サンマに付いている赤い糸状のものは何?食べても大丈夫?

サンマについている赤い糸の正体は? コラム

サンマについている赤い糸のような生き物の正体は?

サンマが、ようやく庶民でも手が届く値段になって、我が家でも時々食卓に上るようになりました。

塩焼きで食べることが多いのですが、調理する際に、時々赤い糸のようなものに出くわします。

よく見ると動いているような・・・

ちょっと気持ち悪い気もしますよね。

そこで、この赤い糸の正体について調べてみました。

サンマについている『赤い糸』の正体は、「ラジノリンクス」という寄生虫です。

この寄生虫はサンマだけでなく、カツオやサバなどの青魚にも見られることがあります。

安全性: ラジノリンクスは人体に害を及ぼすことはありません。しっかりと加熱調理すれば、食べても問題ありません。

除去方法 : 調理前に内臓を取り除く際に一緒に除去するか、調理後に見つけた場合は箸などで取り除くことができます。

サンマについている赤い糸の正体は?

サンマの栄養価は高い?

サンマは栄養価が非常に高い魚です。以下に主な栄養素とその効果をまとめました:

主な栄養素

– タンパク質 : 100gあたり約18.1gの良質なタンパク質を含みます。筋肉の維持や修復に役立ちま。

– 脂質 : DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富で、脳の健康や心血管系の健康をサポートします。

– ビタミンD : 骨の健康を維持し、免疫機能を強化します。サンマ1尾で1日に必要なビタミンDの116%を摂取できます。

– ビタミンB12 : 貧血予防や神経機能の維持に重要で、1尾で1日に必要な量の507%を摂取できます。

– セレン : 強力な抗酸化作用があり、動脈硬化の予防や免疫機能の向上に寄与します。

健康効果

– 心血管の健康 : DHAとEPAが動脈硬化を予防し、心臓の健康を保ちます。

– 骨の健康 : ビタミンDとカルシウムが骨を強化し、骨粗しょう症の予防に役立ちます。

– 免疫機能の強化 : ビタミンDとセレンが免疫力を高め、感染症から体を守ります。

– 貧血予防 : ビタミンB12と鉄分が赤血球の生成を助け、貧血を防ぎます。

昔から青魚は栄養があると言われていますが、こんなに栄養豊富だったんですね。

サンマについている赤い糸の正体は?

サンマの美味しい調理方法は?

サンマの美味しい調理法はいくつかありますが、特に人気のある方法をいくつかご紹介しますね。

1. サンマの塩焼き

材料 :
– サンマ 2尾
– 塩 小さじ2/3
– 大根おろし、すだち、醤油 各適量

作り方 :
1. サンマの尾から頭に向かって包丁で優しくこすり、ウロコや汚れ、ヌメリを取ります。流水で洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
2. サンマに塩をまんべんなく振り、10~15分置きます。出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
3. 魚焼きグリルの網に油を塗り、サンマを中火で5分、裏返してさらに5分焼きます。大根おろし、すだち、醤油を添えて完成です。

2. サンマの蒲焼き

材料 :
– サンマ 2尾
– 醤油 大さじ2
– みりん 大さじ2
– 砂糖 大さじ1
– 酒 大さじ1
– 小麦粉 適量

作り方 :
1. サンマを3枚におろし、小麦粉をまぶします。
2. フライパンに油を熱し、サンマを両面焼きます。
3. 醤油、みりん、砂糖、酒を混ぜたタレを加え、煮詰めながら絡めます。

サンマについている赤い糸の正体は?

3. サンマの味噌煮

材料 :
– サンマ 2尾
– 味噌 大さじ2
– 砂糖 大さじ1
– みりん 大さじ1
– 酒 大さじ1
– 水 200ml
– 生姜 適量

作り方 :
1. サンマを3枚におろし、適当な大きさに切ります。
2. 鍋に水、酒、みりん、砂糖、味噌、生姜を入れて煮立てます。
3. サンマを加え、中火で煮込みます。煮汁が少なくなったら完成です。

まだ暑い日もあって、秋を満喫とまでは行きませんが、せめて、サンマを食べて、秋気分を味わいましょう!