壮絶トレーニングで変貌!若手俳優たちが挑むリアルな救助ドラマ『PJ ~航空救難団~』
本物の救難員さながらの肉体と覚悟
過酷な人命救助の世界に飛び込んだ若者たちの成長と絆を描くドラマ『PJ ~航空救難団~』。そのリアリティを支えるのは、出演者の皆さんの演技力と、本物の救難員を思わせる動きや体力でしょう。
今回は、救難員を目指す学生を演じる渡辺碧斗、前田拳太郎、犬飼貴丈の3人が、半年間にわたって取り組んだ驚異的な肉体改造をご紹介します。
渡辺碧斗は12キロの増量に成功し、逞しい救難員としての風格を手に入れた。前田拳太郎も10キロの増量で、その身体づくりに全力を注いだという。彼らはただ筋肉をつけただけではない。本作の訓練シーンの9割以上をスタントなしで自ら演じており、俳優としての身体的覚悟も試される現場に挑み続けている。
呼吸停止、5メートル潜水──極限の演技に挑戦
ドラマ『PJ ~航空救難団~』は、実際の救助訓練に限りなく近い環境で撮影されています。水中での呼吸停止や5メートルの潜水など、俳優たちは極限の状況での演技を求められるんです。ハードな撮影において、どれだけ栄養を摂っても体重が落ちてしまうという話からも、その過酷さがうかがえますね。
中でもプールでの撮影は特に厳しく、出演者にとって大きなチャレンジとなりました。泳ぎが苦手だった犬飼貴丈は、撮影前にパーソナルトレーニングを受けて克服。だけど、実際の撮影では「今のところ僕が泳ぐシーンはなくて、ただ泳げるようになっただけなんです(笑)」と、どこか嬉しさと切なさが入り混じった心境を語りました。
「仮面ライダーの時も中型免許を取ったのにバイクを運転しなかった」という過去を振り返り、「あの頃を思い出しました(笑)」と笑顔を見せた犬飼。しかし、「泳げるようになったのは大きい」と語り、その努力が無駄ではなかったことを実感している様子でした。
共演者同士の強い絆、現場に咲いた思い出話
主演の3人は、いずれも仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズに出演経験があるという共通点があるんです。撮影現場では、そんな共通の思い出話に花を咲かせることも多いということ。現実さながらの救難訓練を共に経験した彼らは、撮影が始まる前からすでに強い信頼関係を築いていたと言えるでしょう。
プールでの訓練やロープを使ったラぺリング降下といった実技を繰り返す中で、互いに支え合い、鼓舞し合いながら前進してきたそうです。厳しい環境の中で生まれる友情や仲間意識は、ドラマの中でもリアルな絆として映し出されていますよね。
厳しい訓練の合間に見せる素顔に注目
そんなハードなドラマである『PJ ~航空救難団~』だが、注目すべきは訓練だけではありません。彼らが共同生活を送る寮での息抜きシーンにも、多くの視聴者の関心が集まっています。緊張感漂う訓練とは対照的に、ホッとできる時間を過ごす彼らの姿は、人間味をより一層引き立てていますね。
そのギャップが、ドラマ全体の魅力を深めているとも言えます。誰もが過酷な状況下で戦いながらも、仲間と過ごすわずかな安らぎの時間にこそ、救難員としてだけでなく一人の人間としての成長が垣間見えますから。
生き残れるのは誰か──物語はクライマックスへ
救助員は6~7割しか合格できないとされる苛烈な世界。ドラマは、果たして全員が訓練を乗り越えられるのか、それとも脱落者が出てしまうのかという緊迫感を孕みながら、いよいよ佳境へと差し掛かっていきます。
生き残るために、救助のプロになるために、己の限界と向き合い続ける若者たちの戦い。その姿は、視聴者の心を打ち、勇気を与えるでしょう。まさに本物を追求するドラマ『PJ ~航空救難団~』は、フィクションを超えたリアルを映し出していると言えます。