最近、テレビでの“ちょっとしたひと言”や“ノリでやったギャグ”が、あっという間にSNSで拡散されて大騒ぎになる、なんてよくありますよね。
以前なら「その場で笑って終わり」だったのに、今では切り取られた動画が秒で広まり、いろんな意見が飛び交うのが当たり前。
今回は、とある人気アイドルの“生放送ギャグ”をきっかけにSNSがざわついた件をヒントにしながら、
「ギャグってどこまで許されるの?」
この永遠のテーマを、ふんわりカジュアルに語っていきます。
※「timelesz」の篠塚大輝さんがフジテレビ系「めざましテレビ」で言ったギャグについて話題になっている件で
■ SNSは“増幅装置”。ギャグは秒速で全国区
今のSNSは、テレビのワンシーンを加速させる“拡声器”みたいなもの。
生放送で起きた一瞬のボケでも、誰かが動画をアップした瞬間に一気に広まっちゃいます。
そしてすぐに……
- 「普通に面白かったけど?」
- 「いやいや不謹慎すぎるでしょ!」
- 「なんで炎上するのか意味わからん」
と、価値観の違う人たちが一斉に意見を言い始めるわけです。
この“反応の速さ”と“多様な価値観のぶつかり合い”こそ、現代SNSの難しさでもあり、面白さでもあります。
■ 不謹慎ラインは人によって秒で変わる
今回の件もまさにそうでしたが、
「不謹慎かどうか」って、ほんと人それぞれ。
- 家族のケアを経験してる人
- 病気や別れの記憶がある人
- ギャグとして単純に楽しみたい人
- テレビの品位を気にする人
それぞれバックグラウンドが違うから、感じ方が違って当然なんですよね。
テレビのギャグに対して「不快だった」という声がある一方、
「いや普通に面白いじゃん」という声も同じくらい出てくるのは、今の多様な社会を象徴してます。
■ 生放送は“やり直し不可”。そりゃ事故も起きる
生放送って、出演者もMCも超プレッシャーの中でやってます。
とくに“最後に一発ギャグを”なんて無茶ぶりが来たら、瞬間的に判断するしかありません。
その場のノリでやった一言が視聴者にどう届くかなんて、コントロールできないし、想像も難しいもの。
スタジオでは笑いが起きたとしても、
SNSに動画が“一人歩き”し始めると、そこに別の文脈や感情が乗っかって、違う受け止め方をされることもあります。
生放送の怖さは、まさにここ。
■ 「批判=悪」ではないけど、誹謗中傷は別物
SNSで“批判”が出ることは、ある意味自然なこと。
価値観の違う人が集まってれば、そりゃ意見がぶつかる。
ただし、忘れちゃいけないのが…
- 「こういう表現は苦手」
- 「ちょっと配慮してほしい」
という“意見”と、
相手を攻撃する“誹謗中傷”は全くの別物ということ。
批判は社会のアップデートの種になるけど、誹謗中傷はただの暴力。
この線引きはかなり重要です。
■ じゃあ、ギャグってどこまで許されるの?
ハッキリ言うと、絶対的なラインはないです。
でも “今の時代的に”押さえておくべきポイントはあります。
▶ ① 意図より「どう受け取られたか」が重視される
発信者の“つもり”より、視聴者の“感じ方”が強く評価される時代。
▶ ② 公共の場では幅広い感情に配慮が必要
テレビは老若男女が見るので、独特の難しさがあります。
▶ ③ 炎上自体は避けられない
ゼロ炎上は不可能。でも誠実に対応すれば信頼は保てる。
▶ ④ 表現の自由=何でも言っていいではない
笑いを作る自由と、誰かが傷つかない配慮は両立できる。
ギャグって自由だからこそ、バランスを取るのがめちゃくちゃ難しい。
■ 最近のSNSでは“共感できる笑い”が強い
今のSNSでは、ただ面白いだけじゃなく、
- 「なんかわかる!」
- 「この気持ち知ってる!」
- 「状況に合ってる!」
みたいな“共感”を生むギャグの方が受け入れられやすい傾向があります。
逆に、視聴者の生活背景や経験とギャグが強く衝突すると、その瞬間に“刺さり方”が変わってしまうことも。
だからこそ、
「その笑い、誰がどう受け取るか?」
を考える時代になっているんですよね。
■ まとめ:炎上は悪じゃない。むしろ学びのヒント
今回のようなSNS炎上は、誰かを叩くための材料ではなく、
“社会の価値観がどう変化しているか”を知るチャンスでもあります。
ギャグは人を楽しませるためのもの。
でも時には、こうした議論のきっかけにもなる。
炎上を恐れすぎる必要はないけど、
“笑いの届き方”を考えながら作ることは、これからもっと求められていきそうです。
引用元:人気男性アイドル、朝の生放送で一発ギャグも波紋… 「ファンから見ても不快」「何が悪いの?」と激論

