【内職商法詐欺】最新の手口に要注意!騙されないために知っておくべきこと

内職商法詐欺の最近の手口は?

ネットやSNSの普及に伴って、内職商法詐欺も多様化しています。

在宅ワークの悪徳業者

内職商法詐欺とは、高収入や自由な時間などを餌にして、被害者に不当な条件で仕事をさせたり、高額な教材や機材を買わせたりする詐欺ですが、以前とは違い、手口も巧妙になっているのです。

最近では、以下のような手口が増えています。

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SNSやブログで内職を紹介する

SNSやブログで内職を紹介する人物は、自分が内職で稼いでいるという体裁をとりますが、実際には詐欺師やその下請けです。

彼らは、内職に興味を持った人に連絡先を教えて、電話やメール、またはSNSのDMで勧誘します。

その際、「高収入で簡単な仕事なので、誰でもすぐに稼げるようになります」などのうそをつきます。

また、内職の種類や内容を明確にしなかったり、契約書や領収書を発行しなかったりするので、すぐにわかるはずなのですが、「あなたのSNSを見て、この仕事に合っていると思った」などと、自尊心をくすぐるような言葉を巧みに投げかける業者も居るので、すっかり騙されてしまうのです。

被害者が内職に応じると、教材や機材の代金として数万円から数十万円の振込みを求められます。

内職の悪徳商法に騙された女性

しかし、振り込んでも教材や機材は届かなかったり、届いても壊れていて使えないものだったり。

また、きちんと教材が届いたとしても、中身の薄いもので、パソコンでいくらでも調べられる内容だということもあります。

その場合、最初の1,2回は、仕事を納品すると報酬が振り込まれ、「最初からここまできちんとできるなんて!」と称賛されることも。

逆に、最初から「せっかく納品していただいたのですが、これでは使い物になりません。追加で講習を受講していただくので、10万円振り込んでください」と平然と言われるのです。

さすがに断ると、「追加の講習を受けると、単価が倍になりますよ。受けないと、最初にいただいた教材代が無駄になります。」なんて言われて、心が揺れ動くんですよね。

結局は詐欺ですから、口はうまいわけで、「怪しいな」と思ったら、相手の言うことはあまり真剣に聞かず、ネットで悪い噂が無いか調べて方が良いです。

アンケートやレビューの書き込みを依頼する

アンケートやレビューの書き込みを依頼する人は、ネット上にたくさん居ますが、初心者を騙そうとする人物は、インターネット上で商品やサービスの評判を操作する目的で行っています。

彼らは、アンケートやレビューに回答すると報酬がもらえるというウェブサイトやメールで勧誘しますが、その際には、報酬額や支払い方法などを明記してあるので、信用してしまうのです。

被害者がアンケートやレビューに回答すると、報酬の受け取りに必要という理由で、個人情報や口座番号などを要求されます。

だけど、個人情報や口座番号を提供しても報酬は支払われることは無いでしょう。

それどころか、個人情報や口座番号が売買されたりして悪用される可能性まであるのです。

モニターとして商品やサービスを試す依頼をする

モニターとして商品やサービスを試す依頼をするサイトはよくありますが、商品やサービスの品質をチェックする目的で行われていますよね。

私達も「新しい商品が試せるのなら」と応募しますが、そこに目をつけた悪徳業者が、モニターに応募すると無料で商品やサービスが提供されるという偽のウェブサイトやメールで勧誘するのです。

ネットの商品モニター募集サイトも詐欺かもしれない

その際には、モニターの条件や期間などを明記して信用させますが、これも嘘。

被害者がモニターに応募すると、商品やサービスの代金として数千円から数万円の振込みを求められます。

しかし、振り込んでも商品やサービスは届かなかったり、届いても不良品だったりするのです。

また、モニターの感想や評価も、ステマとして売買されたり、個人情報も悪用される場合もあるので、要注意です。

まとめ

内職商法詐欺は、高収入や自由な時間などを餌にして、被害者に不当な条件で仕事をさせたり、高額な教材や機材を買わせたりするものです。

最近では、SNSやブログで内職を紹介する手口が増えているので要注意です。

悪徳業者や雇われたアルバイトが、自分があたかも内職で稼いでいるような素振りを見せ、内職に興味を持った人に巧みにSNSなどで、高収入や簡単な仕事をえさに勧誘するのです。

教材や機材の代金を求められ、振り込んでも届かない、使えない場合が多く、口車に乗ってお金を振り込んでいると、数十万から百万単位のお金をだまし取られた人も居る、というのが実態です。

また、最悪の場合、個人情報を悪用されることもあるので、こういった誘いには乗らず、クラウドソーシングサイトなどで、仕事を探すようにしましょう。