2026年に公開予定の映画『汝、星のごとく』。
原作者・凪良ゆう先生が本屋大賞を2度目に受賞された、シリーズ累計100万部超の大ベストセラーが、横浜流星さんと広瀬すずさんのW主演、そして『正体』で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞された藤井道人監督によって映画化されると聞き、胸が高鳴ります。
実は、私は凪良ゆう先生の原作も読んでいて、「いつか映画化されないかな？」と密かに期待していたんですよ。
とても繊細な主人公の二人が、背負いこむ試練が重すぎて、感動とともに「この二人が幸せになる未来は無いのか？」とイライラしてしまう部分も多かったのですが、読後は、清々しささえ感じられるストーリーでした。
最後は、やはり、号泣してしまいましたけどね。
舞台は瀬戸内海の美しい島。15年にわたる切ない恋と、人生の選択が描かれる物語は、原作のファンにもたまらない話題です。
本記事では、映画化への期待、キャスト＆スタッフのコメント、そして瀬戸内海ロケ地の魅力に迫りながら、その魅力を丁寧にご紹介いたします。
映画『汝、星のごとく』とは？原作と受賞歴
凪良ゆう先生の最新作『汝、星のごとく』は、なんと本屋大賞2度目の受賞作です。
既に『流浪の月』で大きな話題を呼び、その美しい文章と繊細な心情描写は高い評価を受けましたが、本作ではさらに「役割と自由」の葛藤を、15年という長いスパンで描き切る壮大さがあります。
シリーズ累計100万部を突破した本作は、原作ファンの期待も高く、映画化に際しては「原作の世界観を大切にしてほしい」という声が多数寄せられています。
私も、原作を読んでいる時から、「映画化するとしたら“暁海”と“櫂”は誰がいいだろう？」とか、「二人の母親役は？」「瞳子は？」「北原先生は？」と思いを巡らせていました。
横浜流星さんと広瀬すずさんは、同じ凪良ゆう先生の「流浪の月」での役がぴったりだったので、逆に候補に入っていませんでしたね。
ただ、凪良ゆう先生の世界観を見事に再現されていたので、今回も期待できそうです。
というか、このお二人が演じる“暁海”と“櫂”を見てみたい！という気持ちに変わりました。
舞台となる瀬戸内海の島とは？ロケ地予想と注目スポット
物語は、瀬戸内海のとある島が舞台です。
原作でも美しく描かれる海と風景の情景は、広島県・愛媛県を中心とした穏やかな島々を連想させます。
ファンの間では既に「尾道」や「直島」、「因島」あたりがロケ地に使われるのではないかという予想も出ており、現地の観光協会も密かに期待を寄せているようです。
島特有の静謐さ、港町のノスタルジックな風情、そして美しい砂浜や海の景色。
これらが“暁海”と“櫂”の出会いと成長の軌跡をそっと照らす重要な役割を果たすことでしょう。
また、横浜流星さんは瀬戸内の風情を「自分が櫂として生きたい」とコメントし、瀬戸内の自然から感じられる穏やかさと、それを背景に進む15年の物語への信頼を示しています。
撮影地の選定には、原作の詩的な景色が大きく寄与していると感じられます。
横浜流星さんと広瀬すずさん、再共演の絆と演技の化学反応
主演の櫂役を務める横浜流星さんと、暁海役の広瀬すずさんの再共演も、この映画の大きな注目ポイントです。
前作『流浪の月』での共演以来、二人は深い信頼関係を築いてきました。
流星さんは凪良先生の世界観に惹かれた経験を振り返り、「瀬戸内海の綺麗な景色の中に、自分が櫂として生きたいと思った」と語っており、その原作愛と役への熱い思いを隠しません。
すずさんも「個人的にいつか藤井監督の現場に参加したいと願っていた」と脚本家、監督への期待感と共演への喜びを表明。
まさに“暁海”へと真摯に寄り添う想いが込められています。
この二人の俳優が放つナチュラルな演技は、原作の読者にとってもそのまま“櫂と暁海”をスクリーン上で感じることができる特別な体験になるはずです。
藤井道人監督×安達奈緒子脚本、映像と物語の融合
映画化にあたり脚本を手がけるのは、ドラマ『おかえりモネ』や『きのう何食べた？』シリーズで知られる安達奈緒子さん。
丁寧で繊細な心情描写を得意とし、今回は長期間にわたる人物の変化や成長を描く上で、その力量が大いに求められる場面です。
監督は『正体』で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した藤井道人さん。
彼の映像センスはすでに評価が高く、瀬戸内海の風景と組み合わされば、詩的で心に残るビジュアルが完成する期待があります。
原作者・凪良先生も「監督のチームがこの物語を光り輝かせてくれている」とコメントしており、その信頼関係が映画化のクオリティにも繋がると感じられます。
15年間の愛を描く長編恋愛映画の系譜
物語は高校生の櫂と暁海の出会いから始まり、15年という時間をかけながら二人の人生と愛の選択を描いていきます。
長期にわたる恋愛の軌跡を描いた作品としては、『世界の中心で、愛をさけぶ』や『君の名は。』などが挙げられますが、『汝、星のごとく』は学生時代の淡い恋から、大人になって抱える現実や葛藤まで、非常に重層的な構成となっています。
この15年間には、それぞれの家族関係、夢との向き合い方、そして“生きる意味”を見つける過程が丁寧に描写されるはず。
凪良先生の文章がもつ一つひとつの言葉の強さを、映像としてどれだけ忠実に再現できるかが、原作ファンにとっても最大の見どころですね。
二時間の上映時間の中で、どれほど深く切ない時間を刻むのか、今から公開が楽しみです。
ファンの期待と反響～SNSでの声をピックアップ
公開発表後、SNSではすでに原作ファンからの喜びの声が多数上がっています。
「瀬戸内海の景色だけで号泣しそう…！凪良先生の文章の世界観がそのまま映像になりそうで楽しみです！」
「流星くんとすずちゃんの再共演、これは奇跡以外の何者でもない。」
など、とにかく期待感が高まっている様子が読み取れます。特に瀬戸内の美しいロケ地への言及が多く、「原作に書かれているあの海辺の描写が蘇る」というコメントが目立ちます。原作を大切にしながらも、新しく映画ならではの魅せ方がどう加えられるのか、これからもファンの間で予想合戦は続きそうです。
瀬戸内海の美しい星の物語が、映画として輝く瞬間へ
『汝、星のごとく』は、瀬戸内海の風景を背景に、15年にわたる魂の成長と愛を描く、美しく切ない大作です。原作者・凪良ゆう先生、監督・藤井道人さん、脚本・安達奈緒子さん、主演の横浜流星さんと広瀬すずさんという顔ぶれは、どれも「言葉と心を大切にする」姿勢が共通しており、原作への深い愛が込められています。
瀬戸内海の島々に降り注ぐ光の中で、やや痛みと希望が入り混じる二人の物語が、どのように映像化されるのか期待は尽きません。今から公開が待ち遠しい限りです。これからも最新情報を追いながら、映画が放つ“光”を皆さまと一緒に楽しんでいきたいと思います。
FAQ（よくある質問）
Q1：映画『汝、星のごとく』の公開日はいつですか？
A：現時点では公開年のみ「2026年」と発表されています。月日が明らかになるタイミングは、今後の公式発表をぜひご確認ください。
Q2：瀬戸内海のどの島が主なロケ地になりますか？
A：公式には発表されていませんが、瀬戸内海らしい風光明媚な雰囲気を持つ尾道・因島・直島などが、原作者やファンの間でロケ地候補として名高く挙げられています。
Q3：原作との違いや映画オリジナル部分は出てくるのでしょうか？
A：脚本を担当する安達奈緒子さんは「櫂と暁海の内面を丁寧に表現したい」と語っており、映像作品ならではの心情描写や時間の流れの描き方に期待がかかります。
Q4：横浜流星さんと広瀬すずさんは以前も共演していますか？
A：はい、映画『流浪の月』（2022年）で共演経験があります。今回再び同じ監督チームでタッグを組むことで、より深い演技が期待されています。
Q5：凪良ゆう先生の他の作品も映画化されていますか？
A：はい。凪良先生の代表作『流浪の月』は2022年に松坂桃李さん×広瀬すずさんで映画化され、大ヒットしました。本作も同様に、文学ファンから映画ファンまで広く楽しめる作品となりそうです。
