『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第7話のラストで、勝男の部屋に居るのは誰?
ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(以下「あんたが」)第7話が、11月18日に放送されました。
竹内涼真さんと言えば、カッコいいイメージが強くて、女性に振られて、それでも未練たらたらみたいな役は珍しいですよね。
しかも、勝男は、女性の気持ちがまったくわからない男性で、自分が独りよがりなことにも気が付かないのですから、終わってます。
だけど、自分で料理を作るようになってからの勝男は、人の気持ちに寄り添えるようになり、鮎美のことも、理解しようとするなど、とにかく努力している姿に、感動すら覚えます。
まだまだポンコツなところも多いですけどね。
そんな、竹内涼真さんと夏帆さんがW主演を務める本作は、“料理”を通して“当たり前”の価値観を見直すラブコメとして、多くの支持を集めています。
特に第7話のラストに描かれた「鍵の開いた部屋」と「誰かの人影」という不穏な演出に注目が集まり、SNSでは考察が飛び交いました。本記事では、第7話の注目シーンの意味や伏線を考察するとともに、登場人物の変化や原作との違いにも触れながら、作品の魅力を掘り下げていきます。
第7話ラストの衝撃シーンとは?鍵と人影の正体を考察
物語のラスト、東京の部屋に帰宅した勝男(竹内涼真さん)が、玄関の鍵が開いていることに気づきます。室内には明かりがつき、スリッパが用意されており、何者かが中にいることを示唆しています。そして、玄関に近づいてくる人影を前にして、画面はブラックアウト。この演出が視聴者の緊張感を一気に高めました。
SNSでは「鮎美?」「お母さん?」「まさか元カノ?」といった予想が相次ぎました。作中では鍵に関する描写が複数存在しており、それが伏線だった可能性も考えられます。ラストシーンが意味するのは、日常の回復なのか、それとも新たな不穏の始まりなのか──注目が集まっています。
両家顔合わせが映す“気まずさ”と価値観のズレ
第7話では、勝男と鮎美(夏帆さん)が地元・大分に帰省し、両家の顔合わせの場面が描かれます。すでに破局していることを両親に伝えられないまま、結婚話が進んでいく気まずい展開に、多くの視聴者が共感しました。
勝男は何度も真実を話そうとしますが、親たちの期待に圧され、結局その場では打ち明けられません。昭和的な結婚観と、現代的な恋愛観とのギャップが浮き彫りになっており、「言い出せない空気」が視聴者の心を刺した印象的なシーンとなりました。
鮎美のピンク髪からナチュラルカラーへの変化が象徴する“再出発”
第7話では、鮎美の髪がピンク色からナチュラルカラーになっており、前回で、鮎美が自分らしさの象徴として、もう一度髪色を変えるシーンがありましたよね。
ピンク色にしたときには、視覚的にも大きなイメチェンが話題になりましたが、これは、友達に言われて変えた色なので、今度は、彼女自身の“本当の意味での再出発”を象徴しています。
失恋を経て、自分の人生を見つめ直し、新たな一歩を踏み出そうとする意志の表れといえるでしょう。
夏帆さんはこれまでも『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(2019年)、『架空OL日記』(2017年)、『きみが心に棲みついた』(2018年)などで、内面の葛藤を抱える繊細な女性像を演じてきました。鮎美もその系譜にあるキャラクターであり、外見と内面の変化がリンクして描かれています。
勝男の“料理”が導く変化と再生
勝男は当初、“亭主関白”的な古い価値観を持った男性として描かれていました。しかし、鮎美との別れをきっかけに、彼自身が料理と向き合い、自らの価値観を見直していきます。
料理は単なる家事ではなく、“作ること”によって他者を理解し、思いやる手段へと変化していきます。竹内涼真さんは、『テセウスの船』(2020年)、『六本木クラス』(2022年)、『センセイ君主』(2018年)などで多彩な役を演じてきましたが、本作では“弱さと成長”のバランスが際立っています。
原作・谷口菜津子作品との違いと魅力
本作の原作は、谷口菜津子さんによる同名漫画です。原作はギャグ要素が強く、ユーモラスな表現が多いのに対し、ドラマ版では登場人物たちの内面描写が丁寧に描かれています。
特に料理シーンの演出や、登場人物の視線、間の使い方など、映像ならではの深みが加わっています。谷口さんの原作は、男女の固定観念に対する違和感や家庭のリアルをテーマにしており、ドラマではそれがよりシリアスかつ繊細に描かれています。
視聴者の反応と考察の盛り上がり
第7話放送後、X(旧Twitter)では「#じゃああんたが作ってみろよ」がトレンド入り。「あのスリッパは誰の?」「玄関の人影が怖すぎる」「来週が待ちきれない」といった投稿が溢れました。
考察系YouTuberやSNSのまとめアカウントでも、今回のラストシーンを考察する動きが活発化しており、第8話に向けての期待がますます高まっています。公式サイトやTBSの予告映像も合わせて確認しておくと、さらなる考察のヒントが得られるかもしれません。
まとめ:再生と変化の物語はクライマックスへ
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第7話は、親世代との関係や破局の現実、そして自分自身と向き合う登場人物たちの姿を丁寧に描いたエピソードでした。特に、ラストの“鍵の開いた部屋”と“人影”は、多くの視聴者にとって忘れられないシーンとなったでしょう。
次回の第8話で、その正体が明かされるのか。ますます目が離せない展開が続いています。視聴者一人ひとりが、自身の価値観や“当たり前”を見つめ直すきっかけとなる──そんな深さを持ったドラマです。
情報元:「じゃあ、あんたが作ってみろよ」ラストシーンに視聴者ざわつく「怖すぎる」「一体誰?」の声【ネタバレあり】
