「黙れガキ」から始まるいじめとの斬新な対等の仕方――広瀬アリス主演、新たな学園ドラマの幕開け
ニート生活から一転、教師としての道へ
2年間の無職生活を経て、突如として学園の教壇に立つことになった主人公。彼女の名前は麗美静(うるみ・しずか)。演じるのは実力派女優・広瀬アリス。新ドラマで描かれるのは、静の型破りな教師としての再出発と、彼女が巻き込まれる生徒たちの複雑な人間関係です。
静が赴任するのは、私立名新学園。教師としての自信も経験もないまま、半ば強引に引っ張り出される形でのスタートでした。彼女の目標はただひとつ。目立たずに、できるだけ平穏無事に日々を過ごすこと。でも、その思いとは裏腹に、早々に学園の“火薬庫”ともいえる存在とぶつかってしまうのです。
女子カーストの頂点・陽奈との対立
静の前に立ちはだかるのは、一軍女子のカリスマリーダー・陽奈。学園内で絶大な影響力を持ち、生徒たちを支配する存在。静の控えめな姿勢など一切通じず、陽奈は早くも教師である彼女に牙をむきます。
両者の対立は瞬く間に激化し、静は否応なしに学園内の複雑な力関係の渦に巻き込まれていくのですが。そして、その対立の火種の中に、一人の生徒、彩華がいます。陽奈からいじめを受けていた彼女は、救いを求めるように静に近づきます。
「私、死にます」――一言が教室を凍りつかせる
状況は急激に悪化し、ついには陽奈が「私、死にます」と言い残し、教室を飛び出してしまう。騒然とする教室、動揺する生徒たち、そして学校側からの圧力。教頭からは「謝罪して事態を収めてほしい」と要請されるが、静はそれを頑なに拒否。
彼女が謝らない理由――それは、いじめを「イジリ」とごまかす生徒たちに対する強い怒り。「黙れガキ」――静が発したその一言は、ただの怒声ではない。問題を直視せず、冗談にすり替える風潮への真っ向からの否定。教師としての覚悟がそこまであるとは思えないけど、静にとっては「譲れない」ことだったのです。
正体不明の「シー」とは? 視聴者の考察を呼ぶ終盤の問いかけ
物語の終盤、教室の空気が落ち着きを見せ始めたかに思えたその時、男子生徒の一人が静に向かって問いかけるシーンが話題になっています。「先生って『シー』なの?」――突如として投げかけられたこの一言が、ドラマに新たな謎をもたらします。
“シー”とは何を意味するのか?静の名前「しずか」からの連想か、それとも彼女の過去に関わるキーワード?SNSでは早くも様々な考察が飛び交い始めています。
有力な考察としては、「静が、SNSでシーという名前で投稿していて、すでにある程度有名人になっている」で、私も、そうじゃないかな、と思ってるんですよね。
「シー」と言った男子高校生役水沢林太郎のプロフィールは?
“2003年2月5日生まれの俳優は、14歳でドラマ「奥様は、取り扱い注意」でデビュー。16歳でメンズノンノ専属モデルに選ばれ、2020年にはABEMAのドラマ「17.3 about a sex」で「生物王子」として話題に。最近の出演作には「俺の話は長い」や「恋愛バトルロワイヤル」がある。”-オフィシャルサイトより引用
水沢林太郎さんは、山田涼介さん主演の学園ドラマ「ビリオン✕スクール」にも出演されていましたね。この時も、クラスでいじめを受けていた女子生徒(上坂樹里さん)をかばう役でした。
今回は、陽奈の「みんなで先生の”黙れガキ”動画を拡散させよう」という威圧的な態度に、真っ向から反対意見を述べていましたが、まだ、どの立ち位置なのかはわかっていません。
静の未来、学園の行方、そして“シー”の謎――期待高まる次回予告
第1話から視聴者の心を掴んだ本作は、教師と生徒、個人と集団の関係性を鋭く描き出しながら、それぞれが抱える“本音”を浮かび上がらせているような気がします。広瀬アリスが演じる麗美静のキャラクターも、強さと脆さ、はたまたやる気の無い態度と正義感を併せ持ち、その存在感が際立っているのも見どころですね。
今までに無い学園ドラマになるのではないかな?
次週も楽しみです!