「在宅ライターになりたいのですが、何か特別な勉強が必要になりますか?」という質問をいただきました。
ライターと言っても専門的な知識を必要とする仕事と違って、私が受けているような仕事だと、特別な勉強は必要ないでしょう。
ただ、どんな仕事にしろ、1円でもお金をいただけば「プロ」ですから、プロとしての意識は持っていないといけません。
私も最初ライターの仕事を始めた時はそうだったのですが、在宅だと、仕事をしている環境が生活をそのまま引きずっていますから、なかなか「プロ」としての意識を持ち辛いんですね。
お仕事自体は、きちんとするとようには心がけていましたが、やっぱりどこかで「手を抜こう」とする自分が居たりします。
いけないことなんですけどね。
だから、お仕事自体を貴重な勉強の場、と思うようにしました。
「お金をいただいて勉強させてもらっている」と思えば、自然と筆も進むというもの。
アバウトな注文しかいただけないような記事の仕事でも、きちんとこなしていけば、今度はもっとやりがいのある仕事を回してもらえます。
よくインプットとアウトプットと言いますが、やはり語彙を増やすという意味では、普段から「美しい文章」を読むことは大切ですね。
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文学やエッセイなど、分野を問わず本を読むのも良い訓練になると思います。
まあ、訓練というよりも「楽しみの延長」になれば、もっといいんですけど。
意外なところでは、俳句や短歌などです。
使える文字数が限られた中で、どうやって自分の伝えたいことを形にしていくのか?を追求する意味でも、とても勉強になります。
無駄な部分を削ぎ落とした美しい文章を、どうしたら作り出せるのか?なんて考えると、文章を書くことの奥深さがわかりますよね。
読書だけでなく、Web上の文章でも、「真似したいな」というような文章に出会ったらチェックしておいて、読み返すようにしています。
そのまま真似するのはNGですが、文章の書き方とか言い回しなど「良い」と思えるところは、どんどん真似したいですよね。
そこから新たに、自分のオリジナル文章が出来上がるというのが一番だと思います。
どなただったか忘れましたが、「最初は真似から入ってもOK。個性は、その後で育てれば良いのだから」という言葉を聞いたことがあります。
その通りだと思います。
「美しいな」「わかりやすいな」と思う文章を書き写してみるだけでも、語彙が増えたり、表現力がアップしたりすることってありますよね。
そんな「真似したいような文章」を、どんどんスクラップして、その良いところだけを真似するようにすれば、自ずと読みやすく言いたいことが伝わる文章になるのです。
くれぐれも、そのままコピペなんてしないでくださいよ。
そういうことではなく、あくまでも文体の流れを参考にするだけで、そこからオリジナルの文章を作るということですから。