映画『国宝』のロケ地は？聖地巡礼に訪れる人が急増中！
現在公開中の映画『国宝』が大ヒット中ですね。
観客動員数は677万人、興行収入は95億円を突破し、映画ファンの間で大きな話題になっているほど。
その人気の余波で、ロケ地が数多く存在する関西エリアには、全国から「聖地巡礼」に訪れる人が急増。
今回は、その中でも注目度の高いロケ地をめぐり、映画の魅力と現地ならではの楽しみ方をまとめてみました。
出石永楽館｜吉沢亮と横浜流星が舞った「二人藤娘」の舞台
兵庫県豊岡市にある「出石永楽館（いずしえいらくかん）」は、近畿地方で最古の芝居小屋として知られる場所です。普段は1日に40〜50人ほどしか来館しないのに、映画『国宝』公開後は多い日で700人も訪れるほどの人気スポットに変貌しました。
この永楽館が注目されている理由は、劇中で吉沢亮さん演じる喜久雄と、横浜流星さん演じる俊介が「二人藤娘」を披露した舞台だからです。実際に撮影で使われた「藤の枝」を借りて、来館者が歌舞伎のポーズを真似することもできます。「映画の世界に入り込んだ気分！」という声が多く、体験型の展示としてファンにはたまらない魅力になっています。
さらに、吉沢亮さんが化粧をしていた鏡や楽屋の再現展示も大人気。実際にその前で親子がセリフを真似して遊ぶ姿も見られ、訪れた人たちのテンションは最高潮です。「あのシーンをここで撮っていたんだ…」と涙ぐむファンもいるほど、臨場感のある体験ができるスポットです。
上七軒歌舞練場と渡辺謙の「連獅子」｜京都五花街の伝統美
京都五花街のひとつ「上七軒歌舞練場」も、映画『国宝』に欠かせないロケ地です。ここでは渡辺謙さんが迫力満点の『連獅子』を舞うシーンが撮影されました。
上七軒は舞妓さんや芸妓さんの世界でも知られる由緒ある場所。そんな伝統の舞台で、渡辺謙さんが全身全霊で演じる姿は、映画の見どころのひとつです。訪れたファンからは「歴史を感じながら名シーンを思い出せる」と感動の声があがっています。まさに、映画と伝統文化が融合した“特別な舞台”といえるでしょう。
先斗町歌舞練場｜「浪花座」として生まれ変わった舞台
京都の先斗町歌舞練場は、映画の中で「浪花座」という名前で登場しています。多くの稽古シーンや舞台裏のカットが撮影されており、作品の中でも重要な役割を果たしたロケ地です。
実際に訪れたファンからは「ここで稽古していたんだ！」と熱狂的な反応が。ある人は「同じ場所の空気を吸っていると思うと鳥肌が立った」と語っています。建物そのものが歴史を感じさせるため、ただ眺めているだけでも映画の世界を思い出せるはずです。
びわ湖大津館｜歌舞伎座に似た外観が映画に登場
滋賀県大津市にある「びわ湖大津館」も注目のロケ地です。ここは本来劇場ではないのですが、東京の歌舞伎座に似た外観を持っていたことから、映画では劇場として登場しました。
特に話題になっているのは、吉沢亮さんが柱に激しく触れるシーン。滋賀ロケーションオフィスのスタッフいわく「詳しくは映画を見てのお楽しみ」とのことですが、この柱を一目見ようと訪れるファンが後を絶ちません。
施設内では『国宝』にちなんだ展示や観光PRも行われており、映画ファンを迎える準備は万端。映画の世界と現実の観光がしっかりリンクしているのが印象的です。
滋賀県の聖地巡礼マップと地域活性化の動き
滋賀県では映画『国宝』のロケ地をまとめた「聖地巡礼マップ」を配布しています。これが想像以上の人気で、配布後すぐに増刷が決定するほどの反響を呼んでいます。
観光客の増加は地域経済にも大きな影響を与えており、飲食店や宿泊施設も“国宝効果”で売り上げが伸びているそうです。映画の成功がそのまま地域活性化につながっている好例といえるでしょう。
出石皿そばと地元グルメの盛り上がり
聖地巡礼の楽しみはロケ地だけではありません。豊岡市の名物「出石皿そば」も人気急上昇中です。出石永楽館の近くにある「出石皿そば山下」では、普段以上のお客さんが押し寄せて大忙し。店主の山下さんは「ありがたい。1日でも長く上映してほしい」と笑顔で話しています。
映画ファンが訪れることで、地元グルメが脚光を浴びるのも嬉しい流れです。「ロケ地巡り＋ご当地グルメ」という組み合わせは、旅の醍醐味ですよね。
吉沢亮×横浜流星の化学反応と過去共演作
今回の映画で特に注目を集めたのが、吉沢亮さんと横浜流星さんの共演シーンです。「二人藤娘」で見せた華麗な舞は、二人の俳優としての実力と相性の良さを証明する名場面になりました。
過去にも二人は『仮面ライダーフォーゼ』や『オオカミ少女と黒王子』などで共演していますが、『国宝』ではより濃密な関係性が描かれています。インタビューでは吉沢さんが「舞台に立つ緊張感を毎日味わった」と語り、横浜さんも「二人で支え合って演じられた」と振り返っていました。俳優としての挑戦が、作品のリアリティをさらに引き立てているのです。
結論
映画『国宝』の大ヒットはスクリーンを飛び越えて、関西各地を巻き込んだ社会現象になっています。出石永楽館や上七軒、びわ湖大津館などを訪れると、映画の余韻をそのまま体感できるのが最大の魅力です。吉沢亮さんや横浜流星さんの足跡をたどる旅は、映画ファンなら絶対に外せない体験ですし、地元の方々にとっても誇りになる存在でしょう。
FAQ
Q1: 映画『国宝』の主要ロケ地はどこですか？
出石永楽館（兵庫県豊岡市）、上七軒歌舞練場（京都）、先斗町歌舞練場（京都）、びわ湖大津館（滋賀県大津市）などが代表的です。
Q2: 出石永楽館ではどんな展示や体験ができますか？
吉沢亮さんと横浜流星さんが使用した小道具や舞台を見学でき、実際に「藤の枝」を持って歌舞伎ポーズを体験できます。化粧をした鏡の前も再現されていて、映画の雰囲気を味わえます。
Q3: 滋賀県の聖地巡礼マップはどこで入手できますか？
滋賀県観光案内所やびわ湖大津館などで配布されています。人気が高く、増刷されるほどの反響を集めています。
情報元:大ヒット映画「国宝」“聖地巡礼”に沸く関西 『楽屋』で熱演する親子ファン 滋賀県「聖地マップ」大好評
（関西テレビ「newsランナー」 2025年8月14日放送）
