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松下洸平、「ゴッホ展」サポーターに就任! 絵画への思いと画家への共鳴を語る

松下洸平、「ゴッホ展」サポーターに就任! 絵画への思いと画家への共鳴を語る コラム

俳優の松下洸平が3月13日、東京・上野の東京都美術館で行われた「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」の記者発表に出席した。この展覧会は、ファン・ゴッホ家のコレクションに焦点を当てた日本で初めてのもので、オランダ・アムステルダムのファン・ゴッホ美術館から貸し出される作品の数が過去最大規模となる。松下は、本展のサポーターとして登場し、自身の美術に対する思いやゴッホへの特別な感情を語った。


幼少期からの絵画とのつながり 「ゴッホは特別な画家」

松下洸平にとって、絵画は幼い頃から身近な存在だった。母親が油絵画家であり、その影響で幼少期から自然と絵に親しんできたという。さらに高校時代には美術を専門的に学んでおり、絵を描くことは自身の原点の一つでもある。

そんな松下にとって、ゴッホは特別な画家だった。「子供の頃から絵を描くことが好きで、学生時代にゴッホの作品をわずかに学んだこともありました。だからこそ、サポーターとしてこの展覧会に関われることがとても光栄です」と語り、ゴッホへの強い思いをにじませた。

松下洸平、「ゴッホ展」サポーターに就任! 絵画への思いと画家への共鳴を語る


晩年の「オリーブ園」に注目 「風の心地よさを感じる」

本展では、ゴッホの初期から晩年に至るまでの作品が多数展示される。松下が特に注目しているのは、晩年に描かれた《オリーブ園》だ。この作品について「穏やかな色彩と風景が印象的です。特に吹いている風が心地よいですね」と感想を述べ、ゴッホの繊細な表現に感銘を受けている様子だった。

また、今回の展示ではゴッホが家族に宛てた手紙も数多く紹介される。これについて松下は、「作品の素晴らしさだけでなく、ゴッホが家族と深くつながっていたことを感じ取れる内容になっています。芸術の力とともに、家族の大切さも伝わればうれしいです」と語り、ゴッホの人生をより深く理解する機会になることを期待していた。


ゴッホと重なる自身の経験 「自分を信じる力が大切」

松下は3月6日に38歳の誕生日を迎えた。一方、ゴッホは37歳という若さでこの世を去り、その後になって評価が高まった画家だ。このことに触れ、松下は自身の経験を振り返った。

「時代や境遇は異なりますが、20代の頃は自分の作品が世の中に認められない時期がありました。でも、それでも諦めずにここまで来られたのは、自分を信じる力だったと思います」と語り、ゴッホの人生と自身の俳優人生を重ねるようなコメントを残した。

ゴッホは生前、貧しさや精神的な苦悩に苦しみながらも、自らの芸術を貫いた。その信念の強さは、松下にとっても共鳴する部分があったのかもしれない。


「ゴッホ展」で感じる芸術と家族の絆

「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」は、9月12日から12月21日まで東京都美術館で開催される。ゴッホの生涯を追うように展示される作品群や手紙を通じて、彼の芸術の軌跡を辿ることができる貴重な機会だ。

松下は「この展覧会を通じて、ゴッホの作品の素晴らしさはもちろん、彼が家族とどのように支え合いながら生きてきたのかも知っていただければと思います」と呼びかけた。芸術の持つ力、そして家族との絆の大切さが改めて感じられる展覧会となりそうだ。