英語力を活かせる仕事はたくさんある
英語力を活かせる仕事について書いていますが、ざっと思いつくだけで、かなりの種類がありますね。
だけど、ぱっと頭に浮かぶ英語力を活かせる仕事といえば、翻訳や通訳の仕事ではないでしょうか?
特に、翻訳の仕事は、在宅でもできることから、主婦の方にも人気がありますし、私自身、翻訳の仕事をもらって家でしていた時期があります。
とは言え「内職でもできる?」となると、少し違うような気がするんですよね。
内職は、私自身もしたことがあるので、決して「楽な仕事」というわけではないし、お金をもらう以上立派な仕事だけど、何しろ単価が安いですから。
それなりに専門知識が必要な仕事は、やはり「内職」とは区別すべきでしょう。
その頃、子供が3歳と0歳だったので、家でできる仕事とは言え、時間を取るのが相当大変だったことを覚えています。
仕事内容は、特許関係の翻訳で、日本語でもあまり馴染みのない文章を、翻訳しなければならないので、結構苦しみましたね。
映像翻訳という仕事について
今は、映像翻訳に興味があります。
まだ通信講座を受けるかどうか悩んでいるところですが、いろいろ調べてみました。
大きく分けて3つのタイプがある映像翻訳ですが、字幕翻訳、吹き替え翻訳、放送翻訳の3種類があります。
字幕翻訳も吹き替え翻訳も、ほとんどが台本化されているんですよ。
字幕翻訳では、カットが切り替わると意味がわからなくなるため、文字数制限があります。
映画の字幕を見ていると、「よく、この長い台詞を、このスペースに入れられたよね」と感心することがよくあって、翻訳者のご苦労がわかります。
吹き替え翻訳では、俳優の話し声の長さに合わせて翻訳の長さを調整する必要があり、どちらも高い日本語能力と、原文を読んで理解する能力が求められるのです。
放送翻訳は、台本や下書きがなく、聞くだけなので、聞くことが得意な人に向いています。
また、正確に日本語に翻訳しなければならないので、ここでも日本語力が求められます。
事前に自分がどのような翻訳に向いているのかを調べておくと、勉強の方向性が明確になりますね。
映像翻訳の仕事を探す方法は?
では、映像翻訳の仕事はどうやって探すのがいいのでしょうか?
ネットで「映像翻訳・在宅ワーク・求人」と入力してみると、たくさんの求人がありました。
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しかし、そのほとんどが2~3年の実務経験を必要とするものか、未経験でも、翻訳・通訳学校の卒業生しか採用されない、ということ。
やはり、翻訳・通訳の教育を受けるのが一番の近道なんでしょうね。
映像翻訳を学ぶには、通学コースと通信コースがあるので、地方の人でも受講できます。
どちらで学んでも、卒業生が優先的に仕事を回してもらえるシステムになっているところも多いので、その辺は安心できるでしょう。
ただ、当然フリーランスとして働くことになるので、継続して働くには、自分で仕事を見つけて維持する努力が必要になりますし、一般的な知識も必要になることは頭に入れておいたほうが良いです。
子育て中の主婦の方が映像翻訳家に!
ちょうど、子育て中の主婦の方が、映像翻訳家になったリアルな体験談が読める電子書籍を見つけました。
内容を要約して引用しますと
"私は、現在映像翻訳者としてフリーランスで働いています。
"映像翻訳というのは、簡単に言えば、テレビや映画の字幕をつけたり、
吹き替え用の日本語の台本を作ったりする仕事です。
動画配信サービスが普及した今、注目されている仕事の一つに「動画翻訳者」があります。
他ではあまり語られていない「映像翻訳者」という仕事のリアルをお見せしましょう。"
フリーランスの映像翻訳者である三浦直子さんが、実際の仕事について率直に語った一冊です。
今までは普通の会社員として「翻訳者」として働いていた彼女。
フリーランスになった彼女が直面したこととは?
母となった彼女は、「仕事と家庭の両立」という大きな壁をどのように乗り越えたのでしょうか?
映像翻訳の仕事に興味がある方、フリーランスで働こうと思っている方や、まだまだ頑張って仕事をしようと思っている育児中の主婦の方々。
本書は、そんな人たちを応援するためのリアルな体験談です。"
ということ。
子育て中の方も、そうでない方も、翻訳という仕事に興味を持っている人なら、参考になるのではないでしょうか?
また、ある映像翻訳を仕事にしている方の話では、「大変な仕事の割には、翻訳の仕事だけで食べていくのは難しい」ということです。
では、皆さんはどうやって生活されているのでしょうか?
代表的なものとして、「翻訳者兼通訳」「翻訳者兼作家」「翻訳者兼英会話講師」などが挙げられます。
その他、「食べていくため」と割り切って派遣の仕事をされている方も。
翻訳の仕事は時間をかけて集中してやらないと質の良い仕事は得られないので、元来掛け持ちは難しいのですが、仕事に興味を持って「やりたい」という気持ちが強ければ、スタートを切るのも悪くはないでしょう。
翻訳の仕事のほとんどは「リサーチすること」というのを考えると、勉強するだけでも、将来役に立つ力が身につくのでは?と思います。
何事もチャレンジですよね。