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「いちばんすきな花」第5話のネタバレ感想-紅葉の罪とは?

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「いちばんすきな花」第5話のネタバレ感想

ドラマ『いちばんすきな花』の第5話が2023年11月9日(木)に放送されました。

4人が主人公という、今までのドラマにはあまり無かったパターンのストーリーですが、「わかる」と共感したり。

逆に、「そんな考え方をする人も居るんだ」と新しい観点から物事を見ることを知ったりと、ちょっと大げさに言えば、自分の今までの人生を振り返って考えてしまう、ドラマでもあります。

この記事では『いちばんすきな花』第5話のネタバレ感想をまとめました。

いちばんすきな花第4話のネタバレ感想

第4話は、夜々と沙夜子の複雑な関係を描いていました。

沙夜子は夜々が新しい友達を作っていることに不安を感じているようですが、その不安からくる言動は夜々にとっては疎ましいものだったようです。

一方、椿は純恋からもらった花がゴミ置き場に生けられているのを見つけますが、それを持ち帰ることができず、職場に持って行くことになります。

そして、紅葉が出版社を訪れた際には、偶然にも椿と出会います。

紅葉が、イラストを持ち込んでいた出版社が、椿が勤めていた会社だったんですね。

夜々は美容院で休憩中に母から連絡を受けますが、友達との約束を理由に断ります。

しかし、ゆくえから連絡があり、二人で定食屋で椿のことを話して癒やされます。

夜々とゆくえの会話はとても優しく、お互いが椿のことを好きなんだなと感じられます。

母親とけんかして家を出てきてしまった夜々に、椿の家で会ったゆくえは、話を聞いてくれて、しかも、母親と顔を合わせたくない夜々の気持ちを察して、その夜は自分の家に泊めてあげます。

主な登場人物たちについて
潮ゆくえ(多部未華子)
春木椿(松下洸平)
深雪夜々(今田美桜)
佐藤紅葉(神尾楓珠)

潮このみ(齋藤飛鳥)
望月希子(白鳥玉季)
穂積朔也(黒川想矢)
相良大貴(泉澤祐希)
小岩井純恋(臼田あさ美)
赤田鼓太郎(仲野太賀)
赤田峰子(田辺桃子)

篠宮(葉山奨之)

【いちばんすきな花】第5話のあらすじ&ネタバレ

今回は、紅葉の回でしたね。

幼い頃を振り返って、「僕の周りにはいつもたくさんの友達が居て、いつも笑ってた。」

という紅葉でしたが、心の中では常に「本当の友達」を探していたのでしょう。

だから、一人で寂しそうにしている子を見つけたら、仲良くしてあげていたのだと思うのに、紅葉本人は、そんな自分を偽善者のように思っていたとは!

「いちばんすきな花」第5話のネタバレ感想

“紅葉とシノミヤの再会は、紅葉の過去についての秘密を明かすきっかけとなりましたね。

彼が著名な画家からコラボしたいという申し出を受けたことで、再開がかなったのだ。

画家のアトリエを訪れると、そこには高校時代に“ぼっち”だった同級生・篠宮(葉山奨之)がいた。

シノミヤは「僕たちのような日陰の存在に気づいてくれるの佐藤君だけだった」と再会を喜んだが、当の紅葉の顔は暗いままだった。

「一人でかわいそうな奴、余っている奴がいるとありがたかった」

「本当は友達なんかいなくて目立つ奴といていいように使われていただけ。それが続くのしんどかったから一人でいる奴を見つけて優しいフリ、ほっとけないみたいなフリをしていただけなんだ」と告白する紅葉。

シノミヤは「そっちの勝手な罪悪感でこっちのいい思い出を台無しにしないでよ」と哀しそうに返す。

それでも、シノミヤは紅葉が気づいてくれたことに感謝し、紅葉が抱える罪悪感を取り除こうとしていた”

いやー、なんか、このシーンを見て、紅葉くんも篠宮くんも悪くないのに、どうして二人共傷ついてしまうんだろう?と悲しくなりました。

一番悪いのは、篠宮くんをいじめて一人ぼっちにしていた人たちなのに。

それでも、紅葉にしてみたら、当時は、「目立つ上位グループ」に居る自分が、可哀想な一人ぼっちの子に声をかけることは、何かホドコシをしているような少し良い気分だったのかな?

それとも、単純に友達が欲しくて近づいたわけじゃなく、「友達が居ない子のところに行って優しくしてあげたら、相手も優しくしてくれるから」だけで近づいたから?

だけど、そのグループは居心地が悪くて、篠宮くんと居たほうが楽しかったのだから、篠宮くんとはやっぱり「友達」なのでは?と思うけど、そんなに単純な問題では無いんでしょうね。

SNSでも「これは言わなくてもよかったと思う」「なんでも正直に言えばいいってもんじゃない」「篠宮君の気持ちになったら悲しすぎて泣いてしまった」とシノミヤに同意する声が多く寄せられる一方で、人知れず孤独だった紅葉に対する共感の声も上がっています。

【いちばんすきな花】第5話の名言!名シーン

●傷心の紅葉にかけた椿の言葉

「お腹が痛いって言っても治らないけど、痛いのは変わらないけど
お腹痛いってわかっていたい人がいて、わかってる人がいるとちょっとだけマシってことはあるから。」

他人の心の痛みって、簡単に「わかる」と言ってしまえるものでは無いけど、共有してわかろうとしてくれる人が居るだけで、心が少しは軽くなるものですよね。

椿の言葉は、いつも優しくて、押し付けがましくなくて、それでいて説得力があるから、聞いてもらっている方も安心するんですよ。

紅葉がゆくえに篠宮くんの絵を見せた時に、ゆくえが言った言葉

「優しいと思った人には優しいで良い。その人がどう見てるかで良い。
綺麗な花だと言った人に、わざわざその花に棘がありますよなんて言わなくて良い」

この言葉、篠宮くんと会う前に、紅葉に伝えていたら、また違った展開になっていたのでしょうか?

いや、紅葉の罪悪感は、消えるものでは無いから、そうはならなかったかな?

でも、このゆくえの言葉は、紅葉の心の中にすーっと入っていって、痛いところが緩和されたのは確かですね。

こうやって、辛い思いをしてきた4人だからこそ、人の気持に寄り添えて、椿さんの家が「心地よい部室」になったんだなー、とつくづく思います。

また、ゆくえも、第5話では、あの泣きながら別れた「親友」赤田とインテリアショップで再開しましたね。

奥さんと仲睦まじそうにマグカップを選んでいましたが、今でも、ゆくえのことは気にかけていたようです。

「いちばんすきな花」第5話のネタバレ感想

奥さんがトイレに行っている間に、「元気?」と普通の会話をしたと思ったら、「カラオケ行く?先、なんか食う?」

なんて、セリフまで飛び出して、気持ちは友達のまんまみたいです。

「良かったピザ食うような友達がいて」という言葉も、少し友達に嫉妬しているような言い方でしたよね。

【いちばんすきな花】第6話の予告

その赤田が、次回も登場します!

なんだか「待ってました!」と思っているのは私だけ?

しかも、なぜか、椿さんの家で、ゆくえさんとばったり会ってるし。

ゆくえさんが「そこ、私の席」って言って、赤田さんを怒らせていましたし。

そして、椿さんが「ゆくえさん」と呼ぶのも、「下の名前で呼ぶ仲?」とか勘ぐってる、という。

第5話で、赤田さんの奥さんに「元カノでしょ」と決めつけられていたけど、まんざら間違いでもないのでは?と思ってしまいます。

どうしても、「このドラマは単なる恋愛ドラマではない」と思いながらも、「夜々ちゃんは、絶対に椿さんのこと好きだよね?」とか「紅葉くんがゆくえさんのこと好きなの、子供の時から?」などと恋愛に結びつけてしまうのよね。

今後、恋愛事情がからんだとしても、4人の関係だけは変わらないでほしいなー、なんて勝手なことを思いながら見ています。