NHK朝ドラ「おむすび」の異例展開に賛否両論!妊娠・出産シーンの省略に批判の声も
NHKの朝の連続テレビ小説「おむすび」については、SNSで常に批判めいた声が聞こえてきますが、本当のところはどうなのでしょうか?今回は、妊娠に気づかいないで無理をしすぎた主人公が、病気を抱えながらも、無事に出産するというシーンについて上がっている、視聴者のみなさんの疑問点や批判、また、賛成する声についてもご紹介します。主人公の妊娠や出産にまつわる重要なエピソードが大幅にカットされ、物語が急展開する形となったことがその原因ですが、今後の展開に期待しつつ、皆さんの感想についてまとめたいと思います。
物語の一大イベントがわずか2日間で描かれる衝撃
新しい命の誕生という人生において重要な瞬間が、わずか2日間の放送で駆け足のように描かれたことに、視聴者の間で物足りなさが広がっています。主人公が妊娠中に抱えていた深刻な健康問題――重症妊娠悪阻や腎盂腎炎といった症状――は、物語の中でほとんど触れられることなく、ナレーションで簡潔に説明されるだけに留まりました。視聴者の中には、主人公がこれらの困難をどのように乗り越えたのか、その過程をもっと丁寧に描いてほしかったという声が多数寄せられています。
特に、主人公が出産を迎えるシーンが実際に描かれることなく、管理栄養士のナレーションによって済まされてしまった点については、感動を期待していた視聴者にとって大きな失望となったようです。「物語の核心部分を省略することで、ドラマとしての深みが失われている」との意見が多く寄せられています。
一方で、「妊娠中の苦悩がリアルに描かれていて共感できる」「妊娠と病気、立て続けに襲って来た主人公に同情する」という、意見ももちろんありました。
だけど、どうしても、ネガティブな意見が目立ってしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
東日本大震災の場面への急展開に視聴者困惑
出産シーンが省略されたこと以上に、視聴者が戸惑ったのはその後の展開です。出産の描写が終わるや否や、物語はすぐに東日本大震災の場面へと移行しました。この急な展開により、視聴者は感情の切り替えが追いつかず、「物語があまりにも唐突で、心情的なつながりが感じられない」といった批判が相次いでいます。
また、このような編集方針について、「視聴者に感動を与えるべき重要なシーンが犠牲になっている」との声が強まっています。妊娠、出産、震災という重厚なテーマを取り扱いながらも、それぞれの描写が浅くなってしまったことで、物語全体のバランスが損なわれていると感じる視聴者も少なくありません。
逆に、「出産シーンは見たくない。今回もスルーしてくれて良かった。」「出産シーンを入れることが、そんなに重要だとは思えない。」といった意見も多く聞かれたのも事実です。
もともと、朝ドラは、展開の早いことで知られていますから、話の筋が通っていれば、納得されることも多いハズ。
その辺のところも、楽しんで見られれば良いのかもしれませんね。
ドラマの未来に期待される改善
「おむすび」はこれまで、個性豊かなキャラクターと感動的なストーリー展開で多くの支持を集めてきました。しかし、今回のような重要なシーンの省略が続くと、視聴者の信頼を損なう可能性があります。これからの展開では、物語の核心部分を丁寧に描写し、視聴者が共感できるようなストーリー構成を期待したいところ。
視聴者からの厳しい意見を真摯に受け止め、ドラマ制作側がどのような改善策を講じるのか、今後の動向に注目が集まります。せっかく、橋本環奈さんという魅力的な女優を起用して、脇を固める俳優さんたちも、個性的で演技力の高い人達ばかりなのですから、本来の魅力を取り戻し、視聴者に感動を届ける作品となることを期待したいものです。