株式会社バオバブで在宅の仕事は募集している?募集内容は?

バオバブの在宅ワークで月収20万円?

以前「がっちりマンデー」で紹介していた株式会社バオバブって気になりませんでした?

早合点した方は、「在宅ワークで一日6時間くらい働いて20万円の収入?」と思って、「私も働きたい」と求人を探したみたいです。

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確かに、そこの部分だけを見ると、「えー?そんな仕事があるんだったら、私もやりたい」と思うかもしれません。

twitterを見ていると、「父から電話があって、在宅勤務でデータ入力するだけで、月に何十万も稼げる仕事があるらしいから、探してくれ」と言われた、なんていうツイートも。

うーん、誰でもできる仕事なら、引く手あまたでしょうが、番組を見ているだけではわからないような、繊細な作業が要求されると思いますよ。

そもそも、バオバブという会社は、AI向けの学習データを作っている会社なので、専門的な知識が要求されることが前提でしょう。

パソコンで在宅ワークをする女性

株式会社バオバブはAIベンチャー企業なのに代表は文系?

そもそも、株式会社バオバブってどういう会社?というところからご紹介しましょう。

AIベンチャー「バオバブ」代表の相良美織さんは、理系のエリートがひしめくAI業界において、文系出身でサラリーマンから起業したという異彩を放つ経歴の持ち主なんです。

「今でもAIのことを100%理解しているわけではありません。」と涼しい顔で言い切る相良さんのもとには、大企業や研究機関からの依頼がひっきりなしに舞い込んでくるんですよね。

彼女はAIの学習データを扱っているのですが、「コンピュータが学習するための質問と答えのセットです」ということ。

例えば、トマトの収穫時期を予測する画像認識システムを作ろうと思ったら、あらかじめ大量の学習データを読み込み、熟したトマトの正解をAIが導き出せるようにしておきます。

このデータは、国内外の800人の在宅アルバイトが、PCの画面上でトマトを囲み、色の特徴などをタグ付けして作成したものです。

相良さんの役割は、この作業を容易にするツールの開発と、パートさんたちの調整で、「AIにはまだ未知の部分がたくさんあります。だからこそ、完璧に理解することにこだわらず、漠然としていても先に進み、ポイントを見極めるようにしています。」と語ります。

理系ではなかったために、違う角度からAIと向かい合うことができた、ということかもしれません。

バオバブの在宅ワーカーはどんな仕事をするの?

また、「画像認識のためのタグ付けはすべて手作業で行われますが、学習データが十分でないと正確な認識ができません。」

「バオバブでは、「バオパーツ」と呼ばれるアノテーション専門のスタッフを育成しており、彼らの強みは、迅速かつ高精度な作業ができることです。」

という言葉からわかるように、繊細でなおかつ正確さを求められる仕事だということがわかります。

「トマトを認識して画像からこれがトマトであると教えてくれる」だけでも、相当な数の画像データが必要になるそうです。

「多い時には、何千枚とか何万枚とか」ということですから、気の遠くなるような作業を黙々と、続けなければならないので、根気も必要ですよね。

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それに、「精鋭パートさんが世界中に居て、仕事を受注したり納品したりするのは、オンラインでできる」という言葉から判断しても、とても素人ができるものでは無いと判断できるでしょう。

多分、名古屋在住で作業をされている女性が、「子育てしながら在宅ワークできたらいいな、と思って」と言っていたので、その部分だけを切り取った人は、普通のデータ入力のように感じたのかもしれません。

ただ、在宅勤務を続けている私に言わせると、普通のデータ入力でも在宅ワークで一日6時間は結構キツイです。

慣れている仕事でも、家だと根気が続かないのですよ。

しかも、在宅で仕事を探しているということは、小さいお子さんの育児をしながらとか、介護されているとかでしょうから、仕事に充てられる時間はものすごく少ないです。

細切れの時間を使っての作業となると、やはり、一日3,4時間が限度かと。

勤務時間については、子育て世代の方も多いでしょうから、いろいろ考えられてはいるのでしょうが。

育児中の在宅ワークは時間との勝負

とにかく、在宅でできる仕事=簡単ではない、ということを理解していないと、「簡単に誰でもできる高収入の仕事です。」なんていう広告に騙されてしまうことも考えられます。

「自分には何ができるのか?」「何をしたいのか?」ということを先に考えてから仕事を探さないと、失敗するのは目に見えています。

私も、偉そうなことは言えないのですが、最初は、できることから初めて、コツコツとスキルを上げていくのが、一番良い方法では無いでしょうか?

追記:Baopartと呼ばれるアルバイトは、常時募集しているみたいですね。

文書翻訳や、入力選択、書き起こし、タグ付けなどの仕事を、翻訳支援ツールを使って行うと書いてあります。

しかも、勤務場所は「ネットが繋がる場所なら世界中どこでも」ですって。

これだけ見ると、「少し英語ができる私でも、在宅で仕事が受けられる?」と思ってしまいますが、ずっと読み進んで行くと・・・

応募資格のところに、

●翻訳者の方

●日本国内在住の留学生

●日本語を勉強している方

とあり、日本語から英語への翻訳の場合は、ネイティブと同レベルの英語力が必要、とのこと。

あらら、「少しできる」くらいでは、お呼びでは無かったです。

やはり、誰でもできるような仕事では無い、ということですね。