Uruの新曲「フィラメント」が、2025年4月4日に公開予定の映画『おいしくて泣くとき』の主題歌に決定した。この映画は、作家・森沢明夫による同名小説が原作となっており、“人を純粋に想う優しさ”をストレートに描いた感動作だ。
監督を務めるのは、森沢の作品『大事なことほど小声でささやく』を映画化した横尾初喜。主人公・心也を演じるのは長尾謙杜(なにわ男子)、ヒロイン・夕花役には當真あみが抜擢され、実力派キャストによる繊細な演技が期待されている。
再び森沢作品とタッグを組むUru「フィラメント」に込められた想い
Uruにとって、森沢明夫の作品の主題歌を担当するのは、デビュー曲「星の中の君」が映画『夏美のホタル』の主題歌に起用されて以来となる。本作のために書き下ろされた「フィラメント」は、Uru自身が作詞・作曲を手がけ、KOHDが編曲を担当。楽曲は映画公開日の4月4日に配信リリースされる予定だ。
また、楽曲を使用した予告映像とメインビジュアルも公開され、さらなる豪華キャスト陣も発表された。安田顕、美村里江、ディーン・フジオカ、水沢林太郎、芋生悠、池田良、田村健太郎、篠原ゆき子、安藤玉恵らが出演し、物語に深みを与えることが期待される。
Uruのコメント「小さな明かりを絶やさずに」
Uruは今回の楽曲について、次のように語っている。
>「起こっていることは苦しく辛いものですが、この作品に登場する全てのキャラクターに栄ある強さとしっかりした芯を感じ、それをそのまま曲にしました。歌詞には『10年』という言葉が出てきますが、私自身もこれまでの10年を振り返ることができ、これからの10年間の中で、心也や夕花のように自分らしさと小さな夢を大切にし続けていきたいと思えた作品です。
苦しみや悲しみの中で途絶えそうになっても、小さな明かりを絶やさずにいたいという思いを込めてこの『フィラメント』を歌いました。人の温かさや、誰かを思うことで強くなれること、夢や希望を持ち続ける力を感じられるこの作品と共に、この曲が皆さんの心に響いてくれたら嬉しいです。主題歌を歌わせていただき、ありがとうございました。」
Uruの言葉からは、作品に寄り添うように紡がれた「フィラメント」の歌詞が、登場人物たちの心情を映し出していることが伝わってくる。
主演・長尾謙杜のコメント「撮影の日々がよみがえる」
主人公・心也を演じる長尾謙杜も、「フィラメント」を初めて聴いたときの感動を語った。
>「この歌を聴いたとき、本当に映画にぴったりだと感じました。心也と夕花の日々が詰まった歌詞で、撮影の日々を思い出しました。映画を観る方は、曲を聴くだけで様々なシーンが浮かぶのではないでしょうか?
Uruさんの歌詞や歌声から力や希望を感じ、『おいしくて泣くとき』の青さや切なさを見事に表現していただいて感動しています。Uruさんの歌声で『おいしくて泣くとき』がより華やかになり、大変嬉しく思います。」
長尾のコメントからは、「フィラメント」が作品と深くリンクし、観る者の心を揺さぶる楽曲であることがうかがえる。
監督・横尾初喜のコメント??「心が震えた」
本作の監督を務める横尾初喜も、Uruの歌声に強い感銘を受けたという。
>「Uruさんの優しさと芯のある歌声が、心也と夕花の心の中を反映しているようでした。初めて聴いた時、心が震えました。書き下ろしていただき、本当にありがとうございます。映画と共に、この曲が多くの方々の心に届くことを願っています。」
Uruの音楽が映画の世界観をさらに際立たせ、観客の心に響く作品へと昇華されることが期待される。
原作者・森沢明夫のコメント「涙がこぼれそうになった」
原作小説の著者である森沢明夫も、「フィラメント」を聴いて深く心を揺さぶられたことを明かした。
>「初めて『フィラメント』を聴いた時、切なくも優しい心也と夕花の感情が胸に迫り、思わず涙がこぼれそうになりました。心に傷を抱えながらも未来を見据える人々の『応援歌』としても聴こえます。」
原作者自らが涙を誘われた楽曲が、映画と共にどのように観客の心に響くのか、ますます期待が高まる。
映画と音楽が紡ぐ“人を想う優しさ”
映画『おいしくて泣くとき』は、優しさと温もりに満ちた物語だ。そして、Uruが歌う「フィラメント」は、そんな作品の世界観をより深く観客に伝える重要な要素となるだろう。
切なくも力強い歌声と、繊細に紡がれた歌詞が、心也と夕花の物語に寄り添い、観る者の心に温かい光を灯す??。
映画公開と楽曲リリースが待ち遠しい。