『ピーターラビット』がいよいよ金曜ロードショーに登場!あの大御所女優もピーターの声を出していた?

ピーター・ラビットのお話は結構シビアでリアル

『ピーターラビット』と言えば、1902年に絵本が出版され、120年近くもの間読みつがれている名作中の名作絵本ですが、キャラクターの可愛さとは裏腹に、内容は、かなりシビアな部分も多いのです。

例えば、「お百姓さんのマグレガーさんとこの畑にだけは行っちゃいけませんよ。お前たちのお父さんは、あそこで事故に遭って、マグレガーさんの奥さんに肉のパイにされてしまったんです」というお母さんのセリフは有名ですよね。(「ピーターラビット」より引用)

あまり知られていないところでは、お父さんがパイにされてしまい、大黒柱を失ったピーターの母親が、なんと、内職をして生計を立てているシーンもあるんです。

ピーターラビットが金曜ロードショーに登場

「うさぎの毛の手袋や袖口飾り」を編むなどしていたのですが、うさぎを擬人化していると考えれば、ものすごくリアルな描写に、共感さえ覚えます。

とは言え、現実にはうさぎなので、人間に食べられてしまうこともある、ということも忘れてはいけない、という教訓も、きっちり入っているんですよね。

考えてみれば、日本の昔話も、結構残酷なシーンもあり、現在はカットされている部分も多いので、同じことなのかもしれません。

そんなピーター・ラビットですが、実写映画は、もっと現実味に溢れ、生き生きとした躍動感やスリルも感じられます。

もはや、違う作品としても楽しめるかも。

2018年に実写映画として公開された『ピーターラビット』が、地上波初6月25日に日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送されます。

映画の画面に現れるピーターたちの描写も素晴らしいですが、アフレコを担当する声優陣も豪華ですよ。

声の出演は千葉雄大さんや豪華声優陣のみなさん

まずは、主役のピーターの声を担う千葉雄大さんのコメントです。

「収録では、終始ピーターと同じ表情で声を吹き込んでいました。
また、マクレガーに掴まれたピーターがうなるシーンでは、『ウサギのようにうなって』と指示されて頑張りましたので、ぜひそのシーンを探してみてください(笑)。
また、視聴者に向けてメッセージを送り、「元気になれる作品です。
ピーターたちの表情豊かな顔を見て、心を温めていただければと思います。」

千葉さんは、アフレコしている間、ずっとピーターと同じ表情をしていたそうですが、あの激しい動きに伴う表情をしながらアフレコするのって、ものすごく難しかったのでは?と思います。

でも、それだけ、ピーターになりきって収録に臨まれたんですね。

この「うさぎのようにうなる」シーンだけでも、見逃せません。

他に声の出演をされるのは、渋谷はるかさん 、浅沼晋太郎さん 、吉田ウーロン太さん 、清水理沙さん 、木下紗華さん、下田レイさん、糸博さん、堀越真己さん、鈴木達央さん、小宮和枝さん、多田野曜平さん 、千葉繁さん、神代知衣さん、斎藤寛仁さん、こばたけまさふみさん、東地宏樹さん、雨蘭咲木子さん 、青山穣さん、魚建さん 、杉山滋美さんになります。

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映画『ピーターラビット』のあらすじは?

ざっとあらすじを書くと

「亡き両親に会いたいと寂しくなることもあるけど、ピーターは大好きな画家のビア(ローズ・バーン)や仲間たちと豊かな自然の中で幸せに暮らしていました。

だけど、ピーターは、母の言いつけに背き、まだマグレガー(サム・ニール)の畑に忍び込み、野菜を盗むことを繰り返しています。

ある日、彼はマグレガーおじさんに捕まってしまい、あわやパイになれそうに。
これで終わりかと思いきや、マグレガーは心臓発作で突然死んでしまうのです。
ピーターたちはマクレガーの農場と家を乗っ取り、大騒ぎ。
しかし、彼らの幸せな時間は長くは続かないのでした。

ロンドンの高級デパート「ハロッズ」を解雇されたマクレガー(ドーナル・グリーソン)が、マクレガーの家にやって来たのです。

マクレガーの目的は、家と土地を売って、おもちゃ屋を開き、ハロッズを見返すこと。

おもちゃ屋さん
潔癖症で動物が嫌いなマグレガーは、ピーターたちを家から追い出し、二度と家に入れないようにしました。

ピーターもマクレガーを敵視するようになるが、そんな中、思いがけない事態が発生。

あろうことか、マクレガーとビアがどんどん距離を縮めていき、お互いに惹かれていくではありませんか。

ピーターは大好きなビアを取られまいと、マクレガーと対決することに。
しかし戦っているうちに、ピーターはビアの絵を汚してしまい、ビアに家から追い出されてしまうのです。

マクレガーにも絵を汚した責任はあるのに。
と、怒ったピーターは、マクレガーへの復讐を企むのでした。」

情報源: 世界中で愛される絵本が実写映画化。『ピーターラビット』が金ローで放送! - 電撃オンライン

まだ一度も映画を観てない方にとってはネタバレになってしまいますが、この丁々発止のストーリーが、どのように展開するのか?楽しみですね。

なお、最新作『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』の公開も同じ日に予定されているので、最新作の冒頭約7分間をノーカットでテレビ初公開されるそうです。

追記:なんと、あの黒柳徹子さんも、ピーター・ラビットの声を担当されたことがあるんですって!

しかも60年も前ということですから、黒柳さんが20代の頃ですね。

黒柳さんと言えば、テレビの歴史と共にずっとご活躍されている方ですから、本当にいろいろな仕事をされていたのだと思います。

"女優の黒柳徹子(87)が24日、インスタグラムを更新。25日公開の映画「ピーター・ラビット2/バーナバスの誘惑」に合わせ、同じピーターラビットを描いた60年前の絵本と付録のレコード音声を公開した。

うさぎの耳をつけた黒柳さんは、古い絵本を手にして「60年前は、ピーターラビットのことを『ピーターうさぎ』と呼んでいたんですよ。」と説明。

また、「当時の絵本に付いていたソノシートで『ピーターラビット』の声を出したんです。"

ということ。

動画と共に、当時の音声まで聴かせてくれるサービス精神に感謝!です。

とても初々しい当時の声が聴けました!

しかし、こんなにも長い間、私達を魅了し続けているピーターラビットって、やはりストーリーの面白さやキャラクターの個性的な描写だけではなく、色褪せない奥深い魅力がそこにあるからなんでしょうね。