泣ける名作絵本ランキングTOP10は?

絵本

「感動の涙が止まらない!泣ける名作絵本ランキングTOP10」

という動画を作りました。

 

下に字幕をコピーしますね。

「泣ける名作絵本をご紹介します。

感動の涙が止まらない!泣ける名作絵本ランキングTOP10をご紹介します。

これらの絵本は、心に響くストーリーや美しいイラストで読者を引き込みます。

読んだ人々は、感動の涙を流しながら物語に没頭することでしょう。

このランキングでは、様々なジャンルやテーマの絵本がランクインしています。

ぜひ、涙腺崩壊間違いなしの名作絵本をチェックしてみてください!」

動画では、絵本の代名しか入れられなかったので(ショート動画のため)

絵本の説明をざっとご紹介します。

1位 ずーっとずっとだいすきだよ

作・絵: ハンス・ウィルヘルム
訳: 久山 太市
出版社: 評論社

あらすじ

エルフィーという素晴らしい犬と一緒に大きくなり、毎日遊び、夢を見た少年。

しかし、エルフィーは老いて死んでしまいました。

家族は、嘆き悲しみましたが、少年の心の中には、悲しみの他にもうひとつ誇らしい気持ちがあったのです。

それは、エルフィーに「大好きだよ」と伝えられていたこと。

ペットや家族との死別は平等にやってくる悲しい出来事ですが、愛することを伝えることで、悲しみが少しは癒やされるのです。

この絵本は、生きている間に、自分の愛情を伝えることの大切さを教えてくれます。

 

2位 100万回生きたねこ

作・絵: 佐野 洋子
出版社: 講談社

この物語の主人公である猫は、100万回も死んで100万回も生き返ってきました。

彼は船乗りの猫、サーカスの手品師の猫、泥棒や老婆、小さな女の子のペットにもなったことがあります。

飼い主は皆猫を可愛がり、猫が死ぬと泣いていたが、彼自身は一度も泣いたことはなかったのです。

猫は飼い主を嫌い、死ぬことなど何とも思わなかった。自分自身しか愛していないから。

堂々とした態度と立派な髭、美しい緑色の目をしているこの猫は、驚くべき生き方をしてきました。

しかし、白く美しい猫との出会いが彼の人生を大きく変えることになります。

彼女との出会いにより、彼が知らなかった感情を知ったのですから。

それは彼にとって幸せなことだったのでしょうか?

「この絵本は読者に自由に解釈してもらえるように書かれていて、読み終わった後に何を思うかは自分次第。」と作者の佐野洋子さんが書いているように、それぞれに感じ、そして愛情というものについて深く考える機会を与えてくれる絵本、と言えるでしょう。

3位 わすれられないおくりもの

作・絵: スーザン・バーレイ
訳: 小川 仁央
出版社: 評論社

アナグマは、年をとり、死が近づいていることを知っていますが、死への恐れはなく、友人たちを残していくことが心配でした。

そこで、彼は友人たちに手紙を残すことにしました。

その夜、彼は夢の中で、素敵な、そして素晴らしい夢を見たのです。

この絵本は、死と向き合うことの意味や、愛や友情、知恵を継承することの大切さを考えさせます。

子供たちに読み聞かせをする絵本にも、よく選ばれます。

『わすれられないおくりもの』はロングセラーとなっており、悲しみを乗り越えるきっかけとなる絵本です。

4位 おまえ うまそうだな

恐竜も折り紙で折れる

作・絵: 宮西 達也
出版社: ポプラ社

アンキロサウルスの赤ちゃんが一人ぼっちで泣いていたところ、大きなティラノサウルスに出会います。

ティラノサウルスは、赤ちゃんを「美味しそうだ」と思いますが、なんと、赤ちゃんはティラノサウルスの足もとにしがみつき、慕うのです。

あろうことか、ティラノサウルスに父性が目覚め、赤ちゃんをかわいがるように。

物語は二人のやり取りから始まり、読者は深い愛情が芽生えたことを感じます。

宮西達也作品の人気の秘密は、わかりやすく明解でユニークな絵と、しっかりとしたストーリーにあるでしょう。

5位 だいじょうぶ だいじょうぶ

作・絵: いとう ひろし
出版社: 講談社

おじいちゃんと孫が毎日の散歩を楽しむ中で、出会いや発見が増えるたびに不安も増えていきます。

人生って決して楽には行かないもの。

そんな時、おじいちゃんが言う「大丈夫」という言葉には不思議な強さがあり、心が落ち着きます。

この世界には悪いことばかりではないという気持ちにもなる、というもの。

大人も子どもも、行き詰まった時こそ、のんびり歩いてみるのがいいかもしれません。

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6位 かわいそうなぞう

作: 土家 由岐雄
絵: 武部 本一郎
出版社: 金の星社

戦争中に動物園の動物たちはどうなったのかという話は、よく聞かれますね。

人間が生きていくだけでも大変な時代に、動物がどうしていたのか?

戦時中の動物園で起きた悲しい話が、ここにはあります。

この絵本では、詳細に描かれた三頭の象の死に至るまでと、飼育員たちの姿が紹介されています。

物語を通して、戦争で命を落とさなければならなかった動物たちや、彼らを看取らなければならなかった飼育員たちの悲しみや苦しみが痛切に伝わってきます。

今では戦争を知らない世代が増えていますが、この話は引き続き伝えていくべきものです。

7位 おおきな木

作・絵: シェル・シルヴァスタイン
訳: 村上 春樹
出版社: あすなろ書房

昔々、ある場所に一本の木がありました。

その木は一人の少年を愛していて、毎日彼が遊びに来るのを楽しみにしていました。

しかし、時間が経ち、少年は大人になり、木との交流は減っていきました。

ある日、少年が木のところに戻ってきましたが、木登りをする年齢ではなく、お金が欲しいと言いました。

すると、木は少年にりんごを売るように提案し、少年はその通りにして木を喜ばせました。

しばらくして、再び少年が戻ってきて、今度は家が欲しいと言いました。

そこで、木は自分の枝を切って家を作るように提案し、少年は家を作り、木もまた幸せでした。

最後は、切り株だけになってしまう「木」ですが、それでも幸せなんですよね。

このお話も、人によって感じ方が違うと思いますが、「愛情ってなんだろう?」「与えること?」という論争を、頭の中で繰り広げてしまいます。

8位 やさしいライオン

やさしいライオン

作・絵: やなせ たかし
出版社: フレーベル館

野外動物園で出会った子ライオンのブルブルは、親がいなくていつも震えていました。

しかし、ふくよかで優しい母犬のムクムクが彼を育てることになりました。

ムクムクは太陽のような愛情でブルブルを包み、彼は穏やかに成長しました。

しかし、ある日2匹は突然引き離されてしまい….

ライオンの仔をお母さん犬が育てる、という愛情深い話に、心がポカポカ暖かくなってきます。

だけど….悲しい出来事が二匹を引き離します。

9位 ちいちゃんのかげおくり

作: あまん きみこ
絵: 上野 紀子
出版社: あかね書房

ちいちゃんは、お父さんが出征する前の日、家族は先祖のお墓参りの帰り道で「かげおくり」という遊びをしました。

影法師を10秒見つめてから空を見上げると、影が空に映って見えるという遊びで、家族4人で楽しみました。

影法師はまるで記念写真のように空に映って綺麗でした。

だけど、その後、空襲で家族が引き離され、ちいちゃんがたった一人で生きていかねばならなくなったのです。

10位 アンジュール ある犬の物語

作: ガブリエル・バンサン
出版社: BL出版

車から捨てられた犬は、走り去る車を追い続けましたが、やがて車を見失ってしまいました。

そこで犬はにおいを頼りに方向を決め、歩き始めました。

しかし、その結果、犬が道路に出たことで車同士が衝突する大事故が起きました。

それでも、犬は振り返りながらもひたすらに歩き続け、野をさまよった後、街にたどり着きました。

そして、ひとりぼっちの子どもと出会います。

白黒のデッサン画だけで構成された字のない絵本。

しかし、犬や景色はとても生き生きと描かれており、1本のエンピツでこんなにも世界を描けることに驚かされることでしょう。