「いちばんすきな花」第8話のネタバレ感想
ドラマ『いちばんすきな花』の第8話が2023年11月30日(木)に放送されました。
4人の関係性にさまざまな変化が訪れていますね。
「二人組になるのが苦手」な4人なのに、4人の間では、二人組になるのも会話も大丈夫になり、夜々と紅葉は、それぞれ椿とゆくえに恋愛感情を持っていることもわかりました。
4人の、共通の知り合いで「キーパーソン」とも言える「美鳥」の登場から始まる第8話ですが、一体どんな展開になっていたのか?
この記事では『いちばんすきな花』第8話のネタバレ感想をまとめました。
「「いちばんすきな花」第7話のネタバレ感想-夜々の恋心はどうなる?」
【いちばんすきな花】第7話までのあらすじネタバレまとめ
春木椿(松下洸平)の家で、4人揃って、初めての「自炊」をして鍋を食べようとしていた時に、椿が「この家を引っ越すことにした」と告げます。
その後、買い戻そうとしている元の住人の話になり、ゆくえがつい「わがままですね」と言ったら、夜々は、さらに強い言葉で、「わがままな元の住人」を責めるような言い方をしてしまいます。
そうなると、紅葉は黙っていられません。
だって、椿の話から察するに、元の住人は、紅葉の恩師である可能性が高いのですから。
とは言え、誰もが他の人を思いやれる4人のことですから、ちょっと場がザワザワしたけど、言い争いまでは行かなかったですね。
年長者のゆくえが、「私が最初にわがままなんて言っちゃったから」とその場を収めようとしたり、椿は、「想定外に一人になったから、ちょうど良い話と思った」と元の住人を悪者にしない方向に持っていこうとしていましたから。
まあ、紅葉が少し拗ねたようにはなってしまいましたけどね。
とは言え、ゆくえの妹のこのみが「なんでお花屋さんが引っ越すだけでそんなギスギスするの?」という言葉からもわかるように、部外者にはわからないような愛着と居心地の良さを、椿の家に見出していた、ということでしょう。
恋愛面では、夜々が椿に恋心を告白して、「3人とも好きです」という返事に打ちのめされていました。
4人でするのが最高に楽しい「ホッケーゲーム」の2人用まで購入して、二人組プラス4人で仲良くしたい意思表示までしたのに、あっけなく振られてしまいましたね。
「いちばんすきな花」第8話のネタバレ感想
そして、前回では、ミステリーの謎が解けるように、「美鳥」が、4人の共通の知り合いであることが判明しました。
ただ、それぞれの美鳥に持っている人物像が違いすぎるため、「直接確かめてみよう」と、ゆくえが美鳥にLINEするところで終わっています。
志木(小花)美鳥役の田中麗奈さんも登場して、これからどうなるのか?が楽しみでもあり、4人の絆が壊れないか?不安な要素もあり、というところ。
主な登場人物たちについて
潮ゆくえ(多部未華子)
春木椿(松下洸平)
深雪夜々(今田美桜)
佐藤紅葉(神尾楓珠)
潮このみ(齋藤飛鳥)
望月希子(白鳥玉季)
穂積朔也(黒川想矢)
相良大貴(泉澤祐希)
小岩井純恋(臼田あさ美)
赤田鼓太郎(仲野太賀)
赤田峰子(田辺桃子)
篠宮(葉山奨之)
志木(小花)美鳥 (田中麗奈)
【いちばんすきな花】第8話のあらすじ&ネタバレ
「いちばん好きな花」第8話のあらすじ
第8話では、ゆくえ(多部未華子)、夜々(今田美桜)、紅葉(神尾楓珠)が集まる椿(松下洸平)の家に以前住んでいた人の名前が「志木美鳥」だと分かります。
それぞれが「美鳥」という知り合いがいると話すものの、名字や印象が異なるため、想像している人物像が一致しないようです。そこで、ゆくえが唯一連絡先を知っているため、直接本人に確かめようと連絡を取ることにします。
しかし、美鳥は電話に出ませんでした。そこでゆくえはLINEでメッセージを残し、「春木椿、深雪夜々、佐藤紅葉、この人たちを知ってる?」と問いかけます。すると、春木家から帰る途中で、ゆくえのスマホに美鳥からの着信があります。
一方、椿は仕事帰りに実家を訪れます。家族に美鳥のことを聞いてみるものの、鈴子(美保純)も楓(一ノ瀬颯)も転校した後の「志木美鳥」には心当たりがないようです。
だけど、ゆくえに美鳥からスマホに電話がかかってきたところから、ストーリーは急展開します。
ゆくえは、まず美鳥と二人での会話を望み、カフェで久しぶりの対面を果たします。
「いちばんすきな花」第8話のネタバレ感想
ただ、二人は、最近、電話では時々長話をしていたようなので、他の3人ほどのタイムラグは無かったようです。
そしてついに、美鳥が椿の家を訪ねてきました。
二人が再会するのは中学2年生の時以来。
少し話した後、椿は美鳥を見て「良かった。どうしているかなと時々思い出していて」と伝えました。
美鳥は「あの頃もその後も色々あったけど、でもこうやって昔の友達に会って回ったり、自分で家を買ったり。そういうこと、一人でできるようになった」と。
椿が「怪我、もうしていないの?」と尋ねると、美鳥は「していない。もう喧嘩していない」と首を振り、二人で涙を流すシーンは、こちらももらい泣きしてしまうほど。
美鳥の壮絶な生い立ちが、このシーンからでも想像できそうですね。
椿の回想シーンで、その答え合わせができたのですが、まだ中学生なのに、家にも学校にも居場所が無いなんて、本当に胸が痛くなります。
その後、夜々の家を訪ねた美鳥は、夜々に晩ごはんを作ってあげていました。
夜々が「ママよりママの味」と絶賛していた美鳥の料理は、椿のお母さんが教えていた味なのかな?と思うと、椿に惹かれる夜々の気持ちが、わかります。
恋愛感情って、「この人が好き」ということとは別の、「なんだか懐かしい」という気持ちから沸くこともあるから。
【いちばんすきな花】第8話の名言!名シーン
●「一方的な暴力でも喧嘩と言うのだろうか。」
椿の中学時代の回想シーンで、椿自身がナレーションとして言った言葉。
「一方的な暴力でも喧嘩と言うのだろうか。志木さんは何も言わずに突然来なくなり、それからすぐ転校したことを知った。会えなくても良いから、もう怪我をしていないことを願った。いつか帰りたい家を持てるようにと、願うしかなかった」
というセリフを、松下洸平さんの穏やかで優しい声のトーンで聞くと、椿の美鳥さんへの気持ち「ずっと会いたかった人」の意味が、謎解きと言うことではなく、すっと頭に入ってくる気がします。
「いじめ」や「虐待」を描いたドラマだと、どうしても直接的な暴力シーンが出てくるのだけど、このナレーションと「いつも怪我をしていた」という言葉だけで、どんなに大変な中学時代を過ごしてきたのか、が想像できますね。
そんな美鳥にとって、何も聞かず、「将棋する?」と黙々と将棋の駒を動かし始める椿や、優しく傷の手当をしてくれる椿のお母さんが居る春木家は、とても居心地の良い場所だったのでしょう。
「いちばんすきな花」第8話のネタバレ感想
●「嫌いなポジティブワード」
「ちょっと聞くだけで熱が出る」ていう紅葉の言葉から盛り上がった、「嫌いなポジティブワード」についての話。
椿の家で、4人でトランプしているシーンでしたね。
紅葉は「他人は変えられないけど、自分は変えられる」
ゆくえは「死ぬ気で頑張れ。死なないから」
夜々は「生まれ変わったら、夜々ちゃんになりたい」
そこに椿が洗い物を片付けて話に加わるが、最初は「失敗は成功のもと」と言い、「成功者は失敗を悠々と語る」に、みんなも「うんうん」と共感してたのですが。。。
いつもの椿節で、ネガティブなことを延々言っていると、逆に3人から慰められてしまう、というちょっとコミカルなシーンで少し救われました。
本当に、ポジティブな言葉って、時と場合によっては人をズタズタに傷つける刃物にもなり得るんだな、というのは、私の経験上でもありますね。
こんなことを言い合える4人って素敵だな、と思わずにはいられません。
【いちばんすきな花】第9話の予告
“春木椿(松下洸平)の家で佐藤紅葉(神尾楓珠)は、自分が表紙のイラストを手がけた小説を椿に渡そうと声を掛けると、椿は大きなダンボール箱を開けていた。
「荷造りですか?」と紅葉が聞くと、椿はニコニコしながら箱の中を紅葉に見せてきた。
そこには、紅葉が表紙を描いた本が大量に詰まっていて、椿は全部自腹で買ったと嬉しそう。
そして、そこにやって来た潮ゆくえ(多部未華子)と深雪夜々(今田美桜)に、椿は本を渡そうとするのだが、2人ともすでに買ったと、嬉しそうに断るのだった。
ゆくえ、椿、夜々は紅葉を褒めて、一緒に読もうと誘うも、紅葉は照れて2階に行ってしまった。紅葉がいなくなったことを確認した椿はゆくえに、紅葉は志木美鳥(田中麗奈)と2人で会えたのか聞く。
ゆくえは、「約束はしたみたいですよ」と、2人はまだ会えていないようだと答えた。
ある日、ゆくえは、美鳥と会うことになり、ファミレスで食事をしながら、美鳥が東京に戻ることになった経緯を聞かされる。すると、美鳥は突然「こっちいるうちに、会いたい人いて」と切り出して…。”
次回は、紅葉が美鳥に会うシーンと、紅葉が高校生の時の回想シーンが主になりそうですね。
また、いろいろと4人が繋がった話が出てくるのでしょうか?
しかし、美鳥は、4人にとっての救世主のような存在だったみたいなのに、「みんなに嫌われていた」存在だったなんてびっくりです。
その辺のところも、徐々に理由が明らかにされるんでしょうね。
それと、「みんなに嫌われていた」というのが、どれだけあてにならないか?ということも思い知らされます。
確かに、「あの人嫌い」「苦手」と言われたら、悪い人のように決めつけて、自分から近づこうとは思いませんよね。
自分が、何もその人のことを知らなくても。
先入観って怖いな、ということも感じてしまいます。