ドラマ「しょせん他人事ですから」の最終回は、本当に「ありそうな」設定なのが、怖いというか、ネット社会の問題を浮き彫りにしている点で、ちょっと鳥肌が立つ展開でした。
そして、「他人事」という掛け軸の意味が、解き明かされるような回でもありましたね。
「しょせん他人事ですから」最終回のあらすじは?
最終回では、主人公の保田理(中島健人)が突然炎上の標的となり、事務所に嫌がらせや誹謗中傷が届くという展開がありました。
これまで他人の問題を解決してきた保田自身が当事者となることで、どんな人でも標的になってしまう現実を思い知らされます。
保田弁護士は、「弁護士っていう職業は嫌われるから」と言っていましたが、有名人はともかく、弁護士という法の盾を持つ人でも関係ないんだな、というのが意外でしたね。
確かに、弁護士や判事、政治家など、社会的地位が高い人を攻撃することで、自分の劣等感が一時的に薄れるのかもしれません。
最終回のみんなの感想は?
最終回の展開に「スカッとした」という感想を持った人が見立ちました。
私は、暴露系配信者Mr.チェケラ(霜降り明星の粗品)に、「ガセネタを裏付け無しで信じたんですか?」というシーンや、「ジャスティス速報」を運営する荻原(長友郁真)に、毅然とした態度で立ち向かう保田弁護士に、「よく言ってくれた」と思ったんですよね。
今まで、理不尽な攻撃を受けていた人たちを見ていて、もやもやしていた気持ちを、スカッと解決してくれた気分です。
物語のテーマ
このドラマは、現代社会に蔓延するネット炎上、SNSトラブル、誹謗中傷といった問題を扱っており、最終回でもその主題が色濃く反映されていました。
特に、炎上を引き起こした人物の動機や心理が描かれ、「バズるって快感なんですよ」「みんなそんなもん」といった台詞が印象的でした。
深く考えないで行動してしまうことって、リアルでもあるでしょうが、ネットだと、余計顕著になりがち。
何しろ、SNSで発信することは「息をするようなもの」という人にとって、発言自体にいちいち「責任を伴うもの」という意識はありませんから。
演技と演出
中島健人演じる保田理の独特な口癖「しょせんは他人事じゃん?」や、その独特な信念に基づいた問題解決アプローチが、ドラマ全体を通して印象的でした。
最終回では、この特徴的な口癖に、実は深い意味が込められていることが明らかになり、「他人事」とどう向き合うか、が現代社会で生きていく上で、重要なんだということがわかります。
総じて、「しょせん他人事ですから」の最終回は、現代社会の問題を鋭く描きつつ、視聴者に爽快感を与える結末となったようです。
ドラマ「しょせん他人事ですから」の最終回のラストシーンでは、主人公の保田理(中島健人)が、彼を炎上させた人物に対して毅然とした態度を示す場面が印象的でした。
最終回のラストシーンの展開
保田は、誹謗中傷を行った荻原(長友郁真)に対して、「軽い気持ちでやったから、罪が軽くなるわけではありません」と明言し、彼の行為に対する責任を追及しました。
荻原が「悪気はなかった」と弁明しようとすると、保田は「弁明は結構です。同情とかしないので。しょせん他人事ですから」と冷静に返答します。
このセリフは、保田の信念を象徴するもので、視聴者には爽快感を与えましたね。
パラリーガルの灯(白石聖)も、荻原が、「保田先生も言ってたでしょ? 他人事って。」と言った時に、声を荒げて「他人事は無責任とは違います。保田先生は依頼人の希望を重視し、感情に流されず冷静さを保つことで、その願いを実現しようとしているんです。」と言っていました。
もしかしたら、ネットトラブルも、ネットを利用する私達ひとりひとりが、「他人事」の意味を深く理解することで、少しは良い方向に行くのかも。
このラストシーンに対して、「スカッとした」「かっこいい」「痛快」といった反響が寄せられ、続編を望む声も多く上がっています。
保田先生の、一見不真面目そうな態度も、依頼人がとっつきやすくするための武器なのでは?と思ってしまいます。
あのイケメン弁護士さんが、じっと目を見つめて「どうしました?」と聞いてきたら、何にも話せなくなりますものね。
みなさんも同じように、私も続編を願います!