英語絵本翻訳の仕事ならすぐにでもできる?

お子さんをお持ちなら、英語絵本を手に取ったことがあるでしょう。

または、本棚に何冊かはあるかもしれません。

参考にする書籍の代金も払ってくれる在宅ワーク

それは、お子さんの教育のためだったり、単に「絵がきれいだから」という理由からとか、「もう少し大きくなったら読めるようになるから」なのかもしれません。

いずれにしても、日本の作家の絵本が英語になっているものや、英語が言語の絵本は、絵本好きにとっても興味深いものです。

でも、だからって、翻訳の仕事を選ぶときに「絵本なら、文字数が少ないから簡単なんじゃない?」なんて思ってはいけませんよ。

私も経験があるのですが、短い文章だからこそ訳すのに時間がかかるし、ひとつの言葉からいくつもの伝えたい思いが見えてきて、なかなかスラスラ訳せるものではありません。

絵本の翻訳には、原文の情報だけでなく、その背景や発信者の思いといったものを正確に、適切にアウトプットする必要があります。

英語絵本の読み聞かせ

英語には必ずある主語をそのまま入れると文が硬くなるため、できるだけ主語を取ることで文がこなれて読みやすくなるのです。

絵本を翻訳する際には、話に沿った的確な長い文章で表現することよりも、文章を短くする力が要求されますし、小さな子供にも伝えられるような文章で無いといけません。

ただ、「簡単に翻訳家になれる」という理由だけで英語絵本翻訳を選ぶのではなく、絵本の魅力に魅せられて、「この絵本を訳したい」という気持ちがあるのなら、チャレンジしてみるのも良いでしょう。

英語絵本の翻訳を仕事にするには、英語を専門に勉強することが有利です。

また、翻訳の専門学校で勉強することも一つの方法と言えます。

独学で翻訳家になるためには、翻訳家を目指す人におすすめの勉強法や、翻訳家として働くためにすべきことを詳しく説明した本や情報をできる限りたくさん集めて、学ぶことが大切です。

絵本の翻訳家を目指す場合は、絵本が好きであることや英語が好きであることが必須です。

それでは、絵本に限らず翻訳家として仕事をするには、どんなスキルが必要になるのでしょうか?

翻訳者に必要なスキルとして、言語スキル、翻訳の適切な実績、専門知識や業界経験、ITスキル、リサーチ能力、社会人としてのマナー・自己管理能力があります。

あらゆる翻訳に共通する必要なスキルとしては、文章の目的や読むターゲットによって再現の度合いが変わりますが、書き手の意図に近づけて訳すことが原則です。

また、英語の能力や日本語の能力も必要となるでしょう。

翻訳者におすすめの資格・検定試験としては、JTFほんやく検定、知的財産翻訳検定、翻訳実務検定(TQER)、JTA公認翻訳専門職資格試験、TOEIC、TOEFL、IELTSなどがあります。

また、「翻訳技能認定試験」もプロの翻訳者レベルの技能までカバーしているといわれているので、資格を取得することで、実力の証明となり、採用の際に有利に働く可能性があります。

翻訳家になるための経験として、社会情勢を知るくせをつけること、本を読んで人の心の動きを知ること、基礎を勉強することがなどが挙げられます。

また、留学経験も翻訳者になるためには有利になります。

翻訳家になるためには、まず英語力や日本語力を高めることが大切ですが、その上で、翻訳実務経験や専門分野の知識・経験があれば鬼に金棒でしょう。

自分自身で翻訳作品を作成し、フィードバックをもらうことも重要です。

翻訳家になるための勉強法として、英文読解力を磨くために英語のニュースや論文を読むこと、翻訳実務経験を積むこと、自分自身で翻訳作品を作成し、フィードバックをもらうことが挙げられます。

また、英文法、英単語、英文解釈を組み合わせて勉強することで、効率よく英語のスキルアップができるとも言われています。

英語絵本の翻訳の仕事をする?

理想としては英語に関する資格を最低3つ取ることも挙げられますが、必須ではありません。

翻訳者の仕事はまず原文を読むことから始まるため、「英語も日本語と同じように読み込むことができる」能力が求められます。

身近な勉強法としては、中学や高校で使っていた参考書や書店で売られている文法の本などで勉強することもおすすめです。

独学で翻訳を勉強するためには、本で学習する方法や英日の対訳のある英語サイトを活用するなどの工夫も大事です。

翻訳者になりたい人におすすめの本として、「翻訳地獄へようこそ」、「通訳者・翻訳者になる本2023」、「翻訳エクササイズ」、「翻訳スキルハンドブック」などが挙げられます。

その他、経験者から学ぶのが一番であるため、名翻訳家たちの著書を読むことも重要な勉強になりますね。

AMAZONなどでランキング上位の本を参考に選び、数冊読んでみると良いのではないでしょうか?