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ドラマ「なんで私が神説教」、志田未来演じる愛花が静に復讐する理由は?

「なんで私が神説教」第7話感想 コラム

日本テレビ系で放送中の学園ドラマ『なんで私が神説教』第7話が放送されました。

広瀬アリスさん演じる静が、なぜ「人殺し」と言われなければならないのか?

学校にビラを貼ったのは志田未来さん演じる愛花ということは判明しましたが、なぜそこまで愛花は静をうらんでいるのか?

こんな重いテーマの割には、コミカルな要素も随所に盛り込まれているので、そんなに肩肘張らずに見られるのですが、終盤に見せた、復讐に燃える志田未来さんの演技には、引き込まれました。

第8話からはその愛花が本格的に動き出し、物語は新たな局面を迎えそうですね。

そこで、愛花の復讐心が次回どのように展開するのか?、なぜそこまで静にこだわるのか?について書いていきます。

「なんで私が神説教」第7話感想

愛花の復讐心の源泉にある「花恋の死」

物語の鍵を握るのが、愛花の妹・花恋の死です。愛花は、インフルエンサー“SEE”として発信していた静の言葉が、花恋を死に追いやったと信じています。「私は花恋を失った悲しみや憎しみを絶対に忘れない!」というセリフは、彼女の心に渦巻く怒りと喪失感を象徴しています。

愛花は、花恋の死を受け入れることができず、その原因を静に求めてしまいます。静の“神説教”は、生徒たちの心を動かしてきましたが、それが花恋にとっては重荷となり、「いい気になってる」と捉えてしまったのかもしれません。

愛花の過去と静との接点

愛花はかつて教師として教壇に立っていました。第7話では、彼女が京子(木村佳乃)と対峙する場面が描かれ、教育現場での葛藤や失敗がほのめかされます。現代の教育現場では、教師もSNSなどを通じて生徒と繋がることが求められる一方で、誤解が生まれやすい環境でもあります。

京子との会話では、愛花の中にある“教師としての自責の念”と“母のような保護者的感情”が入り混じり、彼女の複雑な心情が浮かび上がります。そのため、静が持つ影響力への反発心が強まり、復讐へと突き動かされていったのです。

志田未来が演じる“復讐の女”の迫真の演技

志田未来さんといえば、『14才の母』や『監察医 朝顔』など、深い人間ドラマを演じてきた実力派女優です。今回の『なんで私が神説教』では、怒り、悲しみ、喪失という複雑な感情を見事に表現しており、視聴者の心をつかんで離しません。

広瀬アリスさん演じる静との感情のぶつかり合いの場面では、怒りの内に潜む寂しさや迷いまでも繊細に描いており、「悪役」とは言い切れない人間らしさがにじみ出ています。志田さんの演技は、愛花というキャラクターを単なる復讐者ではなく、視聴者に共感される存在へと昇華させています。

視聴者を引き込む複雑な構成と伏線回収

第7話では、物語構成が一新されました。『木更津キャッツアイ』(TBS系)のように「◯回表」「◯回裏」という二重構造が用いられ、通常の時間軸と並行して、逆戻りするシーンによって伏線が回収されていきます。

この手法により、登場人物一人ひとりの行動に新たな意味が加わり、視聴者に驚きを与える演出が際立っています。特に新庄(小手伸也)や山崎(前原滉)といったサブキャラの背景が明かされ、物語全体の厚みが増している点も魅力のひとつです。

「なんで私が神説教」第7話感想

SNS・ファンの反応:「泣ける」「怒りの演技がリアル」

SNS上では、「志田未来の怒りがリアルすぎて泣いた」「愛花の悲しみに共感した」という声が多く見られました。TVerのレビューでも「ただの悪役ではなく、深い背景を持つキャラ」として高評価を得ています。

一部の視聴者からは「愛花を悪役にしないでほしい」「このドラマで初めて“怒り”が肯定された気がした」といった意見もあり、本作が視聴者に与える影響の大きさがうかがえます。

不登校生・脇坂春樹の登場がもたらす新たな火種

第8話から新たに登場するのが、萩原護さん演じる脇坂春樹です。静が担任を務める2年10組の生徒でありながら、2年生になってから一度も登校していない“不登校キャラ”です。

彼の登場により、愛花と静の対立構造に新たな軸が加わると見られます。脇坂の視点から見ることで、教師と生徒、そして保護者との関係性がより複雑に描かれることでしょう。

「なんで私が神説教」第7話感想

『なんで私が神説教』脚本・演出の意図

脚本を手掛けるのは、オークラさん。『となりのナースエイド』や『イップス』など、現代社会の歪みを鋭く描いてきた作家です。

本作では、「怒り」「許し」「言葉の責任」といったテーマを軸に、現代の教育現場にある葛藤を真正面から描いています。静の“神説教”は単なるお説教ではなく、心を震わせるメッセージであり、大人たちが避けてきた「ぶつかり合い」に正面から挑む試みなのです。

まとめ

『なんで私が神説教』は、学園ドラマの枠を超えて、人間関係の複雑さや心の葛藤を真正面から描いた作品です。志田未来さんが演じる愛花の復讐は、ただの恨みではなく、愛と喪失が交錯した結果であることが伝わってきます。

第8話以降、静と愛花の対峙はさらに激しさを増し、新たな登場人物・脇坂春樹の存在も加わって、ドラマはより重層的になっていくでしょう。

静が「先生を辞める」発言まで飛び出していましたね。

静と愛花が交わる線はあるのでしょうか?

また、愛花と交際している、浦見(渡辺翔太さん)と静の関係も、今後は複雑になってきそうです。

コメディータッチの裏でひしめく人間関係が、最終回に向けてどう動いていくのか、がとても気になりますね。

引用元:『なんで私が神説教』過去の伏線が一気に回収 “愛花”志田未来による復讐劇が開幕へ

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