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ドラマ「あんぱん」、のぶがプロポーズを受け入れたら崇とはどうなるの?史実は?(ネタバレあり)

ドラマ「あんぱん」のぶがプロポーズを受けた理由 コラム

のぶが次郎からのプロポーズを受け入れた理由は?

自信のなさと向き合ったのぶの決断

次郎からの手紙を受け取ったのぶは、静かにしかし確固たる意志をもって彼のもとへ向かいました。対面した次郎に、のぶは率直に問いかける。「どうして私に求婚を?」というその問いに、次郎はためらうことなく「正直なところに惹かれた」と答えます。戦時下に育ち、何が正しく何が美しいのぶは自分に自信がないと伝えますが、次郎はそれをやさしく受け止め、「荷物を下ろしてもいいんだ」と語りかけるのです。そして「もし少しでも、結婚を受け入れる隙間があるなら…」と静かに申し出ました。次郎の言葉は、のぶの中にあった恐れや迷いを解きほぐし、やがて彼女はそのプロポーズを受け入れることを決意する、というストーリーに、びっくりするやら感激するやら、忙しかったです。

ネットが揺れた?意外な展開

ネットでは驚きの声が聞こえましたね。「まさかの展開に涙が止まらない」「のぶがプロポーズを受けるなんて予想外」といったコメントが飛び交った一方で、次郎の今後を案じる声も。

「のぶが最終的に崇と結ばれる」ということはわかっているので、次郎が、結婚まもなく他界するのでは?という不安が湧き上がるのも無理はありません。

結婚の話に戻ると、次郎の思想と生き方も、のぶの父親と似通ったものだったことも、のぶを結婚へと近づけさせたのでしょう。のぶの父・結太郎と同様、次郎もまた日本という枠を超え、戦後の混乱期において海外の文化や価値観と触れ合ってきたのです。その結果、彼は従来の日本人男性には見られなかった柔軟さと誠実さを備え、戦時教育に疑問を抱き始めていたのぶの心に、まっすぐ届いたのだと思います。

ドラマ「あんぱん」のぶがプロポーズを受けた理由

「あなたに会えてよかった」――父の言葉が導いた再決意

プロポーズの後、のぶは一度次郎のもとを離れます。でも、その帰り道、幼い頃に亡き父・結太郎からかけられた言葉を思い出すのです。

「夢が見つかったら思い切り突っ走ればえい。のぶは足が速いき、いつでも間に合う」

それは、先ほど次郎が語った内容とまったく同じです。偶然なのか、それとも運命なのか――のぶの中で、ふたつの声が重なり合い、背中を押します。彼女は決意を固め、走って次郎のもとへと。

そして、次郎の前で「こんな私でよかったら…ふつつか者ですけんど…よろしゅうお願いいたします」と。その言葉には、不安も迷いもすべてを含んだ、のぶの本心が詰まっていました。

史実でのやなせたかし夫妻の出会いは?

このドラマチックなエピソードを見せられると、実際のやなせたかし夫妻の結婚エピソードも知りたくなります。

のぶには次郎との辛い別れを経験した後の出来事になるのでしょうが……

実際、やなせたかしさんと、その妻・小松暢さんの馴れ初めはどうだったのでしょうか?

「幼馴染」という設定は、ドラマ「あんぱん」でのオリジナルなものだと聞いていますので、お二人の出会いから調べてみました。

“ふたりの出会いは1946年、高知新聞社にて。暢さんは当時28歳、戦後初の女性記者として入社。一方やなせさんは、戦地から戻り編集部で働いていた。ある取材旅行での食中毒事件や、雷の夜の告白などを経て、ふたりは心を通わせていく。暢さんの「やなせさんの赤ちゃんがほしい」という言葉に、やなせさんは彼女を抱きしめ、口づけを交わしたと言われている。”

と、思った以上にロマンティックな馴れ初めでしたね。

“やなせさんは暢さんを「ハチキン(おてんば)」な女性だったと評している。その自由奔放さと、戦後の混乱期を力強く生きる姿に惹かれたのだろう。彼女は再婚であり、前夫と死別した過去を持っていたが、それを乗り越えてやなせさんと新たな人生を歩んだ。”

ということです。

ドラマでは、どのように描かれるかわかりませんが、ネタバレになってしまったら、申し訳ありません。

のぶと次郎――その未来に寄せる期待

話をドラマ「あんぱん」に戻しましょう。

のぶと次郎の関係もまた、時代に翻弄されながらも、希望を紡ごうとするけなげさを感じます。のぶが初めて本心を打ち明けた相手が次郎であったことは、今後の彼女に大きな影響を与えるはず。戦後の価値観の揺れの中で、自分を見つめ直し、声を上げていく記者として活躍するという予告がありました。その原点には、次郎という存在があると強く言えるでしょう。

引用元:

【あんぱん】びっくり展開→ネット悲壮「退場フラグ」「嫌な予感」「亡くなる展開か」「生きてくれ」