「メタバース婚活」という言葉を聞いたことがありますか?
「VRの世界で恋人探しなんて、なんだか映画みたい!」と思うかもしれませんが、実はこれ、自治体が本腰を入れて取り組んでいる最新の婚活スタイルなんです。
先日、岐阜県が主催したメタバース婚活では、なんと16組ものカップルが誕生したのだとか!顔がわからないアバター同士の交流で、一体何が起きているのでしょうか?今日はその裏側をちょっと覗いてみましょう。

「結婚したい」気持ちはあるけれど……
最近、「若者の結婚離れ」なんてニュースをよく耳にしますよね。
厚生労働省の統計(2023年)を見ると、婚姻数は約47万組。前の年より3万人以上も減っていて、少子化への影響も心配されています。
でも、面白いデータがあるんです。
実は、調査では男女ともに8割以上の人が「いずれは結婚したい」と考えているそう。
つまり、「結婚したくない」わけではなく、「これまでの出会い方が、今の時代に合わなくなっている」だけなのかもしれません。

究極の「内面重視」という実験
そこで登場したのが、メタバースという「人工的な出会いの場」です。
この婚活の最大の特徴は、「外見の情報をあえて隠す」こと。
参加者はアバター(自分の分身)になって会話をします。顔も、スタイルも、リアルな雰囲気もわかりません。聞こえてくる声と、交わされる言葉、そして価値観だけが頼りです。
これって、私たちがよく言う「やっぱり結婚相手は中身が大事だよね!」という理想を、究極の形で試されているような気がしませんか?
「中身が大事」と言いつつ、やっぱり不安?
ところが、この仕組みには面白い反応が見られます。
「内面が大事」と言いつつも、いざ「顔が見えない」となると、多くの人が「本当に大丈夫かな……?」と不安を感じてしまうんです。
「実際に会ってみて、イメージと違ったらどうしよう」
「声や仕草など、やっぱり直感的な情報がほしい」
そんな風に思ってしまうのは、決してわがままではありません。
人間にとって、相手の雰囲気や表情といった「非言語の情報」は、意思決定に欠かせない大切な要素だからです。
メタバース婚活は、いわば自分の「本音」と「理想」を映し出す鏡のような装置なのかもしれませんね。
デジタルが救う、地方の「出会い」
もちろん、課題もあります。
アバターの操作に慣れが必要だったり、マッチング後にリアルで会った時のギャップだったり……。また、「自治体が税金を使ってまで婚活支援をするべき?」という声もあります。
それでも自治体が動き続けるのは、地方の深刻な人口減少があるからです。
都会と違って、地方では若い世代が少なく、物理的な出会いのチャンス自体が限られています。オンラインやメタバースは、その「距離の壁」をヒョイっと飛び越えるための、希望のツールになっているのです。
新しい時代の「出会い」を楽しんでみる
今回の岐阜県の事例は、メタバースが婚活の主流になることを証明したわけではありません。でも、「出会いのカタチは、もっと自由でいい」ということを教えてくれている気がします。
「まずは中身を知ってから、顔を合わせる」
そんな順番があってもいい。そんな風に選択肢が増えていくのは、素敵なことではないでしょうか。
あなたは、顔の見えない相手との会話、楽しめそうですか?
情報元:顔がわからぬまま16組が成立!? 岐阜県主催のメタバース婚活 「結婚したい」男女は8割超 各地の自治体が“婚活”全力応援のワケ

