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お米は今買ってはいけない?専門家が予測する最安値の時期

コメ高騰の裏に“買占め業者”の存在か コラム

3月が最高値、6月が最安値?米市場の今後の動向

経済評論家の予測によると、米価格は3月にピークを迎え、6月に最安値となる可能性が高いとされています。すでに昨年の秋以降、米価格は上昇を続けており、スーパーマーケットでは5kgあたり3400円だったものが、現在では4000円を超える価格となっています。

我が家の米の備蓄もあと1〜2カ月分しかなく、新たに購入を考えているのですが、今が買い時なのでしょうか?結論として、短期的に米を購入するならば4月以降がベストであり、最安値を狙うなら6月が最も適していると考えられます。

その背景には、政府の備蓄米放出が関係しています。政府は3月下旬に備蓄米を市場に放出し、それに伴い転売業者も在庫を手放すため、一時的に米価格が下がる可能性が高いのです。うまくいけば、昨年の秋と同じ5kgあたり3200円程度まで下がるかもしれません。

米価格はいつが買い時か?専門家が予測する最安値の時期

「5kgで2000円」に戻ることは期待できない現実

かつては5kgで2000円程度だった米の価格ですが、その水準に戻ることは難しいと見られています。今回の備蓄米放出は、直接小売店に供給されるのではなく、まず農協などの集荷業者を経由します。そのため、農協が価格を大幅に引き下げないよう調整する可能性があるのです。

しかし、価格が思ったほど下がらない場合、政府は農協に対して強い圧力をかける可能性があります。その理由は、今夏に予定されている参議院選挙です。与党にとって不利な情勢が続く中、政府は有権者の不満を和らげるために備蓄米の放出を進めると考えられます。

これにより、現在の4000円台から3000円台前半まで米価格が下がる見込みですが、かつての2000円台には戻らないでしょう。米の供給量が構造的に減少していることが、大きな要因となっています。

夏から秋にかけて米価格は再び上昇の可能性も

短期的な価格下落が見込まれる一方で、夏から秋にかけては米価格が再び上昇する可能性があります。その背景には、政府が今回放出する備蓄米を再び買い戻す方針を示していることが挙げられます。

政府が備蓄米を一定量確保する理由は、万が一の災害や国際情勢の不安定化に備えるためです。特に南海トラフ地震や台湾情勢の緊張が高まれば、食糧の安定供給を確保する必要が出てくるため、政府の買い戻しによって米価格が再び上昇することが考えられます。

また、長年の減反政策の影響で米の供給量が減少していることも、価格上昇の一因となっています。ただし、現在の高騰を受けて、今年は農家が作付面積を増やす可能性があります。そのため、秋の新米の収穫量が増えることで、ある程度の価格抑制効果が期待できます。

しかし、もし今年の夏が猛暑となり、米の生育が悪化した場合、供給不足が発生し、秋には再び4000円台に戻る可能性もあります。さらに、選挙後には政府の価格抑制策が弱まり、国民の生活は再び厳しくなる可能性があるでしょう。

コメ高騰の裏に“買占め業者”の存在か

まとめ:米の買い時は4月以降、最安値は6月が有力

現時点での米市場の動向を考えると、今すぐに米を買うよりも、4月以降に購入するのが賢明です。そして、最も安く買いたいなら6月を狙うのが良いでしょう。政府の備蓄米放出による価格調整が影響を及ぼすため、一時的に価格が下がると考えられます。

しかし、長期的に見ると米の価格は下がりにくい傾向にあり、秋以降には再び値上がりする可能性が高いです。特に、選挙後には政府の価格抑制策が弱まり、4000円台へと逆戻りすることも考えられます。今後の米市場の動向を注視しつつ、適切なタイミングで購入を決めることが重要です。