大河ドラマ「光る君へ」に「花子とアン」のキャストが?新キャスト発表で期待大

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2023.03.21
大河ドラマ「光る君へ」の新キャストが発表になりましたね。

私としては、道長の嫡妻・源倫子を演じる黒木華さんと、一条朝の四納言・ 藤原公任を演じる町田啓太さんが気になります。

もともとお二人のファンということもありますが、吉高由里子さんも好きで、朝ドラ「花子とアン」も再放送まで見てしまったほど。

黒木華さんと町田啓太さんは、そのドラマで恋人同士だったのに結ばれなかった悲しい運命だったんですよ。

恋人同士なのに結ばれない

このお三方が出演されるというだけでも、すでに見る気満々なのですが、『源氏物語』を題材にしているとなれば、ますます期待に胸が高鳴ります。

「光る君へ」が2024年に放送予定のNHK大河ドラマに決定し、主演の吉高由里子さんが紫式部を、相手役の菅原道長を柄本佑さんが演じ、脚本を大石静さんが担当されると発表された時点で、「今までと違う大河になりそう」と期待していたんですよ。

光る君というのは、『源氏物語』の主人公・光源氏の呼び名です。

原文では「光る君」と書かれています。

光る君へ

光り輝くような容姿や才能を持った男性で、紫式部が藤原道長をモデルにして作り上げたという説があります。

ドラマのタイトル「光る君へ」は、紫式部が自らの手で生み出した『源氏物語』と、一生心を寄せた藤原道長への想いを表していると言われています。

紫式部と藤原道長の関係については、様々な説がありますが、確かなことは少ないようです。

紫式部は、道長の娘である中宮彰子の家庭教師として宮仕えをしました。

道長は紫式部の文才を高く評価し、『源氏物語』の執筆を支援したのです。

紫式部も道長に感謝や尊敬の念を抱いていたことが『紫式部日記』からもうかがえますね。

一方で、紫式部と道長が愛人関係にあったとする説もあります。

その根拠は、貴族の系譜を記録した『尊卑分脈』に「道長妾」と書かれていることですが、『尊卑分脈』は、現代の週刊誌みたいに、一部の記述に信憑性が疑われることもあるのです。

また『紫式部日記』では、紫式部が道長のアプローチを断っていたり、戸惑っていたりする様子が見られるため、愛人関係にまでは至らなかったと考える方が自然でしょう。

ただ、お互いに重要な存在であったことは間違いありません。

清少納言と紫式部の関係ですが、彼女は、中宮彰子のいとこである中宮定子の女房として仕えていました。

定子と彰子は、ともに一条天皇の妃でしたが、定子は出産の影響で若くして亡くなったのです。

清少納言は、随筆『枕草子』の作者として有名ですが、その中にも定子への尊敬や愛情がたくさん表れています。

清少納言は定子のことを心から敬っており、常に憧れの眼差しで見つめていたようです。

一方、紫式部は藤原道長の娘である中宮彰子の家庭教師兼女房として仕えていました。

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最初はぎこちなかった紫式部と彰子ですが、次第に信頼関係に発展した、ということです。

清少納言と紫式部は同じ時代に活躍した才女ですが、面識はなかったんですね。

しかし『紫式部日記』では、紫式部が清少納言やその作品『枕草子』を批判的に書かれている部分があるのです。

このことからも二人の関係性や作品を比較することで、平安時代文学を楽しむことができるでしょう。

『源氏物語』は、紫式部が藤原道長の娘である中宮彰子に仕えながら書いた長編小説で、主人公である光源氏を中心に展開される多くの登場人物の恋愛模様や生死を描いていることは、あまりにも有名ですね。

紫式部は平安時代貴族社会の華やかさや暗部を見事に表現しました。

また、登場人物たちの心理描写も深く鋭く行われており、「 もののあわれ 」という美意識を生み出しました。

「 もののあわれ 」とは、「この世すべてが無常であり哀しみに満ちている」という観念から生まれる美しさや情趣です。

この「 もののあわれ 」は日本文学特有の感性であり、後世に多大な影響を与えました。

紫式部は、平安時代中期の作家・歌人・女官で、『源氏物語』や『紫式部日記』などの名作を残した方です。

生年や没年は不明ですが、970年から978年の間に生まれて、1019年以降に亡くなったと考えられています。

父は漢学や和歌に秀でた藤原為時で、母は藤原為信女。

幼少期から文学の才能を発揮し、想像力と感性に富んだ女性だったということ。

紫式部は幼少期から文学の才能を発揮していた

夫は藤原宣孝でしたが、結婚後3年ほどで死別してしまったのです。

その後、藤原道長の娘・彰子に仕える女房となりましたが、道長とは幼いころから知り合っており、互いに惹かれ合っていましたが、身分差があったため恋愛関係にはなりませんでした。

紫式部は道長への想いを『源氏物語』に込めて書き続けた、と言われています。

大河ドラマ『光る君へ』は、2024年のNHKの大河ドラマで、平安時代に『源氏物語』を書いた紫式部の人生を描く作品です。

放送日程は2024年1月5日から12月14日までの毎週日曜日20時から。出演者は以下の通りです。

– 紫式部(まひろ):吉高由里子
– 藤原道長:柄本佑
– 藤原為時(まひろの父):岸谷五朗
– ちやは(まひろの母):国仲涼子
– 藤原惟規(まひろの弟):高杉真宙
– 藤原兼家(道長の父):段田安則
– 時姫(道長の母):三石琴乃
– 藤原道隆(道長の長兄):井浦新
– 藤原道兼(道長の次兄):玉置玲央
– 藤原詮子(道長の姉):吉田羊
– 高階貴子(道隆の嫡妻):板谷由夏

他にも清少納言や安倍晴明など、平安時代を彩る有名な人物が登場します。

安倍晴明

平安時代の優美な世界を、実写でどう描くのか?

人間関係や身分の違いによる上下関係、宮仕えの大変さやそこで繰り広げられる恋愛模様や出世のための闇深いもろもろの事など。

1,000年以上も前の話とは言え、現代にも通じる人間の性が浮き彫りになるのではないか?と思います。

いずれにしても、始まるのが楽しみですね。