「毎日リスニングしてるのに全然聞き取れない」「字幕なしでは無理!」――英語学習をしている人なら、こんな風に感じたことありませんか?
私自身もリスニングに関してはかなり苦労してきました。勉強を始めたばかりの頃はニュースもドラマもチンプンカンプン。正直「リスニングのセンスがないんじゃないか」と思って落ち込んだこともあります。
でも、色々試してみるうちに「聞き取れない理由」ってだいたい共通していて、そこを意識すると少しずつ改善していくんです。今回は、私がリスニングでつまずいたポイントと、その克服法をフランクに紹介していきますね。
なぜ英語リスニングが上達しないのか?
まず大前提として、聞き取れないのは「耳が悪いから」じゃないです。
よくある原因を挙げるとこんな感じです。
- 知っている単語が少ない
- 音がつながる「リエゾン」に慣れていない
- 単語は知っているけど発音と結びついていない
- 聞く量が少なくて「脳が処理できない」状態
- 聞くときに「意味を理解しよう」と力みすぎている
私の場合、一番の原因は 「単語を知っていても音で認識できない」 でした。
例えば want to が wanna に聞こえたり、 going to が gonna になったり。教科書の単語帳で覚えていた形と違うから、耳に入ってきても「あれ、知らない言葉だ」と勘違いしちゃうんです。
リスニング上達のためにやって効果があったこと
ここからは、私が実際に試して効果があった勉強法を紹介します。どれも特別な教材は不要で、ちょっとした工夫でできるものばかりです。
1. スクリプトを必ず確認する
いきなり聞き流すだけだと効果が薄いです。
必ず スクリプト(文字起こし) を確認して、「知ってる単語なのに聞き取れなかった部分」を洗い出しましょう。
私はポッドキャストやTEDをよく使いましたが、聞き取れなかった箇所を文字で確認すると「あ、こういう風に発音されてるのか」と納得できます。
2. シャドーイングを「ゆっくり」でやる
よく「シャドーイングがいい」と言われますよね。でも最初からネイティブの速さでやると心が折れます(笑)。
私は 倍速ではなく“0.8倍速”で再生してマネする ところから始めました。これだと「単語のつながり」がしっかり耳に残るんです。
3. 短い音声を何度も聞く
ドラマや映画1本を理解しようとすると挫折しやすいです。
おすすめは 1〜2分の短い音声を10回以上繰り返すこと。最初は意味不明でも、5回目くらいで「あれ?聞こえてきた!」という瞬間が訪れます。これは本当にモチベが上がります。
4. 自分の発音を録音してみる
意外と盲点ですが、自分の発音を録音して聞くと改善点がわかるんです。
リスニングは「音を知っているか」が大きいので、自分が発音できない音は聞き取れないと言われます。私も th の発音を練習してから、急に聞き取りやすくなった経験があります。
モチベーションを保つ工夫
正直、リスニングは「努力の割に成果が出にくい」ので挫折しやすいんですよね。
そこで私がやって効果があったモチベ管理法も紹介します。
- 好きな映画やドラマを使う
勉強用じゃなくてもOK。「このセリフ理解したい!」って気持ちが原動力になります。 - 聞き取れたフレーズをメモしてSNSに投稿
小さな成功体験をアウトプットすることでやる気が続きます。 - 無理に全部理解しない
最初は「キーワードが聞き取れたらOK」と割り切るのがコツです。
上達を実感するまでの目安
「いつになったら聞けるようになるの?」って気になりますよね。
私の場合、毎日15分〜30分を3ヶ月続けた頃から、ニュースの中で「部分的に聞き取れる」感覚が出てきました。半年くらいで映画の字幕を追うスピードが楽になり、「あ、前より聞けてる!」と実感できました。
もちろん人によってペースは違いますが、数週間で劇的に伸びることはないです。逆に言えば、地道に続ければ必ず伸びます。
まとめ
- 聞き取れないのは才能じゃなくて「音に慣れていない」だけ
- スクリプト確認・シャドーイング・短い音声の繰り返しが効果的
- 自分の発音を練習するとリスニング力も上がる
- 好きなコンテンツや小さな成功体験でモチベを維持する
- 上達は数ヶ月単位、焦らずコツコツやるのが近道
リスニングが上達しないと感じている人は多いですが、原因はハッキリしていて、対策もシンプルです。
私自身「全然聞き取れない…」から「少しずつわかる!」に変わった瞬間が一番楽しかったです。
なので、焦らずに一歩ずつ続けてみてくださいね。