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【ネタバレなし】じわじわくる恐怖…辻村深月『闇祓』はあなたの隣にも潜んでいるかもしれない

【ネタバレなし】じわじわくる恐怖…辻村深月『闇祓』はあなたの隣にも潜んでいるかもしれない 本の紹介

「最近、なんだか人間関係がうまくいかないな…」

「あの人のそばにいると、なぜか心がざわつく…」

そんな風に感じたことはありませんか?もしかしたら、それは「闇ハラ」のせいかもしれません。

辻村深月さんの『闇祓』は、そんな日常に潜む悪意と恐怖を描いた、まさに鳥肌モノの作品なんです!

今日は、あなたをこの静かで、しかし強烈な恐怖の世界へといざないます。

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私は、この本をオーディブルで聴いたので、恐怖がひたひたと忍び寄ってくるところや、他人から悪意を向けられる時の嫌な感じ、恐怖を感じている人が目の前に現れた時の絶望感など、臨場感たっぷりに味わうことができました。

書籍の基本情報

 

本のタイトル: 闇祓

著者名: 辻村深月

ジャンル: ホラー、ミステリー小説

本の概要(ネタバレなし!)

 

物語は、ある高校にやってきた不気味な転校生・白石要と、彼に親切にしようとするクラス委員長の澪を中心に進みます。しかし、要のストーカーまがいの不可解な行動に、澪は次第に恐怖を覚えていきます。

助けを求めたのは、憧れの神原先輩。でも、彼と親しくなってから、澪の周りではさらに不穏な出来事が起こり始めます。学校、会社、ご近所…舞台は私たちの日常そのもの。そこにいる「ちょっとおかしな人」が、静かに、しかし確実に人々の心を蝕んでいくのです。

特に、「隣人」でのママ友同士の会話は、その道を通ってきた人には「あるある」ですよね。

常に、マウントを取ったり取られたり。

ただ相槌を打っただけなのに、「◯◯ママがそう言ってた」と言われたり。

舞台が団地だけに、余計にリアルな閉塞感が漂います。

【ネタバレなし】じわじわくる恐怖…辻村深月『闇祓』はあなたの隣にも潜んでいるかもしれない

これは、幽霊やオカルトとは違う、人間の心に潜む「闇」の物語。読み進めるうちに、あなたの背筋もきっとゾッとするはず…。

 

感想とレビュー:リアルすぎる人間の”嫌な部分”

 

いや〜、正直言って、めちゃくちゃ怖かったです!

何が怖いって、派手な恐怖演出があるわけじゃないんです。じわじわと、日常が侵食されていく過程がとにかくリアル。辻村深月さんは、人間の些細な悪意や、心の機微を描くのが本当に上手ですよね。

「あ、こういう人いるかも…」「この状況、ちょっとわかるな…」なんて共感できる部分があるからこそ、余計に物語に引き込まれて、登場人物たちの感じる恐怖が自分のもののように感じられました。特に、人の心の弱さにつけこんでくる「闇」の巧妙さには、読んでいて何度も胸が苦しくなりました。

ただ怖いだけじゃなく、ミステリー要素もしっかりあって、「どうしてこんなことに?」「この人の正体は何なの?」と、ページをめくる手が止まらなくなります。終盤に向けて、全ての謎が繋がっていく展開は、さすが辻村作品!と唸ってしまいました。

【ネタバレなし】じわじわくる恐怖…辻村深月『闇祓』はあなたの隣にも潜んでいるかもしれない

おすすめの読者層はこんな人!

 

  • 人間の心理や内面の怖さを描いた話が好きな人
    • 登場人物の心の動きが、手に取るようにわかるはず!
  • じわじわくる静かなホラーが好みの人
    • お化け屋敷的な怖さではなく、日常に潜む恐怖を味わえます。
  • 辻村深月作品のファン
    • “黒辻村”とも呼ばれる、人間のダークな部分を描いた傑作です。期待は裏切りません!
  • 最近、人間関係に少しお疲れ気味の人
    • もしかしたら、あなたの悩みのヒントが見つかるかも…?

 

評価:★★★★★(5/5)

 

文句なしの星5つです!

ただ怖いだけではなく、現代社会に潜む「ハラスメント」というテーマに、新しい視点を与えてくれる作品だと思いました。読み終わった後、自分の周りの人間関係について、少し考えてしまうほどのインパクトがあります。これはもう、単なるホラー小説の枠には収まらない、一級のエンターテインメントです!

 

購入リンク

 

気になった方は、ぜひ手にとってみてください。日常が、少しだけ違って見えるようになるかもしれませんよ…。