ドラマ『ディアマイベイビー』森山拓人（野村康太さん）がとった異常な行動の意味は？

松下由樹が狂愛マネージャー役で怪演！『ディアマイベイビー』の異常な愛の行方

松下由樹が狂愛マネージャー役で怪演！『ディアマイベイビー』の異常な愛の行方

テレ東のドラマ24枠で放送中の『ディアマイベイビー～私があなたを支配するまで～』は、狂気的な愛と執着が交錯する異色のサスペンスドラマです。松下由樹さんが演じる芸能マネージャー・吉川恵子と、新人俳優・森山拓人（野村康太さん）の歪んだ関係が、視聴者の心をえぐる展開を見せています。第10話では、過去の事件を乗り越えたかに見える拓人と、再び姿を現した恵子の再会が描かれ、物語は新たな局面に入りました。

■『ディアマイベイビー』とは？狂愛サスペンスの核心に迫る

本作は、テレ東とアミューズクリエイティブスタジオの共同制作による、完全オリジナル漫画のドラマ化第2弾です。芸能マネージャーと俳優という立場の異なる2人が、やがて支配と被支配の関係に転じていく過程を描いています。初回から「俳優がマネージャーを刺す」という衝撃のニュースで始まる本作は、そのインパクトとともに、視聴者を物語へと引き込みました。

■松下由樹が演じる“狂愛マネージャー”吉川恵子の魅力

松下由樹さんが演じる吉川恵子は、まさに“狂愛”という言葉がふさわしいキャラクターです。拓人に対して母性と恋愛感情が混ざったような愛情を注ぎ、その執着はやがて狂気へと変わっていきます。松下さんはこれまで『ナースのお仕事』のようなコミカルな役から、『大奥』や『監察医朝顔』のようなシリアスな役まで幅広く演じてきましたが、今作ではキャリアの中でも特に異質な役柄に挑戦しています。その怪演ぶりは、ベテラン女優ならではの深みと説得力にあふれています。

■森山拓人役・野村康太の覚醒と演技の深化

野村康太さんが演じる森山拓人は、かつてマネージャーを刺したという過去を背負いながら、スター俳優へと成長していく青年です。第10話では、役作りに悩む拓人の姿が描かれました。特に「親から愛されたことがない自分に、父親役は理解できない」と苦悩する場面は、彼の内面の葛藤を強く印象づけました。野村さんは『孔雀のダンス、誰が見た？』『パラレル夫婦』などでも注目を集めており、今作では感情の起伏やトラウマの表現が高く評価されています。

■拓人と美羽、そして恵子――三角関係が生む心理戦

中村ゆりかさん演じる南雲美羽は、拓人が初出演するドラマで共演した女優であり、現在は彼と穏やかな生活を送っています。しかし、拓人の心には未だ恵子の記憶が色濃く残っており、第10話ではその幻影に苦しむ姿が描かれました。恵子の存在は拓人にとって単なる過去の人物ではなく、今なお心に影を落とす“支配者”としての側面を持っています。

支配者というより、拓人の中では、母親から愛されなかった過去を埋めてくれる唯一の存在、なんですよね。

一方、美羽は恵子の異常さにいち早く気づき、彼を救おうとする存在。

もちろん、拓人も、美羽には恋愛感情もあるでしょう。

この三者の心理戦が、物語にさらなる緊張感を与えています。

■SNSとファンの反応から読み解く視聴者心理

第10話では、「相変わらず大人気だな」という声とともにファンに囲まれる拓人の姿や、美羽との平穏な日々が描かれました。しかし、その裏には恵子の幻影や不穏な空気が漂っています。SNSでは、「恵子がまた出てくるなんて怖い」「愛って何なんだろう」といったコメントが相次ぎ、今後の展開の行方を見守っています。TwitterやTVer、Leminoでも高い注目度を誇り、深夜ドラマとしては異例の話題性を維持しています。

■中村ゆりか＆野村康太の共演歴と役者としての化学反応

中村ゆりかさんと野村康太さんの共演は本作が初とされていますが、2人の演技には非常に高い相性を感じさせます。中村さんは『賭ケグルイ』『女子高生の無駄づかい』などで強い個性を発揮してきた女優で、今作では理性的で思慮深い役柄を好演。一方の野村さんは、若手ながらも感情の起伏を丁寧に表現する力を持っており、2人の掛け合いはドラマのリアリティを一層高めています。