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“玖村”(阿部亮平)の反撃開始?ドラマ『あなたを奪ったその日から』第10話感想

ドラマ「あなたを奪ったその日から」第10話感想 コラム

ドラマ『あなたを奪ったその日から』第10話は?

ドラマ『あなたを奪ったその日から』の第10話が放送されました。

いやー、もう、息が詰まる展開と言うか、北川景子VS大森南朋の演技、萌子(美海)を演じている一色香澄ちゃんの目の表情などなど。

見どころも満載で、心を痛めながらも、「次どうなるんだろう?」とストーリーを期待する自分も居たり。

で、その中でも注目したいのが、今まであまり目立たない存在だった阿部亮平さん演じる玖村が、結城旭に「中越さんは灯ちゃんの母親」と告げるシーンから、急にキーパーソン的な役割になってきましたよね。

まあ、考えてみれば、ピザにエビ混入事件の真相をもみ消そうと、旭と鷲尾(水澤紳吾)が口論しているところに登場したり、ちょくちょくキーマンとしても役割は果たしているのですが。。。

それにしても、ここに来て、また新しい職場にまで、彼のセクハラ(でっち上げ)事件が噂になるなんて、「彼が何をしたの?」と思わざるを得ません。

最終回の予告では、阿部亮平さん演じる玖村がこれまでにない表情を見せ、パリッとしたスーツ(喪服?)を着込んでいることから、「これから反撃するのでは?」という期待の声が、SNSにあふれています。

復讐と親子愛が交錯する重厚なストーリー

本作は、娘を不慮の事故で失った母・中越紘海(北川景子さん)が、加害側とされる惣菜店「YUKIデリ」の社長・結城旭(大森南朋さん)への憎しみから、その次女・萌子(倉田瑛茉さん)を誘拐するという衝撃的なスタートを切った物語です。そこから11年の歳月を経て、育ての母と育てられた娘の絆、そして元の家族との再会が描かれる、感情の起伏が激しいドラマなんですね。

中越紘海を演じる北川景子さんは、実生活でも母となったことから、その母性愛の表現に一層のリアリティを感じさせてくれます。娘への思い、そして犯してしまった罪に対する贖罪の気持ちが、私たち世代には深く突き刺さるのではないでしょうか。

ドラマ「あなたを奪ったその日から」第10話考察

玖村という男の過去と怒り

第10話で大きく動き出したのが、阿部亮平さん演じる玖村という人物です。かつては旭の長女・梨々子(平祐奈さん)の家庭教師を務めていましたが、彼女にSNS上で偽のセクハラ被害を訴えられ、内定を取り消されるなど、人生を狂わされた過去があります。

この10年という時間、彼がどれほどの葛藤と苦悩を抱えてきたのか。その怒りが、次回予告でのスーツ姿と険しい表情、スマートフォンを握りしめる仕草に凝縮されています。あの一瞬の描写に、私達はただならぬ緊張感を感じ取ったんですよね。

SNS社会の裏側を描くリアルさ

現代を生きる私たちにとって、SNS上でのトラブルは他人事ではありません。たとえ真実でなくとも、一度ネットに拡散された情報は「デジタルタトゥー」として残り続け、人生を左右してしまうことも。玖村のように、濡れ衣を着せられた人間が社会から排除されていく姿には、強い問題提起が込められています。

特に子どもを持つ親世代にとっては、SNSリテラシーの教育がいかに大切かを痛感させられます。まさに、このドラマは親世代にこそ見てほしい社会派ドラマなのです。

「あなたを奪ったその日から」玖村(阿部亮平)、再び闇堕ちか 最終話予告で一瞬映った“異変”に注目集まる「キーマンになりそう」「もしかして喪服?」

北川景子さんの演技と本作の意義

北川景子さんといえば、これまでにも『家売るオンナ』や『探偵の探偵』といった主演作で強い女性像を演じてきました。しかし今回は、母としての優しさと、罪を背負う苦しさを同時に表現する難しい役どころです。

現実世界でも出産と育児を経験している北川さんだからこそ、感情の深みがより伝わってくるように思えます。特に第10話では、育ての娘・美海に対してあえて冷たく接し、自分への執着を断ち切らせる姿に、多くの視聴者が涙したのではないでしょうか。

最終回への期待とネットの反応

ネット上では、「玖村くんがキーマンになりそう」「スーツ姿が喪服だったら…怖い」「何か一発ある気がする」といった声が多く見られます。物語がいよいよ佳境を迎え、各キャラクターの選択がどう結末に繋がるのか、多くのファンが息を呑んで見守っています。

このドラマは単なる復讐劇ではなく、「許し」や「家族の再生」まで描こうとしている点に、私たち世代が共感できる深みがあるのではないでしょうか。怒りだけでなく、愛情と赦しをどう描くのか。紘海は告訴されてしまうのか?

最終回に向けて見逃せません。

情報元:「あなたを奪ったその日から」玖村(阿部亮平)、再び闇堕ちか 最終話予告で一瞬映った“異変”に注目集まる「キーマンになりそう」「もしかして喪服?」