医療クラークなど医療系の資格について
在宅ワークとして仕事を受けるのは難しいけれど、リモートワークできる部分もあり、パートとして近所の医療機関で短時間勤務もできる医療関係の仕事は、主婦の方にも人気があります。
そんな、医療関係の仕事や資格について調べてみました。
医療クラークをはじめ、医療系の資格には様々な種類があります。
どれも国家資格ではなく民間資格ですが、医療現場で働きたい人や、転職や就職のために利用したい人に人気の資格です。
医療系の代表的な資格はいくつかありますが、医療クラークを含めて代表的なものは4つあります。
診療報酬請求能力認定試験は難しい?
1つ目は、財団法人日本医療保険事務協会が実施している「診療報酬請求能力認定試験」で、厚生労働省の認可を受けています。
受験資格は特になく、試験は医科と歯科に分かれており、それぞれの試験は学科試験と実技試験で構成されています。
試験範囲は「診療報酬請求事務能力認定試験ガイドライン」に基づいています。
医療制度の変化に応じて、正しい事務作業ができるかどうかが試されます。
試験は全国17カ所で実施され、受験料は7,500円。
第1回から第31回までの受験者数を見ると、約25万人が医療系の試験を受け、約8000人が歯科系の試験を受けています。
このうち、9割が女性です。
年齢別では、16歳から20歳までの人が最も多く(35%)、看護学校や専門学校在学中に受験した人が多いということ。
このことは、75%近くが実務経験が無いことからも明らかです。
合格率は3割程度にとどまっているので、難関と言っても良いでしょう。
人気のレセプト業務の資格を取るには?
「もう少しハードルが低い資格は無いの?」という方にはレセプト業務の資格であるレセプト点検業務検定試験を受ける、という方法もあります。
「子供が生まれる前は、医療関係の仕事に就いていた」という方や、「ドラッグストアに勤めていた」など、医療に少しでも関心がある方なら、勉強するのも苦にならないでしょう。
スポンサーリンク
医療事務の仕事の中でも、患者さんに提供された治療や検査の診療報酬を計算するレセプト業務は重要な仕事の一つです。
レセプト点検業務検定試験では、傷病名や病名とそれに対する治療法や処方箋に間違いがないかどうかを確認できるか、が試されます。
ただ、この試験には資料を持ち込むことが許されているので、暗記が苦手な方でも安心して受けられますね。
また、この試験は職業訓練の科目としても実施されていて、合格率は80%以上となっているので、求職者支援制度を利用すれば、ほぼ無料で授業を受けることも可能です。
医療レセプト業務の資格を持っていれば、繁忙時のみに働くこともできますし、医療機関であればどこでも通用する資格なので、再就職にも有利になるでしょう。
また、ライターの仕事をする時でも、医療関係の知識があれば、高単価の案件を得ることもできます。
以前、「ライターに資格は必要ない」という記事を書きましたが、「必要では無いけれど、あれば有利」とも言えます。