映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」、今日から日本で全国一斉公開されましたね。
『ザ・ スーパーマリオブラザーズ・ ムービー』は、 任天堂のゲーム『スーパーマリオ』シリーズを原作とした、 イルミネーションと任天堂が製作し、 ユニバーサル・ ピクチャーズが配給する2023年のコンピュータ・ アニメーション映画です。
監督はアーロン・ ホーヴァスとマイケル・ ジェレニック、 脚本はマシュー・ フォーゲルが担当しています。
物語は、 ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージが、 謎の土管を通じて魔法に満ちた世界に迷い込むところから始まります。
『ザ・ スーパーマリオブラザーズ・ ムービー』は、 北米では4月5日より公開されましたが、日本では2023年4月28日から全国公開されます。
『ザ・ スーパーマリオブラザーズ・ ムービー』の日本語吹き替え版では、 マリオ役に宮野真守さん、 ピーチ姫役に志田有彩さん、 クッパ役に三宅健太さん、 ルイージ役に小野賢章さんと、人気声優さんが起用されているのも期待大ですね。
『ザ・ スーパーマリオブラザーズ・ ムービー』の全世界での興行収入は、 2023年4月現在、 1000億円を突破しているということで、今後、どれくらい記録が伸びるのか、も興味があります。
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ところで、過去にスーパーマリオの実写版の映画が制作されているのを知ってますか?
今から約30年前、1993年に公開された映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』が実写版のスーパーマリオ映画として知られています。
しかし、 この映画は原作とは大きく異なるストーリーや設定が多く、 批評的にも商業的にも失敗に終わった、と言われているのです。
中には、「スーパーマリオの黒歴史」とまで言う人も。
以下はwikiから
"キャッチコピーは、「マリオが、ハリウッドを本気にさせちゃった。」「映画のマリオは、やることでかい。」「このヒゲオヤジが、超つよい。」。"
だそうです。
どれだけ、時間とお金をかけて作ったか?がわかるようなキャッチコピーですね。
この映画についてですが、主演はボブ・ホスキンスとジョン・レグイザモが演じるマリオとルイージの兄弟で、監督はロッキー・モートンとアナベル・ヤンケルです。
ストーリーは、マリオとルイージがニューヨークの配管工として働いているところから始まります。
ある日、彼らは美しい考古学者のデイジーと出会い、彼女の発掘現場に行くことになります。
しかし、そこで彼らは悪のクッパ王によって異次元の世界に連れ去られてしまうのです。
その世界は、恐竜が進化した人間が支配するダイナソートピアという名前の場所でした。
クッパは、デイジーが持つ特別な石を手に入れることで、ダイナソートピアと地球を融合させようと企んでいました。
マリオとルイージは、デイジーを救うためにクッパと戦うことになります。
この映画は、ゲームの世界観やキャラクターをかなり変えてしまっているため、ファンからは不評でした。
例えば、クッパはトカゲのような姿ではなく、人間のような姿で登場したのです。
また、マリオとルイージは本当の兄弟ではなく、養子だった設定になっています。
さらに、ゲームに登場するキノコや花などのアイテムもほとんど使わないで、その代わりに、銃や爆弾などの現実的な武器が多く登場した、ということ。
しかし、この映画を、独自の世界観やストーリーを楽しむことができる作品だと思って観れば、それなりに楽しめます。
ダイナソートピアは、暗くてカオスな街並みやファッションが特徴的で、サイバーパンクな雰囲気があります。
また、マリオとルイージの兄弟愛や友情も感動的だし、ボブ・ホスキンスとジョン・レグイザモの演技も見どころ満載なんです。
彼らは、撮影中に多くのトラブルに遭遇しながらも、プロフェッショナルに仕事をこなした点からも評価されるべきです。
映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は、ゲームのファンから見れば失敗作かもしれませんが、映画として見れば面白い作品かもしれません。
ただ、やはり「スーパーマリオの映画」として捉えれば、毛色が違いすぎた気はしますね。