YUZURU HANYU “REALIVE” an ICE STORY project
羽生結弦さんのアイスショー
「YUZURU HANYU “REALIVE” an ICE STORY project」が発表された瞬間、
正直、胸がぎゅっとなったファンは多いのではないでしょうか。
「REALIVE」というタイトル。
そして、故郷・宮城開催。
もう、この時点でただのアイスショーじゃないことは、
長く羽生結弦を見てきたファンならすぐにわかります。
今回は、「REALIVEって何がそんなにすごいの?」という疑問に、
ICE STORYを追い続けてきたファン目線で答えていきたいと思います。
ICE STORYは、羽生結弦が“自分自身”を差し出してきた場所
まず大前提として、ICE STORYは、
「かっこいいプログラムを並べたショー」ではありません。
羽生結弦さん自身が、
自分の人生、価値観、問い、迷いを
そのまま氷の上に差し出してきた場所です。
だから見る側も、どうしても受け身ではいられない。
気づけば一緒に考え、一緒に息をして、一緒に感情を揺らしてしまう。
ICE STORYって、そういうシリーズなんですよね。
「GIFT」――羽生結弦という存在を丸ごと受け取った日
すべての始まりは、東京ドームの「GIFT」。
あの空間にいたファンなら、
「すごかった」なんて言葉では全然足りないこと、よくわかると思います。
あれはもう、
羽生結弦の人生をそのまま受け取る体験でした。
苦しさも、孤独も、感謝も、希望も、
全部ひっくるめて「これが羽生結弦です」と渡されたような感覚。
競技時代を知っているからこそ、
「あの時のあれは、こういう意味だったのか」と
胸に刺さる場面も多かったですよね。
ICE STORYはここで、
「過去を語る場所」になったと思います。
「RE_PRAY」――ファンにも突きつけられた“生きる”という問い
「RE_PRAY」は、正直、見るのが簡単なショーではありませんでした。
テーマは「生きること」。
羽生さん自身の問いであり、
同時に、私たち観客にも向けられた問いでした。
楽しいだけじゃない。
答えも用意されていない。
でも、不思議と「置いていかれる感じ」はなかったんですよね。
それはきっと、羽生結弦さんが
自分も迷いながら滑っていることを、隠さなかったからだと思います。
このあたりから、
「羽生結弦はもう“競技のスター”じゃない」
「完全に表現者として生きている」
そう感じたファンも多かったはずです。
「Echoes of Life」――命という、いちばん核心のテーマへ
第3弾「Echoes of Life」は、
さらに深く、静かで、重たい作品でした。
テーマは「命」。
でも、説教くさくもないし、答えを押しつけてくるわけでもない。
ただ、問いだけが残る。
見終わったあと、すぐに言葉にできなくて、
しばらく余韻の中で立ち尽くした人も多かったんじゃないでしょうか。
ICE STORYはここで、
羽生結弦の内面世界そのものになった気がします。
だからこそ「REALIVE」が特別すぎる
そんなICE STORYを経て発表された「REALIVE」。
これが、ファンにとってなぜ特別なのか。
それは、「新作だから」ではありません。
過去のプログラムを、今の羽生結弦が滑る
REALIVEでは、これまで生まれてきたプログラムたちを、
今の身体で、今の感性で、もう一度滑ると語られています。
ファンならわかりますよね。
同じ羽生結弦でも、同じ演技になるわけがない。
時間を重ねて、経験して、傷ついて、乗り越えてきた今だからこそ、
同じプログラムがまったく違う表情を見せる。
それを「やる」と決めた覚悟が、もうすごい。
「今ここに生きている」ことを、全力で共有しにくる
映像で何度も見返せる時代に、
あえて「生」「一瞬」「その日限り」を強調する。
これは、ファンへのメッセージでもあると思うんです。
「今を一緒に生きよう」
「この一秒を、ちゃんと共有しよう」
REALIVEは、羽生結弦からファンへの
ものすごく誠実なライブなんだと思います。
そして、宮城開催という意味
故郷・宮城。
羽生結弦の原点。
ここでICE STORYを“もう一度生かす”という選択は、
集大成であり、再出発でもあります。
過去を抱えたまま、前に進む。
それがREALIVEなんですよね。
まとめ:REALIVEは、羽生結弦とファンの「今」を重ねる場所
REALIVEは、完成形でも、答えでもありません。
羽生結弦が、
「今の自分はここに立っている」と示す場所。
そしてファンにとっては、
「同じ時間を生きてきた証」を重ねる場所です。
きっとまた、
言葉にできない感情を持ち帰ることになる。
でもそれこそが、
羽生結弦のICE STORYを見続ける理由なのかもしれませんね。
引用元:羽生結弦さん4月に宮城で「REALIVE」「いまの私の身体を通して、魂込めて、全体力を込めて」
