤山誠司が元ハゲタカ金融マンという重い過去を持つ男だとわかった時点で、ただの、優しい施設のお兄さんと、成長した子どもたちとの物語ではないな、と。
渋谷勇気の件と言い、謎だらけのストーリーの中で、一本筋が通っていたのが「愛情」で、人間には悪と善の裏表があるんだ、ということも思い知らされましたね。
最終話でついにタイトルの意味が回収され、SNSでは「感動した」「夫婦愛に泣いた」と多くの声が寄せられました。
一方で「伏線が回収されきれていない」「8話では短すぎる」といった物足りなさを訴える意見も見受けられます。
私も、この赤山を中心としたファミリーの物語を、もっと眺めていたいな、という意味では、8話は短すぎるという意見に同意します。
タイトル回収に感動「いつか正義のヒーローになるって、信じてた」
最終回では、赤山がかつての過ちと向き合い、ドリームグループの会長・若王子を追い詰めて逮捕に至らせるまでが描かれました。
その過程で明かされたのが、赤山の亡き妻の思い。
かつて赤山は、非情な外資ファンドの一員として企業を追い詰める仕事をしており、その影響で自殺者まで出していました。
それを見ていた妻は、自らの思いを抱えたまま事故で亡くなってしまいます。
最初は、赤山に対して「姉を死に追いやった」として敵のような態度を取っていた妻の妹・西郡十和子(板谷由夏さん)が、最終回では、赤山に「いつか正義のヒーローになるって、姉は信じてたんだと思う」と語るシーンは、本当に泣けてきました。
この一言により、「いつか、ヒーロー」というタイトルの本当の意味が浮き彫りとなったのです。SNSでは「最後でタイトルの意味が全部わかった」「夫婦愛に泣いた」「実にいいドラマでした」といった称賛の声が相次ぎました。
赤山誠司の過去と再生:児童養護施設との絆
桐谷健太さんが演じる赤山誠司は、かつての冷酷な金融マンから一転して、児童養護施設「希望の道」で職員として働くようになります。
この転身が、彼の人生を大きく変えていくのです。
施設で出会った子どもたち、そして大人になって再会した教え子たちとの関係は、ドラマの中心的な軸となりました。
特に注目すべきは、彼ら教え子たちが、赤山の復讐計画に協力していく過程です。
彼らもまた、それぞれの事情を抱えながら社会の中で苦闘しており、赤山の正義に共感していく姿が描かれました。
赤山自身も、教え子たちを通して再び「人のために何かをする」という使命感を取り戻していきます。
視聴者からの不満点:“伏線未回収”のモヤモヤ
感動的なエンディングが高評価を受ける一方で、「伏線が全て回収されたとは言いがたい」という声も少なくありませんでした。
たとえば、若王子の逮捕に至るまでの経緯が駆け足に感じられたり、彼の秘書が突然泣きながら抱きつくシーンが唐突に感じられた、という意見も。
また、赤山の教え子である勇気の“洗脳”がどのように解けたのかが説明不足だったと感じた人も多かったみたいですね。
「時間が足りなかったのでは?」「あと1~2話あればもっと丁寧に描けた」といった指摘をする人も。
ネット上でも「編集で泣く泣くカットされたシーンがあったのでは?」という推測が多く見られます。
宮世琉弥が見せた善と悪の演じ分けに称賛
本作で強い印象を残したのが、宮世琉弥さんの演技です。
彼が演じたのは、赤山に反発しながらも最終的に協力するという複雑な役柄でした。
その中で、表情の微細な変化や目線だけで善と悪の内面を表現する技術が評価されています。
SNSでは「宮世くんの目つきでキャラの変化が伝わった」「最終回の“善の顔”が『問題物件』を思い出させた」という声もありました。
彼の演技力がドラマ全体の緊張感を引き締め、物語をより深く印象づける要因のひとつとなっていたことは間違いありません。
8話では短すぎた?視聴者の「もっと観たい」願望
『いつか、ヒーロー』は全8話という比較的短い構成で完結しました。
この点について、多くの視聴者から「短すぎる」という不満の声が上がっています。
特に、寺島進さんや田島令子さんといった実力派俳優の出番が少なかったことを惜しむ声も多数見られました。
さらに、「最終回は30分拡大でもよかった」「未解決の伏線が多すぎた」といった指摘もあり、10~11話の構成であれば、より多くのテーマを丁寧に描けたのではという意見もあります。
内容の濃さから見ても、続編やスピンオフを望む声は少なくありません。
脚本・林宏司氏の復帰作としての位置づけ
本作は、数々のヒット作を手がけてきた脚本家・林宏司さんの5年ぶりとなるオリジナルドラマ。
『コード・ブルー』や『ハゲタカ』『離婚弁護士』など社会派ドラマの名手として知られる林さんが、本作では「正義とは何か」「過ちをどう償うか」といったテーマを巧みに織り込んでいます。
赤山という矛盾を抱えた主人公を通して、「人間は変われるのか」「誰かのヒーローになれるのか」という問いを提示する姿勢には、これまでの林作品と通じるものがありました。
復帰作としても高く評価されており、今後の新作への期待もますます高まっています。
結論:タイトルの意味に涙、でも続編も観たい
『いつか、ヒーロー』は、短い話数ながらも視聴者の心に深く残るドラマでした。
最終回で描かれた“タイトル回収”は、われわれにとって感動的な体験となりました。
一方で、伏線の未回収やキャラクターの描写不足と感じる点もあり、続編やディレクターズカット版への期待も高まっています。
正義とは何か、贖罪とはどうあるべきかという重厚なテーマを扱った本作。
赤山誠司という人物を通して、私たち視聴者は「ヒーローとは何か」という問いを投げかけられました。
その答えは人それぞれかもしれませんが、本作が多くの人にとって“心の中のヒーロー”となったことは確かです。
FAQ
Q1. 『いつか、ヒーロー』のタイトルにはどんな意味があるのですか?
赤山の亡き妻が「いつか正義のヒーローになる」と信じていた彼の変化を象徴する言葉です。最終回で義妹の言葉を通して、その意味が明かされ、感動的なタイトル回収がなされました。
Q2. なぜ8話だけで完結したのですか?
公式から明確な理由は発表されていませんが、制作スケジュールや編成上の都合の可能性があります。視聴者からは「短すぎた」という声が多く、10話以上で観たかったという意見が多く見られます。
Q3. 宮世琉弥さんの演技はどんな評価でしたか?
非常に高評価でした。善と悪の表現を視線や表情で見事に演じ分け、特に最終回では感情の揺れがリアルに伝わってきたと絶賛されています。
情報元:「いつか、ヒーロー」最終回でタイトル回収「夫婦愛だったんだ」「思いが実って良かった」の声