月9ドラマ『明日はもっと、いい日になる』(フジテレビ系)の第1話が放送されましたね。
福原遥さん主演で林遣都さんが共演、しかも児童相談所が舞台という、「もしかしたらものすごく重い感じのドラマ?」と思ってみていましたが、福原さん演じる主人公・夏井翼のまっすぐな思いや行動が、物語を明るくしているように思いました。
翼は所轄の刑事として働いていたものの、突然児童相談所に出向することになり、戸惑いながらも子どもたちと向き合っていきます。
しかし、今の児童相談所って本当に大変なんだな、ということがよくわかるストーリーですね。
周りのキャストの方々の演技力と共に、「今の子供や親が抱えている社会問題」について、ものすごく伝わってくるものがあります。
正義感にまっすぐな翼の魅力
翼の魅力は何といっても、そのまっすぐさ。
第1話では、拓斗という男の子に出会い、彼の本当の気持ちに寄り添おうと必死になる姿が描かれました。
表面的な状況だけで判断せず、子どもの言葉を信じようとする姿勢に、視聴者からは「こんな大人になりたい」「福原遥さんのまっすぐな演技に泣いた」といった声が上がっています。
翼の言動からは、「誰かのために本気で動くこと」の大切さが伝わってきます。
実際、彼女が1人で夜の海を探し続けるシーンには、心を動かされた方も多かったのではないでしょうか。
福原遥さんの“まっすぐキャラ”の歩み
福原遥さんといえば、これまでにも“まっすぐで純粋な役柄”を多く演じてきました。
たとえば、NHK朝ドラ『舞いあがれ!』では夢に向かって努力する主人公を、また『ゆるキャン△』では自然体で人懐っこい女子高生を演じて話題になりました。
福原さんは、インタビューで「自分が演じる役には、必ず何かしら信念がある」と語っています。
今回の夏井翼というキャラクターも、福原さんのそうした思いとリンクしているように感じられます。
見た目の可愛らしさだけでなく、芯のあるまなざしや、どこか“信じた道を進む強さ”が、視聴者の心に響くのでしょう。
林遣都さん演じる蔵田とバディ感の魅力
翼とタッグを組む児童福祉司・蔵田総介を演じているのが林遣都さん。
蔵田は寡黙で合理的な性格ながらも、内には確かな優しさを持った人物。林さんの演技は、そんな繊細なキャラクターを丁寧に表現しており、「静かな中に熱さがある」と評価されています。
林遣都さんといえば、代表作に『おっさんずラブ』(2018)、『にがくてあまい』(2017)などがあり、多様な役柄で幅広いファン層を魅了してきました。
特に“パートナーシップ”を描く作品での存在感は抜群で、本作でも翼との関係がどのように変化していくのか注目されています。
涙を誘う親子のすれ違いと“ニコちゃんマーク”
第1話のもうひとつの見どころは、シングルマザーの加奈とその息子・拓斗のエピソードです。
母親の加奈は、完璧な母親になろうとがんばりすぎた結果、子どもと心がすれ違ってしまいます。
一方の拓斗も「ママに笑っていてほしい」という思いを抱えながら、それをうまく伝えられずにいました。
そんな2人をつなぐのが、“ニコちゃんマーク”。
拓斗が翼に「探し物」として話していたものは、実は母からもらったお守り。
それをなくした自責の念から、拓斗は姿を消してしまうのです。
翼が手にニコちゃんマークを描いてまで探し続けた姿に、拓斗は心を開きます。
やっと翼の思いが伝わった瞬間でもありますね。
SNSの反応
放送後、SNSでは「福原遥さんの演技に涙。。。」「子どもの気持ちに寄り添う翼が本当に素敵」「こんなヒロインを待っていた」といった声が多数見られました。
特に翼の“まっすぐで不器用だけど必死に向き合う姿”に共感した人が多く、SNSでは「#明日はもっといい日になる」が一時トレンド入りも果たしました。
中には「児童相談所の仕事ってこんなに大変なんだと知った」「現実の問題にも目を向けるきっかけになった」と語る人もおり、本作の社会的メッセージ性にも注目が集まっています。
今後の展開に期待高まる
今後の放送では、翼と蔵田がどのようにバディとして成長していくのか、そしてどんな親子の物語が描かれるのかが注目ポイントです。毎回異なるケースが取り上げられることで、視聴者もさまざまな立場の子どもや親たちの思いに触れることができるでしょう。
福原遥さんの“まっすぐヒロイン”としての成長、林遣都さんとの掛け合い、そして子どもたちが見せる純粋な感情。そのすべてが重なり合い、きっと多くの人の心を揺さぶってくれるはずです。