在宅ワークという言葉さえ、あまり使われなくなった今でも、未だに悪徳商法は跡を絶ちません。
テレワークが推奨されるようになると余計に、「パソコンさえあれば家で稼げるのではないか?」と思ってしまう方が増えるのもわかります。
ただ、テレワークする人が増えれば増えるほど、会社に所属しないでフリーランスで仕事を受けることが難しくなってくることも理解しなければなりません。
今までは、パソコンができる人も少なく、社外秘の書類でなければ、気軽に外注に出していた案件も、ネットワークが整備されてきたことで、社員が家でできるようになってきました。
それに、書類を書くなどの作業も、AIがしてくれるので、今まで外注に出していた簡単な作業も、ツールがしてくれる割合も増えてきました。
ただ、だからと言って、在宅ワークの仕事が全く無くなったわけではありませんが、今は、条件の良い初心者でもできる仕事は、取り合い状態だということ。
別に、特技と言えるようなものを持つ必要は無いのですが、「これは得意」「これについては人よりも詳しい」という強みを持っていないと、安い単価の仕事ばかり、になってしまいます。
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そんな状況に付け込むように、在宅ワークの悪徳業者もまた増えてきているような気がするのは確か。
今回は、在宅ワークの悪徳商法を見分けるポイントとして、在宅ワークの悪徳商法のキャッチコピーを紹介しましょう。
これから紹介するような在宅ワークのキャッチコピーを見つけたら、それは悪徳業者の広告かもしれないので、応募する前によく考えた方がいいですね。
まず、「理想の在宅ワーク」「在宅ワークで月収80万円」「在宅ワークだけで毎年海外旅行ができる」「在宅ワークで資格取得」などのキャッチコピーの在宅ワークには十分に注意する必要があります。
あとは、「入力するだけで簡単に月収5万円」とか「スマホをポチポチするだけでお金が振り込まれる」とか。
考えてみれば、在宅ワークで80万円も稼げるのなら、誰も汗水たらして働かないと思いませんか?
最初から努力しないで高収入が得られる在宅ワークなんてありません。
また、在宅ワークだから海外旅行に行けたり、資格が取れたりするなんてことも無いです。
冷静に考えれば、在宅ワークにそんなうまい話はないと思うのですが、切羽詰まって家でできるしごとを探している人にとって魅力的に映るのもわかります。
在宅ワークを探している人は、子育てだったり、介護だったりで、外に働きに出られないお金に困っているという事情を持っている人だと思うので。
だからこそ、その辺の事情を利用して、悪徳業者があの手この手でいろいろと言って来るのです。
在宅ワークはあくまでも自宅で仕事をするスタイルであり、理想的な仕事ではありませんし、誰もが高収入を得られるわけではありません。
頑張って働かないとお金はもらえませんから、何もせずにメールをチェックしているだけでお金がもらえるとか、海外旅行に行けるとか、そんなことが信じられるでしょうか?
「試しにやってみよう」と言ってくる在宅ワークの会社は、かなり怪しいと思います。
家族のために少しでもお小遣いを稼ぎたいという気持ちはわかりますが、在宅ワーク業者のそんなキャッチコピーに引っかかってしまうと、後で大変な思いをすることになりますよ。
初期投資がかかるとか、実際に仕事を受ける前には、必ずお金を請求されることになるのですから。
在宅ワークを選ぶ際には冷静に判断するようにしましょう。
自分自身が見極める力を持つことが必要です。