金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS系)の第5話が2月21日に放送された。物語は一気に加速し、新たな真実と不穏な動きが交錯。視聴者からは「問題人物ばかりや…」「全員怪しい」といった声が相次ぎ、Xではトレンド入りを果たした。今回は、そんな第5話の衝撃展開を振り返る。
大人気漫画が原作!緻密に描かれるヒューマンクライムサスペンス
本作は、浅見理都の同名漫画を原作としたヒューマンクライムサスペンス。2024年の「このマンガがすごい!」(宝島社)オンナ編で第4位にランクインした人気作が待望の実写化となった。
物語の中心は、クリスマスイブの夜に父を殺された大学生・山下心麦(広瀬すず)。彼女は遺された手紙を手がかりに事件の真相を追うが、その道のりは困難を極める。弁護士の松風義輝(松山ケンイチ)とともに真実に迫る中で、次々と謎が浮かび上がる。
脚本を担当するのは、「半沢直樹」(TBS系)やNetflixの「サンクチュアリ -聖域-」など、骨太なドラマを手掛けてきた金沢知樹。緻密なストーリー構成と濃厚な人間ドラマが視聴者を魅了している。
春生の手紙が導く新たな真相――東賀山事件の弁護士との接触
前回、ラーメン屋台の店主・染田(酒井敏也)の死が波紋を呼んだが、第5話ではさらなる衝撃の展開が待ち受けていた。心麦と松風は、亡き父・春生(リリー・フランキー)の手紙に記された人物を探し、東賀山事件の元弁護人・三木田辰雄(石丸謙二郎)を訪ねる。
そこで明かされたのは、春生が過去に三木田を訪れていたという事実だった。春生は「力郎(酒向芳)は東賀山事件の犯人ではない」と訴えていたが、三木田は当時、それを証明するには松風が必要だと助言していた。
さらに、三木田の口から語られたのは、事件の被害者である林川一家の知られざる事情。地元でも有名な資産家だった林川家は、一見すると幸せな家庭に見えたが、長男が発達障害を抱えていたことで家族は複雑な問題を抱えていた。そんな中で起こった東賀山事件――。
事件当時、アリバイがなく、最も動機があるとされたのは力郎。彼は友哉(成田凌)を守るために再審請求を取り下げ、罪を認める道を選んだのだった。
次々と浮かび上がる疑惑――「全員怪しい」の声が続出!
心麦は、事件の鍵を握る林川ウタの行方を追い、彼女が津寺井幸太という人物に引き取られていたことを突き止める。その名前こそ、春生の手紙に記されていたものだった。事件の真相に一歩近づいたかと思われたが、事態はさらに混迷を極める。
一方、検察の阿南(瀧内公美)は、友哉の起訴に向けて心麦の身辺調査を開始。また、警察も松風について調査を進める中で、彼の父・久世正勝(篠井英介)が元警察官だったことが判明する。
そんな中、松風に疑念を抱く赤沢(藤本隆宏)は、妻・京子(西田尚美)に心麦へある“お守り”を渡すよう指示する。このお守りに対し、視聴者からは「GPSでも盗聴機でも仕込まれてそう」「怪しすぎる」といった声が相次いだ。
また、松風自身も友哉のある一言をきっかけに、自分の中にある“真っ当なふりをした本心”と向き合うことになる。
SNSが騒然!「誰も信じられない」展開に視聴者戦慄
春生の手紙が導いた新たな人物が次々と登場し、事件の真相に迫る第5話。視聴者からは、驚きと混乱の声が相次いだ。
「謎が深まる」「怪しい人間しか出て来ない」「問題人物ばかりや…」「全員怪しい」「みんな怪しく見える」などの投稿が殺到し、Xではトレンド入りを果たした。
さらに、赤沢夫妻が心麦に渡した“お守り”については、「絶対GPS仕込まれてる」「盗聴器じゃないの?」といった憶測が飛び交い、視聴者の不安を煽った。
第6話に向けて――真実に迫る鍵は誰の手に?
次回、第6話では、心麦と松風がさらなる真相に迫るとともに、事件の核心に関わる新たな人物が登場することが予告されている。一体、誰が敵で誰が味方なのか?そして、春生が伝えようとした真実とは何なのか?
ますます深まる謎と緊迫感が高まる「クジャクのダンス、誰が見た?」。今後の展開から目が離せない。